高齢ドライバーのプリウスでの事故が多い理由とは

プリウス シフトノブ車の事故

高齢ドライバーの事故の報道があると、その時によくテレビに映ってしまうのが加害者の乗る車です。

連日のようにニュースに取り上げられ、そのつど同じ事故のシーンを別の目線で放送されています。

そのときに、あまりにも多いのがプリウスが関係しているケース。

ですが、プリウスは危険な車ではありません。

ただし高齢者には慣れにくい要素もあることは確かです。

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高齢ドライバーとプリウスの事故の原因考える

シフトレバーの操作が分かりにくい

僕自身も整備士としてプリウスをはじめ、レクサス、アクア、SAI、

その他のトヨタ系のハイブリッドカーに乗り込むことは多く、操作性に関しては「ん?」となるケースもあります。

その中でも特に感じるのがプリウスのシフトレバーのわかりにくさです。

従来のオートマチックのシフト操作は、国産車の場合、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブと続きます。

ところがプリウスの場合は、シフトレバーのニュートラルの位置からパドルのようなシフトレバーをゲームのコントローラーのように動かしていきます。

つまり、全身でもバックでもシフトレバーは常に同じ位置に戻っています。

アナログな運転に慣れているドライバーなら、レバーの位置で判断する方もいらっしゃいます。

モニターのシフトポジションを見ずにアクセルを踏む場合は、勘違いをしてしまうことも十分にあり得るのです。

昔ながらの物理的な操作レバーなら体というか、レバーを触る手の位置で認識する習慣ができやすいです。

 

聴覚の衰えと静かすぎる車

ご存知のようにプリウスはハイブリッドカーであり、エンジンを必要以上に駆動させないことが特徴です。

そのため、バックギアに入れた時のエンジンの音の変化とか、バックに切り替わったときの「ガクン」という、車への振動もプリウスにはほぼありません。

これらの車から伝わってくる体感的な情報はドライバーにとっては重要なものだといえます。

また、耳にはいる音も重要な情報ですが、高齢になると聴覚が衰えてくるため、

シフトレバーはリバースに入っていても、小さな後退の音などは聞こえにくくなっている可能性があります。

75歳以上は70%以上の加齢性難聴

加齢とともに聴覚が衰えてくることはごく自然な減少で「加齢性難聴」は50歳以降に始まります。
75歳以上は、7割以上の方がこれに該当するといわれています。

プリウスの事故が多い理由とは

単純に分母が大きい

とくに30系のプリウスの人気は非常に高いままで好調に新車販売を支えてきました。その当時は「軽自動車とプリウスしか売れない」とぼやく販売員もいたほどでした。

高齢ドライバーと言われる方々は、マイカーと言えばセダン車が当たり前と考えられていた世代でもあり、トヨタでいえば「カリーナED」などもバカ売れしていたくらいの年代です。

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セダンが売れないといわれている現在の新車販売の事情を塗り替えるほどのセールスでありながら、積極的に購入したのは意外にも高齢者の方々だったことも確かなのです。

プリウスはスポーツカー並みに速い

プリウスは、モーターで駆動するため発進時の加速は非常に鋭くまるでスポーツカー並みの出だしの良さを見せつけます。

それに対しガソリンエンジンを搭載する通常のコンパクトカーなどはエンジンのトルク特性が
その回転に比例して上がっていくため、スタート時のトルク特性はモーター駆動にはかないません。

特に停止状態からの加速の鋭さはモーター駆動ならではの性能です。

そのためアクセルを踏み間違えた場合の被害はモーター駆動車の方がより大きな損害を与えてしまう可能性があります。

 

やはりシフトレバーの誤解は解けにくい

プリウスのシフトレバーが、前身やバックを操作するようには思えないくらいに軽くて単調だといえます。

常にニュートラルの維持にノブが戻っていることが誤発信を誘導してしまうという主張には一定の説得力があります。

 

 

今後あったらいいと思うツールや機能

自動運転だけじゃない高齢ドライバーへのサポート

将来、自動運転が、積極的な安全運転への具体策だとすると、消極的というか控えめだけど効果がありそうだと思う機能はどんなものがあるでしょうか。

ここからは整備士の僕が考える、すぐにでも実現できて事故の抑制につながりそうなことを考えていきます。

 

GPSとアクセルワークの制限

すでに日産のGTRでは実現していますが、特定の場所ではスピードリミッターが解除される機能があります。

つくばサーキットなどの主要なサーキットでの走行会などでは公道でないのでリミッターをナビが解除してくれるという機能。

これとは逆に、池袋のような渋滞する地域では急発進などはできないはずで、

この近辺を走る時だけナビゲーションが急発進をさせないようなアクセルワークに自動的に制限してしまう機能。

さらにVICS情報で渋滞を感知すると同じく急発進を制御してしまうのもいいでしょうね。

バックすると自動でハザードランプがオンになる機能

これも技術的には可能なはずで、よく駐車場などで、ハザードランプを点灯させながら駐車場に止めるドライバーも少なくありません。
この動作を自動的にやってしまおうという機能です。

 

バックギアに入った時の音

特徴的なアラーム音や、声による注意喚起はすでにいろんなナビゲーションに採用されています。

バックに入った場合のドライバーへのインフォメーションをもっと大きな音声などで知らせるのも勘違いを防ぐことができていいのではないでしょうか。

 

 

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車の事故
この記事を書いた人
サボカジ

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