CVTフルードの交換時期や交換距離は?無交換で走るとどうなるの?

CVTフルードチェンジャーCVT

CVTオイルとCVTフルードは同じものを指す

いきなり余談ですが、

「CVTオイル」と「CVTフルード」は同じものを指しています。

正しくは「CVTフルード」です。

CVTフルードレベルゲージ表記

CVTフルードは車の無段変速機(CVT)の中に入っている非常に重要な油脂ですが、

メンテナンスに関してはエンジンオイルの交換ほどはっきりとしていません。

各自動車メーカーの推奨する交換時期も違っていたり、

なかには無交換でかまわないとするメーカーやディーラーもあります。

では、なぜCVTフルードの交換に関して、

各メーカーや各ディーラーでの交換推奨時期が違うのでしょうか。

今回はCVTフルードの交換時期や交換距離などについてお話していきます。

ただし、この記事の中で推奨しているCVTフルードの交換時期や交換距離などは、

あくまでも整備士としての僕自身の経験などから、

「自分の車ならそうする」

という、一つの意見として参考にしてください。

スポンサーリンク

▼CVTに関するまとめ記事はこちら▼
【CVTまとめ】フルード交換・異音・運転方法などを解説

CVTフルードの交換時期はどれくらいの期間?

CVTフルードとは(基礎知識編)

そもそもCVTとは?

CVTイラスト
CVT(Continuously Variable Transmission)とは車の変速機のひとつです。

C(コンティニュアスリー)
V(バリアブル)
T(トランスミッション)

車の変速機は、ギアとギアの組み合わせでエンジンの力を効率よくタイヤに伝えるためのものですが、そもそもCVTの場合はギアがないタイプの変速機です。

段階がなく変速をしていけるので「無段変速機」などと呼ばれています。

CVTフルードはCVT専用のオイル

CVTには「CVTフルード」と呼ばれる専用のオイルが使われていますが、油圧を伝える役割をする液体は「オイル」ではなく「フルード」と呼びます。

これまでのオートマチックには、「ATフルード」とか「ATF」と呼ばれるフルードが使用されていました。

ATフルードとCVTフルードにはそれぞれ違った性能が求められるため、基本的には共通のフルードは使うことができません。

メーカーでもATとCVT、それぞれ専用のフルードを使うよう推奨しています。

CVTフルードに求められる性能とは

CVTフルード 純正品、社外品

現在主流なCVTは、金属製のスチールベルトと自動的に幅を変えることができる二つのプーリーと呼ばれる部品で構成されています。

CVTは無段変速機なので、このプーリーとスチールベルトのつながるポイントが変化することで自由にギア比を変えることができます。

ところが、スチールベルトとプーリーが直接触れている部分は、エンジンの力を伝える場所なので、ここが滑ってしまうとうまく動力を伝えることができません。

そのため、CVTフルードはこれまでのATフルードのように潤滑(滑らせる)するだけの機能ではうまくいきません。

ATフルードとは全く正反対の「滑らせない機能」が求めらるのがCVTフルードの大事な機能なのです。

サボカジ
サボカジ

CVTフルードは、ATフルードとは真逆の「滑らせない機能」

が求められる特殊なフルードなのです。

CVTフルードの交換時期はどれくらい?

基本的にはCVTフルードの交換に関しては期間ではなく距離を目安にしています。

エンジンオイルも交換の目安を同じく距離にしていますが、CVTフルードも走っただけ汚れて劣化していくものです。

ただし、年間走行距離があまりにも少ない場合は距離よりも期間を優先してもいいかもしれません。

たとえば、年間の走行距離が5,000㎞の車だと、五年間で25,000㎞しか走っていないことになります。

この場合、距離を基準に考えると交換するにはまだ早いでのですが、交換してしまってもいいかもしれません。

なぜなら、CVTフルードもオイルやフルードの仲間ですから時間が経てば劣化していきます。

おそらく、新車から五年経過で走行が25,000㎞の状態だと、ディーラーにCVTフルードの交換を依頼しても「まだ交換しなくていいですよ」と言われるでしょう。

ここで僕が『五年たったら交換しましょう』と奨めるのは、長くその車に乗りたいと考えている方への「念のため」くらいのニュアンスです。交換目安の基本は距離です。

CVTフルードの交換距離は平均で何万㎞くらい?

CVTフルード 下抜き

CVTフルードに関しては、走行距離を基準にして交換していくことが基本です。

ただ、各メーカーによって交換距離が違ってくることがあり、余計に情報が交錯してしまうこともあるようです。

各メーカーで推奨する距離が違いますが、

僕なら一回目のCVTフルード交換は40,000㎞未満でディーラー系に依頼しますかね。

高いですけど。

関連記事▶CVTフルード交換の費用を知りたい!その効果は?頻度はどれくらい?

 

なぜ一回目はディーラーがいいのか? これには「メーカー特別保証」の問題が関係しています。

以前、僕自身がディーラーとやり取りした経験ですが、特別保証期間が切れていない時期に

純正ではないCVTフルードを交換するから交換要領に関する資料を送ってほしいと依頼したことがありました。

するとディーラーのサービスフロントの方から、

「CVTに関しては指定したフルード以外を使用した場合はメーカー保証の対象外になる場合があります」

いと言われたことがあります。

(うわ・・汚ねぇな・・・・)

内心はそう毒づいてしまいました(笑)

ようするにディーラー以外で整備した場合は正しい油脂類を使用してないかもしれないから壊れても保証しないよって言ってるわけです。

たしかに油脂の選択間違いもあり得ますし、利益優先で汎用のATフルードをぶち込む整備工場もあるらしいので、間違いじゃないですけど。

というわけで、一回目はなにかあったらスムーズに保証してもらわないといけないのでディーラー系で交換を依頼するのがいいでしょう。

 

一回目のCVTフルードの交換は
新車からの保証期間が残っているならディーラーに依頼するのがベター。

ディーラー以外の整備工場などで社外品のCVTフルードを交換すると、メーカーの特別保証の対象から外されるケースもある。

 

 

CVTフルードを無交換で走り続けるとどうなるのか

CVTフルードを交換せずに走り続けていると、燃費も少しづつ悪くなります。

また、CVTの内部からの音も大きくなってきたり、今までしなかった異音もするようになってきます。

それでも交換をせずに走り続けると、最終的にはCVTの内部が壊れたり、CVTのスチールベルトが切れたりすることもあるようです。

【外部リンク】トヨタ エスティマ ACR50W 走行不能 CVT スチールベルト切れた・・・

僕の勤務する整備工場ではCVTのベルトが切れた事例はありませんが、異音や滑りは結構ありました。

不具合が発生するタイミングとしては、100,000㎞をオーバーしたあたりからぽつぽつと起きます。

また、どんな使用条件なのかもかなり大きな要素となりますので、大人しい運転なら無交換で18万キロなんて車両もありました。

【関連記事】車のCVTは故障が多い?!壊れやすい車種や症状や前兆・寿命について

 

【メーカー別】CVTフルードの交換距離は?

CVTフルード 純正品、社外品

トヨタ車のCVTフルード交換時期

トヨタの車には、大きく分けて二種類のCVTが採用されています。

基本的にはトヨタの車両はCVTフルードの交換は、

無交換、またはシビアコンディションでは100,000㎞毎となっています。

ですが、面白いことにディーラーではCVTフルードの交換を推奨してバンバン獲得しているところもあります。

メーカーとディーラーのメンテナンスに対する見解の違いやホンネと建前というのは整備士にはよくわかります。

トヨタ車のCVTフルード交換は
ディーラーはCVTフルードを交換して収益にしたい
メーカーはCVTフルードは交換しなくも10万㎞くらいは壊れないと考えている

トヨタの小型車のCVTフルード交換時期

おもにヴィッツなどの、1,500cc以下の小型車に採用されているCVTがあります。

トヨタで「Super CVT-i」と呼ばれていタイプのCVTはメーカーでは基本的に無交換となっています。
ですが、トヨタ系のディーラーでも交換を推奨しているところもあり、車検に出せば交換しませんか?と普通に言ってきます。

■対象車
ヴィッツ、オーリス、ラクティス、ポルテ、スペイド、シエンタ(HV以外)、イスト、プロボックス、サクシード、カローラルミオン、カローラフィールダー、カローラアクシオ など

 

トヨタの中型クラス以上のCVTフルード交換時期

ヴォクシィ・ノア兄弟(エスクァイア含む)エスティマ、アルファード、ヴェルファイアのそれぞれハイブリッドモデルも無交換またはシビアコンディションは100,000㎞毎となっています。

初回はディーラーで交換を依頼し、「交換しなくていい」と断られた場合は、大手の自動車整備工場など、知識を豊富に持っていそうな整備工場などで交換を依頼しましょう。

おすすめする距離は初回で40,000㎞未満、以降は40,000㎞毎くらいがいいでしょう。

とくに重量がある「アル・ベル兄弟」は早めに交換するほうが賢明だとおもいます。

 

サボカジ
サボカジ

アル・ベル兄弟とは??

アルファードとヴェルファイアの二車種を

整備士たちはこう言うこともあります(笑)

ノアとヴォクシーで「ノア・ボク」とかもありますねw

 

スポンサーリンク

トヨタのハイブリッドカーのCVTフルード交換時期

プリウスやアクア、SAI、カムリHVなど
こちらもやはりメーカー推奨は「無交換またはシビアコンディションなら100,000㎞毎」となっています。これらの車両もCVTなのでCVTフルードの交換ができます。

駆動用のモーターはけっこうトルクがありますので、CVTもそれなりに負担がかかっていますが、パワートレインをうまく使い分けている賢い車です。

それでもCVTフルードは交換するほうが望ましいとは思います。

初回は40,000㎞、二回目以降は50,000~70,000㎞前後、運転の条件などで交換を早めるなりするといいでしょう。

簡単な下抜きで交換できるのでディーラー以外の整備工場でも交換作業を受けてくれるでしょう。

 

日産車のCVTフルード交換時期

日産車のCVTフルード交換時期

日産車に関してはCVTフルードの交換はディーラーのみの交換がいいかもしれません。
僕自身、初代のセレナのCVTで大変な目にあってますので(笑)

ディーラー系のホームページでも「ATFは40,000㎞ごと」とだけありましたので、CVTフルードに関しては直接の明言をさけていると判断できました。

初期のCVTが出たころ、日産ディーラーでは不具合に対する対応に追われていたそうです。

 

サボカジ
サボカジ

できれば初期のCVTはなにもしないほうがいいと僕自身も思います。

 

ただし、

初期型以外のCVTに関しては走行距離が少ないうちにディーラーで交換してもいいでしょう。

 

日産CVTフルード交換推奨値
↑ これはある日産車の取扱説明書ですがエクストロイドCVTは100,000㎞毎、HyperCVTは60,000㎞毎の交換となっています。

ただ、日産のディーラーではカストロールのCVTフルードで交換していることろもありますので依頼すれば交換作業をしてくれると思います。ステッカーを見ると40,000㎞毎の交換を薦めていました。

■対象車
セレナ、エクストレイル、ティーダ、ティアナ、キューブ、ノート、ウィングロード、スカイライン、NV150AD、マーチ、ジューク、エクストレイル、ブルーバードシルフィ、フーガなど

 

日産車の軽自動車のCVTフルード交換時期

三菱と共同開発したため、フルードの交換時期は三菱軽自動車と準じます。
※初代ルークスはスズキOEM車です。

■対象車
デイズ、デイズルークス

 

ダイハツ車のCVTフルードの交換時期

ダイハツ車CVTフルード交換推奨距離
ダイハツの純正CVTフルードは「アミックス」で統一されています。公式サイトや整備書の中ではCVTフルードの交換は50,000㎞毎となっています。

一回目の交換はやや早めでもいいように思います。おもに加速と減速を頻繁に繰り返す街乗りがメインなら40,000㎞未満でもいいでしょう。

【外部リンク】ダイハツ公式サイトCVTフルードに関するページ>>

■対象車
ミラ、ミライース、ミラトコット、タント、ウェイク、ムーヴ、ムーブキャンバス、キャスト、ミラココアなど

ダイハツの小型車クラス以上のCVTフルード交換時期

ダイハツ車として販売されている小型車のなかにはベースがトヨタ車である車種もありますので、CVTフルードの交換に関してもトヨタ車として考えるとわかりやすいです。

■対象車
トール、ブーン、メビウス(プリウスαのOEM)、アルティス(カムリOEM)

 

スズキ車のCVTフルード交換時期

スズキCVTフルード交換推奨値

スズキに関してはCVTフルードの交換はかなり消極的で、基本的には無交換となっています。

ですが、抜いたフルードを見ても交換が望ましいと感じました。初回は使用条件などで判断しますが、おすすめは40,000㎞前後でしょうか。

ただ、スズキ車の場合はディーラーではほとんどCVTフルードの交換作業を受けていないようなので、信頼できる整備工場に相談するといいでしょう。

2020年5月21日追記
スズキのディーラーのオイル交換のステッカーにCVTフルード交換に関する項目が増えていました。
スズキ ディーラーCVTフルード交換ステッカー
お客様からの要望などもあって、CVTフルードの交換をディーラーとしても受注するようになっていっているのでしょう。

■対象車
貨物車を除く、ほとんどの軽自動車、小型車
アルト、アルトワークス、アルトラパン、イグニス、クロスビー、スペーシア、スイフト、ソリオ、ハスラー、バレーノ、MRワゴン、SX4ワゴンR、ワゴンRスマイルなど

 

マツダ車のCVTフルード交換時期

マツダ車のCVT車に関しても「無交換」とだけしか説明がありませんし、各ディーラーのホームページなどにもほぼ記載されていません。

僕の整備工場でも交換したことはありませんので、データがありません。今後、問い合わせをしてみることがあるかもしれませんので、その都度加筆していきます。

スバル車のCVTフルード交換時期

スバル系のカーディーラーのホームーページではCVTフルードの交換距離には40,000㎞毎と記載されています。

ただし、その対象となる車種は、同じトヨタ傘下のダイハツの軽自動車をOEMとして販売していることに合わせているようです。

【外部リンク】スバル公式メンテナンスに関するページ>>

スバル独自のCVTを搭載する、レガシィ、レヴォーグ、インプレッサ、フォレスターなどの車種に関しては、おそらく独自の交換サイクルで答えていると思われます。

おそらく無交換でもほぼ問題なく、もしもCVTの本体が壊れたら「まるごと載せ替え」とだけ宣告されるんでしょうね・・。

当工場でもスバル系の普通車のCVTフルードの交換実績はありませんので、なんともいえません。

ただ、スバルのCVTの場合、スチールベルトではなくチェーンタイプを採用していて、コストはかかるものの強度、耐久性に優れるとのことです。

スバル車の軽自動車のCVTフルード交換時期

スバルの軽自動車は「スバルオリジナルの軽」と「中身はダイハツ車の軽」と大きく分けて2種類あります。

2012年の2月末をもってスバルオリジナルの軽自動車は生産を終了しました。それ以降の軽自動車はすべてダイハツの軽自動車が名前を変えて販売される「OEM車」となります。

そのため、2012年3月以降のダイハツからのOEM供給のスバルの軽自動車なら基本的にはCVTフルードの交換もダイハツ車と同じでいいということになります。

そのため50,000kmまたは、4年ごと(どちらか早い方で実施)となっています。

【外部リンク】スバル公式サイト関連ページ>>

おそらくですが、スバル系ディーラーの現場サイドはCVTフルードはあまり交換したくないのが本音なんだと思います。

 

サボカジ
サボカジ

整備士ってね、成功体験よりも失敗体験で物事を判断しがちな人種なんですよ。

「やったことのないことはやりたくない」

と考えるメカニックさん、ディーラーにもかなりいます。

 

もしも交換を断られた場合はカーショップや、ダイハツのディーラーに依頼してもいいかもしれません。

◆CVT採用車種(すべて2012年3月製作車以降を対象)
ステラ(ムーブのOEM)
プレオ+(ミライースのOEM)
シフォン(タントのOEM)

スバル車のトヨタOEMのCVTフルード交換時期

スバルではトヨタ車をスバル車の名前を付けて販売しています。これらの車種もCVTフルードの交換に関してはトヨタ車として判断するといいでしょう。

■対象車
BRZ(86のOEM)、ジャスティ(ルーミー/タンクのOEM)、トレジア(ラクティスのOEM)など

また、スバルの公式ホームページでもトヨタ系のOEM車に対するCVTフルードの交換サイクルについて少し触れています。
【外部リンク】スバル公式メンテナンスに関するページ>>

ホンダのCVTフルード交換時期

メーカー、ディーラーともに40,000㎞ごとでの交換を推奨しています。

サボカジ
サボカジ

↑ 整備士の僕がおすすめするCVTフルードの交換時期も同じです。

【外部リンク】ホンダ公式サイト関連ページ>>

◆CVT採用車(各ハイブリッド版も含む)
N-BOX、N-BOX SLASH、N-WGN、N-ONE、N-VAN,フィット、フィットHV、オデッセイ、ステップワゴン、フリード、フリードスパイク、CR-V、ヴェゼル、シビック、インサイト、S660など

 

ミツビシのCVTフルード交換時期

基本的には他のメーカーのCVTフルード交換時期と同じでいいでしょう。

ただ、「デリカD5」と言う名のスズキソリオだったりと、OEM車はオリジナルのメーカーに合わせたほうがいいでしょう。

■対象車
デリカ、アウトランダー、エクリプスクロス、RVR、デリカD:2、ミラージュ
、ekワゴンなど貨物系の軽自動車以外の全車

 




 

まとめ

CVTフルード交換を推奨しないディーラーの本音とは

もしも「新車で買ってから、10万キロも走らないし5年も乗らない」という車との付き合い方をするなら、CVTフルードの交換は必要ないかもしれません。

メーカーも「あまりCVTに長持ちされても新車が売れない」という本音がちらちら見えるときもあります。

CVTを製造しているメーカー(注1)はそれぞれありますが、ほとんど同じ機構を使っているメーカーのものを採用しているにも関わらず、CVTフルードの交換時期にバラつきがあります。

ディーラーによってCVTフルードの交換時期にばらつきがあるのは、いろんな思惑があってのことだと推測できます。

最近の整備業界は、車の進化や、構成部品の変化で整備からの収益が少なくなってきています。

それはディーラーも同じことで、メーカーから「無交換でいい」と説明があるCVTフルードの交換を積極的にすすめる事情もそこにあるのです。

その一方で、ディーラーも含め、積極的に収益にしようとしてCVTフルードの交換を勧める場合の交換時期は少し早すぎない?と感じることも確かです。

サボカジ
サボカジ

20,000㎞毎のCVTフルード交換を否定はしませんが、実際に抜いたオイルを見ると、「さすがにちょっと早いかな?」と感じることはあります。

 

CVTフルードの交換距離をざっくりとまとめると

・新車から40,000㎞を超えたらディーラーに一回目の交換を依頼する

・二回目以降は使用条件などで40,000㎞前後で、信頼のおける整備工場を選んで交換を依頼する

以上が整備士としての僕の個人的な意見です。

今回は自分の車ならそうするだろうな、という視点で記事にしてみました。

「CVTオイルは交換しなくていい」と主張する人たちの話

CVTフルードの交換に関して、常連のお客様以外には言わない「整備士の本音」の部分をつづった記事も書いてみました。

▼関連記事▼
「CVTオイルが無交換な理由を知りたい」というお客様にお答えしたときの話

「CVTオイルが無交換な理由を知りたい」というお客様にお答えしたときの話
「オートマのオイルは交換するのに、なんでCVTオイルは交換しなくていいんだ?」CVTを搭載する車が増えるとお客様からのCVTに関するご質問を受けることが増えました。その中でもとくに多いのがCVTフルードの交換についての質問です。
サボカジ
サボカジ

↑ これはちょっと本音が出すぎてヤバいかもしれません(笑)

 

その他の関連記事 ↓

CVTフルードは純正品と社外品のどっちがおすすめ?

CVTフルード交換はディーラーがベスト?オートバックスやガソスタはダメ?

CVTから異音が出ていても下取りや買取りはできる?高く売るコツとは

【CVTまとめ】フルード交換・異音・運転方法などを解説

【CVTまとめ】フルード交換・異音・運転方法などを解説
「CVTフルードはいつ交換するの?」「CVTからモーターのような異音がするんだけど」などなど、CVTに関する様々なお客様からのご質問などから記事を書いてみました。ディーラーではなかなか答えてくれない内容もありますので、チェックしてみてください。

 

(注1)
トヨタの関連会社でもある「アイシン」がトヨタ系のCVTを主に設計・製造
日産、三菱、スズキが出資している「JATCO」(ジャトコ)
ホンダは自社開発
マツダはアイシン製などを採用
ダイハツは内製
スバルの普通車で水平対向エンジン搭載車などは自社開発製
軽自動車はダイハツのOEM車となります。

スポンサーリンク

コメント

  1. かーこ より:

    はじめまして。
    去年の9月に、ホンダのN-WGN L Honda SENSINGに買い換えました。
    積算走行距離は、まだ3700kmぐらいです。
    CVTに関してですが、メンテナンスノートで確認すると、『60,000kmごと』となっておりました。
    しかし、今の私の乗り方のペースだと、60.000km走行するには15.6年かかりそうなので、
    車検ごとに交換することを考えています。
    実はN-WGNは3台目の自動車で、2台目がライフUA-JB5。1台目がトゥデイE-JA2だったのですが、共にATFは車検ごとに換えていました。
    年間の走行距離が極端に少ない人は、距離よりも期間を優先して考えるほうが
    良いのではないかと思っています。

    • サボカジサボカジ より:

      かーこ様

      コメントをありがとうございます。

      お返事が遅くなりま申し訳ございません。

      CVTフルードの交換サイクルについてですが、

      最近のホンダ車は60,000㎞毎なのですね。

      新車のメンテナンスノートで確認しておきます。

      貴重な情報をありがとうございました。

      >実はN-WGNは3台目の自動車で、
      >2台目がライフUA-JB5。
      >1台目がトゥデイE-JA2だったのですが、
      >共にATFは車検ごとに換えていました。
      >年間の走行距離が極端に少ない人は、
      >距離よりも期間を優先して考えるほうが
      >良いのではないかと思っています。

      ↑ そうですね。
      僕も年間走行距離が少ない車両に関しては、

      一定の間隔でフルードの交換をしてもいいと思っています。

      やはり油脂類は車に注入された状態では時間の経過とともに劣化していきます。

      調子よく長く愛車に乗るためには、油脂類の管理は大事ですね。

      N-WAGONに乗り換えをされたということで、

      安全で快適なカーライフを楽しんでくださいね。

  2. タカハシ より:

    初めまして
    CVTオイルの交換をしようか迷っているレガシィ アウトバックに乗っている者です。
    3万キロを越えたので少し早いですがCVTを変えようかとSUBARU Dに聞いたらまだ早いですと言われました笑
    スバルホームページに記載がないとのことでしたが、サイトで見た気がするので探したらありましたのでURLを貼っておきます
    https://www.subaru.jp/afterservice/maintenance/04.html
    車に長く乗りたいと考えているのですが5年経過時や4万キロ時点でFRのデフオイルの他に交換したほうが良いものがあればお教え願いたいです。

    • サボカジサボカジ より:

      タカハシ様

      コメントと貴重な情報をありがとうございます。

      確認してみましたが、確かにスバルの公式ページにCVTフルードについての記述がありました。

      さっそくこの記事も加筆修正しておきます。

      おそらく、このページで40,000㎞毎で交換を推奨している理由は、

      同じトヨタの傘下であるスバルなりの配慮もあるのではないでしょうか。

      まったく同じ車種であるダイハツOEMのモデルに対して

      公式ページで記述がないと誤解をうんでしまいますね。

      そのため、自社開発のオリジナルのCVTを搭載するアウトバックに対してだけは、

      独自の交換サイクルを主張するのかもしれません。

      僕の勤務する整備工場でもCVT搭載のレガシィやレヴォーグも車検で入庫しますが、

      走行距離が多くてもCVTフルードを無交換のままで問題なく走行できていることが多いので、

      スバルのチェーン駆動のCVTの耐久性はかなり高そうです。

      >車に長く乗りたいと考えているのですが
      >5年経過時や4万キロ時点でFRのデフオイルの他に
      >交換したほうが良いものがあればお教え願いたいです。

      ↑ 上記の状態なら、とくに交換が望ましいフルードはないと思います。

      ちなみに、僕自身もインプレッサWRXに乗っていましたが、

      リアデフオイルのほうが汚れるのが早い印象でした。

      なので、街乗りなどの旋回する頻度が高いようなら

      リアのデフオイルだけ早めに交換するのもおすすめです。

      また、LSD仕様かどうかでも交換するサイクルや

      使用するデフオイルも気をつけるといいでしょう。

      • タカハシ より:

        返信ありがとうございます!
        TOYOTAとの兼ね合いはありますよね…

        中古で買って1年ほどしか経っておらずあと3年は中古車保証が付いているので今のうちにCVTF全量交換しておいたほうが後々良いのかなと思っています。
        ですがレヴォーグ等が多走行距離でも走れているというお話を聞いて少し戸惑いが出てきました

        アドバイスありがとうございます!
        郊外住みなので街乗り4 郊外6くらいで週末しかアウトバックに乗らないのですが(全オーナーの使い方が不明なのもあるので)
        Rデフは近々(来春の18ヶ月点検にでも)交換しておきたいと思います
        LSD?については近いうちにDの担当に聞いておきます
        デフオイルの種類については純正のものをDで入れてもらおうかと思っています。

        • サボカジサボカジ より:

          タカハシ様

          >中古で買って1年ほどしか経っておらず
          >あと3年は中古車保証が付いているので
          >今のうちにCVTF全量交換しておいたほうが
          >後々良いのかなと思っています。


          そうですね。
          できれば交換はディーラーで純正フルードを使うほうが無難ですね。

          とくにトランスミッションに関するクレームは
          どの整備工場やディーラーも神経質な部分もありますし。

          >レヴォーグ等が多走行距離でも走れている
          >というお話を聞いて少し戸惑いが出てきました


          どれくらいの距離をトータルで走るのかにもよりますが
          心配ならディーラーで交換作業を受けてくれるようなら
          早めに交換してもいいですね。
          気持ちの問題もありますし、交換したことで
          安心感を持つことができますよね。

          >Rデフは近々(来春の18ヶ月点検にでも)
          >交換しておきたいと思います


          そうですね。
          いいと思います。
          ディーラーもデフオイルに関しては
          早めの交換でも受けてくれるとおもいます。

          それから、デフを少しでもいたわるためには
          左右のタイヤの空気圧をそろえておくと
          デフに余計な負担を与えずにすみますよ。

          またなにかご質問や
          記事にしてほしいテーマなどがあればご遠慮なくコメントくださいね。

          それでは。

タイトルとURLをコピーしました