黄砂の時期や雨降りのあとの砂埃など、車のフロントガラスが汚れて見えにくくなると運転に集中できませんね。
また、鳥のフンや木の樹液などは乾くとかなり頑固な汚れになってしまうので、早めに落としておきたいところです。
車のワイパーだけでは乾いた汚れは落ちませんが、ウォッシャーを出しながらワイパーを動かせばかなり落ちますが、
結構な量のウォッシャー液を使うので、気が付けばかなり減っています。
ガソリンスタンドなどで補充してもらうよりも自分で入れれば、節約にもなります。
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車のウォッシャー液の残量の見かた
ボンネットタイプの車の場合
ウォッシャー液が入っているタンクはエンジンルームの両端のどちらかにあります。
とくにボンネットが開いてエンジンがあるタイプの「ボンネットタイプ」の車はほとんどはこのエンジンルームの端っこにあります。
タンクが丸見えのタイプ
ウォッシャータンクの蓋は、たいてい水色とか青い色の蓋が多いです。ボンネットを開けてエンジンルームを見渡すと、大きめの青い蓋なので見つけやすいですね。
わかりづらい時は検索で「ワゴンR ウォッシャー液 入れる場所」みたいなキーワードで調べるとわかりやすいです。
このタンクが丸見えのタイプは半透明のタンクなので横からウォッシャー液の液面が見えます。
わかりにくい場合は蓋を開けて直接上から目視で見るのもいいでしょう。
注入口しか見えないタイプ
トヨタ車などでかなり増えているのがこのタイプ。
実は注入口のフタをはずすと、長いゲージになっていて、白とか黄色の樹脂製のゲージの途中の濡れ方でウォッシャー液の量を確認するようになっています。
キャブオーバーの車の場合
タンクの位置も車種によって様々で分かりづらい
ハイエースなどの、エンジンが運転席の下側にあるタイプの車のことを「キャブオーバー」といいますが、
このキャブオーバータイプの車の場合は、ウォッシャータンクの場所がかなりわかりにくい場合があります。
たとえば100系のハイエースの場合、初めて探すときはかなりわかりづらいです。
助手席側のドアを開けたステップの下に、引き出しのようになったウォッシャータンクの注入口があります。
同じハイエースでも200系と呼ばれる次のモデルのハイエースだと、車の前面に小さなボンネットが開くようになっていて、ボンネットタイプの車のように、
そこからウォッシャータンクが丸見えになっている場合もあります。
軽自動車の箱バンタイプでも、スズキのエブリィやキャリィはこのタイプで、小さなボンネットを開けるとタンクが見えます。
軽トラックや軽箱バンタイプの場合
ダイハツのハイゼットやアトレー、ミツビシのミニキャブなどは運転席や助手席のシートを跳ね上げるとエンジンルームになっていて、
ウォッシャータンクもその周辺にあります。助手席側のシートの下にあることがわりと多いです。
ウォッシャータンクの場所の見つけ方
かなりアナログなやり方ですが、ウォッシャータンクの場所がどうしてもわからないときは、エンジンを止めた状態で、イグニッションキーをオンにして、実際にウォッシャー液を出してみるといいでしょう。
つまり、エンジンが止まっている状態なので静かですから、その状態からウォッシャー液を出してみると、ウォッシャーモーターの「ウィーン」というモーターの音がどこかから聞こえてくるはずです。
ほとんど全ての車は、ウォッシャーモーターはタンクの横に寄り添うようにくっついていますので、このモーターが作動する音の場所を特定できれば、おのずとタンクの場所もわかるのです。
ウォッシャー液の作り方と分量の注意点
ポイントは「地域」と「用途」
ウォッシャー液を自分で補充する場合、「原液」と呼ばれる希釈して使うタイプのものについて知っておく必要があります。
もともと、なぜ希釈して使うようになって販売されているのかというと、ウォッシャー液は、寒冷地で使う場合は希釈する濃度をかなり濃くしないといけないようになっています。
なぜなら、北海道や東北地方などの冬だと、早朝の車付近は氷点下にまで気温が下がっています。
この状態で、フロントガラスの霜を取ろうと、ウォッシャー液を出しながらワイパーを動かすと、一瞬でフロントガラスに氷の幕ができてしまい、フロントガラスがすりガラスよりも見えにくい状態になってしまいます。
これは、ウォッシャー液が凍ってしまうことで起きることで、ウォッシャー液を原液のままで薄めずに使えば、上記のようにフロントガラスが凍ってしまうこともないのです。
ここでのポイントは、
・どんな場所で使用するのか
・どういう使用用途なのか
ということえ考えるといいでしょう。
まず、ウィンドウォッシャー液は原液のままの状態が一番凍りにくいです。
実際に希釈するタイプのウォッシャー液を購入すると、どれくらいの濃度で希釈するのがいいのかが記載されています。
◆寒冷地
原液のままで使用でマイナス40℃まで凍結しない
◆スキーなど雪山に行く場合
水と原液を 1:1の割合で希釈でマイナス13℃まで凍結しない
◆一般的な使用用途
水と原液を2:1で希釈でマイナス8℃まで凍結しない
上記の希釈度を参考にするといいでしょう。
ウォッシャー液に水道水は? 洗剤は使えない?
水道水の使うのはアリ
ウォッシャータンクに水道水だけを使うことには問題ありません。上記のように寒冷地などでの使用がないのであれば水道水のみを補充しても構いません。
補充が手軽にできることもありますが、フロントガラスに撥水加工をしている場合は、ウィンドウォッシャー液は油膜落としですので、撥水がすぐにはがれてしまいます。
この場合最も撥水加工を長持ちさせる液は、ただの水道水なのです。
家庭用洗剤は使えない?
たとえば食器洗い用の洗剤などを車に入れるとどうなるのか?ということですが、基本的には実験したことはないです。
おそらく問題なく使えるかもしれませんが、ガラスの油膜を落とすことはあまりできませんし、ウォッシャー液のほうが安価なので、わざわざ使う必要はないでしょう。
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