走行中に車のタイヤ周りからチャリチャリと言う異音や、シャリシャリという感じの異音がすることがあります。
しかもブレーキ周りから音がするのに何故かブレーキを踏むと音がピタリと止んでしまうことがあります。
この状態を初めて経験した方はかなり不気味に感じるのではないでしょうか。
本来ならブレーキを踏んだときに異音がする場合はおそらくブレーキに何か異常があるんだと思いますよね。
今回は整備士をしていると必ずと言っていいほど経験する異音診断についてお話ししようと思います。
車のタイヤ周りから異音が!チャリチャリなら考えられること
チャリチャリ音は金属の擦れる音?
まずここで確認していただきたいのは、このチャリチャリ音に関して、音の質は金属のようなものが当たる音に近いでしょうか。
例えば小さな薄い金属がどこかでこすれるような音だとキーキーといった甲高い音がします。
もしも、走行だけ音がして、止まっている時は全く音がならないと言う場合は、かなりの確率でブレーキ周りの異音と考えられます。
ただしブレーキ以外にもハブと言われる車軸周りのベアリングなども似たような金属音がしますのでまだブレーキだと断定はできません。
ポイント
チャリチャリ音は車が止まると全くならないかどうか
その音は金属がこすれるような音に近いかどうか
走行距離も併せてチェック
ブレーキ周りのイオンはかなりの確率でブレーキパッドが交換時期に近づいていることを知らせるものです。
今回は国産車についてのお話とさせていただくと、もしも前川のディスクブレーキパッドの消耗が進んでいるようなことであれば、おそらく走行距離ですると60,000キロ近くは走っているのではないでしょうか。
ただし街乗りが多い使用条件の方と田舎道をほとんどノンストップで走る方や、高速道路をひたすら走る方など条件がかなり違ってきます。
上記のお話は全く同じ車種で10分を切ることなので走行距離だけでの判断はできません。
あくまで、使用条件と走行距離を両方加味して判断する必要がありますが、おそらく60,000キロぐらい走っているのであればディスクパッドが磨耗しているかもしれません。
車 異音 ブレーキを踏むと消える
ディスクパッドのセンサーの役割
ディスクパッドには消耗が近づくとセンサーと言われる薄い金具のような部分がディスクに直接触るようになります。
これは意図的にディスクパッドの残りが1.5ミリから2ミリ位になったときにディスクローターに触れることでケーキといった
ディスクパッドには消耗が近づくとセンサーと言われる薄い金具のような部分がディスクに直接触るようになります。
これは意図的にディスクパッドの残りが1.5ミリから2ミリ位になったときにディスクローターに触れることでキーキーとか、シャリシャリという音がします。
車 異音 止まる
基本的にはこのセンサーはブレーキを踏んだときに摩耗限界に近づくと言うことでディスクパッドについているのですが、まれにディスクローターとディスクパッドがきちんと整体していない時があります。
つまりディスクパッドが斜めにすり減ってブレーキを離しても少しセンサーがディスクローターに触ったままになっていることがあります。
その時の音がシャリシャリとかチャリチャリといった音になります。
そこで運転手がブレーキペダルを踏むとディスクパッドがブレーキキャリパーの中のピストンに押し出され本来の当たり方でディスクブレーキを挟み出すのでチャリチャリと言うイオンはしなくなります。
これこそがブレーキを踏んだら音がしなくなると言う理屈です。
これはブレーキメーカーの意図するところとは少し違っていまして、本来はブレーキを踏めば何話せば消えると言うセンサーの役割とは逆になってしまっています。
さらにそのままブレーキペダルを踏み続けると今度は危機と言うはっきりとした音に変化することもあります.
これはディスクパッドの限界がさらに近づいていることになりますつまり初期症状としてはチャリチャリ屋シャリシャリさらに進むとブレーキペダルを踏み込んだ時にキーキーと言うことがし始めます。
まとめ
自動車整備士をしていると、今回のようなブレーキペダルを離すと音がし始め、踏むとまた異音がし始めると言う典型的なディスクパッドのセンサーの異音はわりと経験します。
この状態になりやすい車と言うのは、年間走行距離がそれほど多くない車が起きやすいといえます。
こういった話すと星座の音がなると言うケースは少ないのでこーゆー状態になりやすい車と言うのは年間走行距離がそれほど多くない車だと起きやすいと思います。
ブレーキメーカーの設計通りにセンサーの音が鳴る場合は年間走行が多いケースが多いです。
それに対して、ディスクパッドとブラケットとの当たり部分の動きが固着したりしていると、少しイレギュラーなセンサーのなり方がします。
どちらにせよこのセンサーのイオンはすぐに整備工場で点検をしてもらう必要があり、そのままでさらに走り続けると今度はディスクパッドがディスクローターを傷つけ始めます。
もちろんこれは非常に危険な状態ですので安全上重大な状態だといえますので気をつけてください。
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