定年を迎えたことをきっかけに、
人生の再スタートとして、新しい仕事や新しい趣味などを持つ方も増えてきています。
そんな時に必要になってくるのが車ではないでしょうか。
車には様々な用途がありその人のライフスタイルによって随分と求められる機能が変わってきます。
「子育て世代」と「子離れ世代」では車の用途も違ってきます。
今回は、整備士であり、カーライフアドバイザーでもある僕からの
定年後を元気に、自分らしく楽しみたい方に向けた、
車選びのヒントになるかもしれないお話です。
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定年後の仕事と趣味が若さと柔軟さを保つ
過去よりも未来を描くこと
僕の勤める整備工場にも「元気なおじいちゃん」がお客様としておられます。
好奇心旺盛で整備士の作業をしげしげと見つめるお客様。
そして、そんな老けないお客様には共通点があります。
それは、車の中をみるとわかることもありますが、
趣味や仕事を忙しそうにこなしていて、それをおおいに楽しんでいることが伝わってくることがあります。
たとえば、趣味と仕事道具がごっちゃになっていて、運転席以外が荷物で満載という方。
まるでスーパーボランティアのあの方のように車をとことん道具として、使い込んでいる方。
車を綺麗に使うことよりも、なりふり構わず楽しむことに全力です。
その方たちに共通するのは
「オレが若いころは」とか
「オレが現役だったころは」といった昔ばなしよりも、
「今度はあの山に行ってみるんだ」
「次は車中泊をやってみるんだ」などと、
過去よりも未来についての話がたくさん話題に出てくる方たちでもあります。
定年を迎えた後に楽しく過ごす方は、
気持ちをすっぱりと切り替えることを意識しているんだと感心しました。
生涯現役を苦行にしない仕事探し
定年後では仕事や趣味を持つことを推奨されています。
ですが若い頃の子供がいた頃と比べると体力面や、経済的なことを気にされる方もおられると思います。
お金のかからない趣味や、体力的にきつくないような仕事など、その時の状況にあった選択が必要になってきます。
あるお客様から聞かせていたお話なのですが、楽しいかどうかを最優先にして仕事を選んでいるとのことでした。
モノよりも人を扱う仕事は大変だけど飽きないし、面白いんだと。
非常に前向きな姿勢が印象的でした。
定年後は車選びで冒険をしてみる
実用的な選択?突き抜けた趣味?
セミリタイヤをしたときに
「夫婦で旅行しよう」とプランをすることも有意義な過ごし方といえます。
そんな時、車を使って車中泊をすることで、宿泊費を安く済ませその分旅行に行く頻度を多くしたり食べ物やイベントにお金を使うことができるようになります。
一度、あるカスタムカーのショップからの依頼で、軽自動車のキャンピングカーを展示したことがありました。
200万円もする軽自動車を誰が買うの?と疑っていましたが、かなり問い合わせが多いのだそうです。
特に車中泊ができる車は、旅行の宿泊代を浮かせることができるため、お金をかけずによりたくさんの場所を回ることができます。
四国霊場の八十八か所巡りを車中泊でまわり、その時々の旬な食べ物を食べ歩く、ワクワクしませんか。
個人で価値を提供できる時代
一台の車だけでお店を持たずにさまざまなサービスを提供する仕事も増えてくるでしょう。
集客はネットですることができますし、地方のお年寄には動くお店がなによりもありがたいというケースも少なくありません。
アイデアと現役時代に身につけた知識やスキルをいろんな形で提供することもできる「個」が光る時代になっていっています。
定年をきっかけに車を買い替えするメリット
車の寿命を12年として考える
日刊自動車新聞で紹介されていた、ここ最近の日本車の平均寿命が約十二年と言われています。
このデータをもとに考えると60歳で車の乗り換えをすると、72歳で次の車をどうするか、ということになります。
60歳なんて、まだまだ元気に働ける年齢ですし、年金をしっかりといただくことも難しい年齢でもあります。
元気で車を自在に運転できる年齢でもあるので、これくらいの年齢で車を買い替えしておくほうが、その次の「最後の車選び」のタイミングにも合っているように感じます。
完全自動運転は完成している?
しかし、その時の自動車は限りなく自動運転になっているのでは?などと想像してしまいます。
自動運転は、楽しいとは思いませんが、ロボットとしての一つの完成形であることは間違いありません。
運転手が自分の意志で運転を楽しむことができるのも今のうちかもしれません。
そう考えると、自動運転とは対極ともいる、マニュアルトランスミッションの車に乗れるのも今のうちかもしれません。
最後に
今回は、非常に散文的でまとまりの悪い記事となってしまいました。
ここでお伝えしたかったのは、定年を迎えた方々にはより楽しいカーライフを楽しんでいただきたいということ。
そして、自分に合った車を選ぶことで、新しいライフスタイルを手に入れ、仕事や趣味を楽しみ、
「車があってよかった」と思っていただきたい。
そんな思いで書き綴ってみました。
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