ディーラー保証のためにはオイル交換も購入店するべき?どこまで続けるべき?

ディーラーでの保証修理 ディーラー

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ディーラーでオイル交換をしていないと、

万一エンジンがダメになったときに保証してくれない、らしい・・・?

まるで都市伝説のようにユーザーさんの間で交わされるネット情報や口コミ。

僕自身は新車を販売もしますし、ディーラーとも付き合いはあります。

またディーラーで二十年近く働いていたメカニックとも話をしますが、

本当にエンジンオイルを他の整備工場やカー用品店ですると保証をしてもらえないのでしょうか。

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ディーラーの保証とオイル交換の関係

保証を決定するのはサービスマン

エンジンオイルを純正以外のものを使用し続けたことでエンジンに不具合が出るということはあまり考えにくいです。

ただし、クリーンディーゼルのエンジンには専用のオイルを使わないと触媒が詰まってしまうとか、

特殊なエンジンに指定とははなれた粘度のものを使用してしまったなど、保証の対象から外れてしまう可能性がでるケースもあります。

ただ、ごくノーマルなガソリンエンジンやハイブリッドカーのエンジンでは、まず不具合が出ることはありません。

もしもエンジンの内部から異音などの不具合が発生した場合は、ディーラーのベテランサービスマンが時間をかけて判断します。

その時の判断基準は、

「どんなオイルを使用していたか」

よりも

「どれくらいの頻度でオイル交換をしていたか」

ということを最も重要視しています。

別の記事で書いていますが、エンジンオイルを適正なサイクルで交換していないエンジンは、中身を分解してみればすぐにわかります。

いくらユーザーが「ちゃんとオイル交換してきたつもり」と主張しても、エンジン内部のスラッジの量などはごまかすことができません。

エンジンのように高額な部品を保証で交換した場合は、メーカーに交換したものを送ることになっています。

メーカーのエンジニアが検証することは稀ですが、整備不良はまず見破られます。

基本的な性能を有したエンジンオイルを使用していて、適度なサイクルでオイル交換をしているなら、ディーラーでオイル交換を一度もしたことがなかったとしても、まず保証はきくと考えていいでしょう。

ではなぜそこまで断言できるか?

それは、純正のオイルも別に特殊なものではないからです。

 

 

ディーラー保証は購入店との関係性?

常連客への「ここだけの話」

ディーラーだけを利用しているお客様の中には、ディーラーの営業マンをまるで便利係のように使う人もいます。御用聞きのようにいろんなことを依頼する代わりに、買い替えの時期や購入する車の種類までお任せにしている場合もあります。

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ディーラー側にとってもすこし面倒に思いながらも非常に大事にしたい顧客ではあります。こういったオンリーな顧客には、メーカー保証の許容範囲を少々超えても保証をしてしまうことがあります。

家族ぐるみで代々その店舗しか利用せず、家族の中には車が好きな男性もいて、技術的なことでけむに巻くこともできない場合などは、なにもクレームめいたことを言われなくても水面下で保証修理を進めてしまうこともあります。

後日、「あれ、どうなったの?」と聞くと、「保証期間になんとか収まりそうなので保証扱いで部品交換しておきました」などと事後報告で終わらすこともあるくらいです。

そのため、新車で購入してから一度もオイル交換をディーラーでしていない場合とは、対応の早さや判断が違ってくることがあるのです。

 

 

ディーラーは保証内容をどこまで決められるのか

グレーな部分は相手を見る?

悪質なクレーマーのような客はさておき、理攻めで保証を要求してくる顧客もいます。

エンジンオイルの交換サイクルも微妙によくないけれども、完全にアウトなオイル管理でもない場合、ディーラーでは保証をするべきかどうかを、顧客の顔を見ながら決定することもあります。

最終的に「責任者を出せ!」と騒ぎ始めるような客の場合、多少のパーツなら保証で交換してサッサと終わらせてしまおうと考えるサービスフロントもいます。

余計な時間を取られてしまうことを避けるために、あっさりと保証をしてしまうこともあるのです。

また、非常に優良な客だと考えている場合も保証をスムーズに終わらせてくれることもあります。こちらは優良客の気持ちをしっかりとつなぎとめておきたいという「下心」もあります。

 

 

まとめ

エンジンオイルの交換は、敷居の高いディーラーにとっては来店動機を作るチャンスといえます。

エンジンオイルを交換する際には車をリフトアップするため、下回りの点検もついでにできますので、万一オイル漏れなどをしている場合は、サービスマンも気づくことがあります。

普段からオイル交換などで車の下回りをディーラーに見せている場合などは、オイル漏れの保証修理などは保証として通りやすいです。

なにせ、定期的に下回りを確認しているわけですから。

もしもこれを無視してただ単に保証ができないようなことを言ってしまうとディーラー側としてはまずいことになってしまいます。

「ちゃんと点検してくれてるの?」といわれても仕方がないのです。

そのため、オイル交換でディーラーに車を持ち込んだ時も、

ひとこと「ついでになにか悪いところがないか見ておいて」と依頼しておくことは、

あとあと保証のことでも要求しやすくなるのです。

 

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