やっぱりアレでしょ?
車の修理って難しい作業はディーラーじゃないとできないんでしょ?
ディーラーではない整備工場に勤務して20数年間、お客様からこの手の質問はよくいただきます。
それに対する僕の返答はいつも同じで、
「たしかにディーラーさんじゃないとできない作業ありますよねー。リコールとかもそうだし。」
という感じで、全否定もしませんし全肯定もしません。
ざっくり言えば、
ディーラーは「一つのメーカー専業」で新車販売が主な業務、
整備工場は「何でも屋」という感じです。
今回は、自動車ディーラーとそれ以外の一般整備工場の違いについてお話していきます。
ちなみに、僕の同僚にはディーラーに20年ちかく勤務していた同僚も何人かいて、興味深い話も聞かせてもらってます。
ディーラーと整備工場の違いとは
ディーラーは新車販売のサポートをするための整備工場
カーディーラーと一般整備工場との違いは、ディーラーはメーカー直営またはフランチャイズ契約をした整備工場が、販売した車のアフターサポートをすることが重要な業務であることです。
言い換えれば、販売した車のサポートを手厚くすることをアピールし、新車の販売促進をしていることを目的にしているとも言えます。
そのため、ディーラーの収益のメインは新車の販売によるもので、自動車整備の利益を最優先にはしておらず、直接利益にならないような作業も多いです。
カーディーラーにも違いがある
カーディーラーとはメーカーから直接に新車を仕入れることができる特約契約を結んでいる販売業者で、メーカーが直営していることもありますが「〇〇自動車」などの地元の企業であることも多いです。
どちらにせよ、新車を購入するにはディーラーを経由して購入することになり、一般整備工場がエンドユーザーに新車を販売するときもディーラーを通して新車を仕入れています。
ディーラーは、そのメーカーの車を専売することでメーカーからの仕入れ価格を有利にすることができ、特定の車種に特化して収益を上げています。
たまに販売台数の少ない輸入車などは一社が兼任されていることもありますが、国産車に関してはほぼ専業となっています。
一般整備工場はどのメーカーの車も販売・整備している
たとえば、ダイハツとスズキの看板の両方を掲げているモータース屋さんあり、「ダイハツ車もスズキ車もその他も扱ってますよ」と兼業で、ディーラーとは対象的と言えます。
このような車の扱い方をする、ディーラー以外の整備工場を「町工場」とか「整備工場」といった呼び方をしますが、ディーラーとは違い地域に密集するようにあります。
ディーラーは販売車へのクレーム対応も多い
納車した新車になにかしらの不具合が発生した場合の窓口となるのもディーラーで、一般整備工場が販売協力店として販売した新車でもサポートを依頼されることがあります。
つまり、初期不良などの保証修理をする場合は直接販売した整備工場では判断ができず、ディーラーに持ち込む必要があり、最後はディーラーで作業をします。
なかには軽微な作業の場合は部品だけが販売協力店に送られてきて、保証修理にかかった作業工賃がディーラーから支払われることもあります。
ディーラーにしかできない自動車修理とは
ディーラーにしか依頼できない作業も多くありますが、その中でもとくに重要なものが、メーカー保証やリコール、サービスキャンペーンに関することです。
メーカー保証の確認や施工
新車を購入した場合、メーカーからの一般保証と特別保証をそれぞれ3年6万キロ、5年10万キロの範囲で保証されています。
(※一般保証の距離には多少のばらつきがあります)
車に不具合が発生した場合、車をディーラーに持ち込むと、メーカー保証の対象になるかどうかの判断はディーラーの整備士がすることになっています。
リコール情報や施工に関する業務
リコールとは言っても、簡単な部品交換などのリコールは、販売協力店である一般整備工場でも施工することができるケースがあります。
ディーラーとしては大量のリコールが発生したときには協力店の手をかりないと業務が立ちいかなくなることもあるからです。
それに対して、エンジン内部の重大な部分に関するリコールなどはディーラーでなければ施工できないものも多く、作業後のリコール完了報告もディーラーがやっています。
大量に販売した車種にリコールが出てしまった場合、ディーラーはその対応に追われることになり、通常の業務に支障がでることもあります。
サービスキャンペーンや改善対策
サービスキャンペーンとは、メーカーが自主的に行う保証などを指し、リコールなどのように重大な支障をきたさない不具合に対してメーカーが自主的に行うものです。
同じように改善対策はリコールにはならないものの、安全面や環境面で車検に不合格の状態(保安基準不適合)に発展するおそれのある問題点に対する保証修理です。
どちらにしても、作業が完了したことをメーカーに報告しなければならず、比較的に軽い作業なら販売協力店でも施工できますが、メインはディーラーで行います。
ディーラーは修理費が高く、整備工場は安い?
車の修理を依頼する場合でよく言われるのが、「ディーラーに修理を頼んだら高くついた」「町の整備工場だったからやすかった」みたいな話です。
これに関しては、作業工賃の決め方や、使用する部品が純正部品なのか社外品なのかで修理費用も大きく変わってきて、たしかにディーラーのほうが金額が高くなる傾向にあります。
ただし、作業の内容によってはディーラーと整備工場でもさほど金額に差が出ないケースもあり、絶対にディーラーが高くなるとはいえません。
車検や法定点検に関してはディーラーのほうが高くなることは確かですが、そこにはそのメーカーの整備を専業しているというブランドのような付加価値が含まれています。
実際にする車検や法定点検は、点検する内容が決まっているので、たとえ基本工賃が2倍の違いがあっても、することが2倍ということはありません。
とはいえ、担当する営業マンが車を引き取りにきてくれたり、室内清掃や丁寧な洗車をしてくれるなどのその他のサービスに違いがあります。
自動車修理ならディーラーが整備工場より技術力が高い?
まず、整備士としてのスキルはディーラーと一般整備工場でどんな違いがあるのかという点について。
ディーラーは専門的な作業ができる整備工場
専用のオフボードテスターでより深い診断が可能
ディーラーでしか取り扱いができない外部診断機(オフボードテスター)もあり、整備工場で所有している汎用のものではエラーコードの内容がわからないことがよくあります。
その点では、ディーラーでしかできないような故障診断が多くなり、整備工場としてはディーラーに車を持ち込んで有料でも診断を依頼することがあります。
とくにフルモデルチェンジしたすぐのモデルでは、最新のオフボードテスターと最新版にアップデートされたアプリケーションが必要になってきます。
モデルとして古くなってくると、汎用機でも診断ができるように情報の更新がされますが、とかく新しい車種に関してはディーラーでしか対応できません。
修理書などの資料も豊富
一般整備工場では、だれも経験したことのないような作業をするときは、ネットで調べてみたり別の店舗や整備士の仲間で連絡をとったりすることがあります。
それでも解決ができない場合や、診断をすすめるうえで必要な配線図や構造、締め付けトルクなどを知りたいときは、近くのディーラーに電話をして資料を送ってもらっています。
その点では、ディーラーならその車種に関する修理解説書などもすでに閲覧することができ、先輩整備士がすでに経験している作業なら直接に作業要領を聞くこともできます。
特殊工具や専用外部診断機もディーラーにはある
SST(スペシャル・サービス・ツール)、いわゆる特殊工具がないとできないような修理もあり、ディーラーならすでに用意されていることが多いです。
整備工場との深い関係性があれば貸出をしてくれることもありますが、大掛かりなものや外部診断機のような専用テスターなどは貸出はしてくれません。
SSTのなかには、一部の車種にしか必要としないようなものもあり、年間を通して一回使うかどうかのものなら、整備工場が購入することはありません。
たとえば、僕の経験では200系のハイエースのハブベアリングを交換するときに内側からロックプレートを緩める際に必要なアタッチメントなどをよくディーラーにかりに行っていました。
新車を販売している「販売協力店」という関係なのでわりと好意的に特殊工具も貸してくれることが多いですが、自社で作業をするときは後回しになります。
特殊工具が必要な作業となると、ディーラーの方がノウハウもあり、作業時間も早く終わらせてもらえることもあります。
他にも、エンジンやオートマチックなどの警告灯が点灯したときのテスターもそのメーカーの専用機でなければ診断ができないこともあります。
さすがにメーカー純正の外部診断機などは貸出はしてくれませんし、お金を払って診断を依頼しなければならないこともあります。
メーカーや姉妹店からのフィードバック
リコール情報やサービスキャンペーンに関する情報はもちろんのこと、その車種の不具合に関する情報も整備工場よりディーラーにいち早く入ります。
新型車がリリースされて世に出たすぐだと、クレームがきっかけで判明した不具合についてもディーラーのネットワークで共有されることもあり、早く対応ができることもあります。
また、初めての不具合に関してはディーラーからメーカーに報告を上げることもあり、どこよりも早く初期不良を経験するのもディーラーの整備士です。
ディーラーは『狭く深く』、町工場は『広く浅く』
カーディーラーでは、そのメーカーが販売している車に関する整備やリコールなどをメインに、というかほぼ限定的な作業をしていることがほとんどです。
そのため、特定の車種に関する知識や整備経験が飛び抜けて多く、整備をするときの裏技や荒業も知っていることがあります。
整備書やマニュアルには載っていないような効率のいい作業のノウハウも同僚との間で共有していて、やたらと作業時間が早いことにも驚かされます。
そのいっぽうで、ディーラー以外の一般的な整備工場では、いろんなメーカーの車をまんべんなく整備してきていることで、知識として広く浅く身に着いていきます。
できれば広さと深さの両方が身につけばいいのですが、それには絶対的な時間と豊富な経験をさせてくれる環境が必要なので簡単にはいきません。
そのうえ、それぞれの強みというか業務の形態も違ってきますので、どこまでいってもディーラーはディーラー、町工場は町工場の進め方が沁み込んでいきます。
「深さ」も「広さ」も整備には必要
ここまでのお話の流れでいけば、車の修理はそのメーカーのディーラーに依頼するのがベストであり、その車種の整備は完璧にこなせることになるはずです。
とはいえ、逆に言うと応用が効かないというか他のメーカーの車種の経験が少なすぎるきらいがあり、整備の進め方にパターンが決まっていてイレギュラーな対応は苦手なのかもしれません。
整備士としてのスキルや知識は、どんな経験をしてきたのかが大きな要素になりますが、その違いは環境にも左右されます。
たとえば、ディーラーでは新品やリビルトのものを使うことがほとんどなので、中古の部品を使用してほしいという依頼にはかなり消極的です。
独自性が養われるのは町工場
それに対して、中古パーツや別の車種の部品を流用してきた経験のある整備士なら、別の車種でも共用できることが判断できたり、場合によっては部品を加工して使うこともあります。
そういえば、僕もかつての愛車インプレッサWRXにレガシィのワイパースイッチとリレーを移植してリアワイパーを間欠できるようにとかしてました。懐かしい・・。
ディーラーよりも整備工場が好まれることもある
価格と柔軟性では一般整備工場に軍配が上がる
長年ディーラーを利用してきたユーザーがある時期をさかいに整備工場をメインに利用しはじめることがあります。
理由はいろいろありますが、懇意にしていた担当営業マンが退職してしまったり、ディーラーでの対応に不満があったりですが、車検などの価格に不満があるケースもあります。
たとえば、新車からはじめての車検なのに、多数の交換部品が載せられた見積書を出されて「軽自動車なのに10万円?!」「コンパクトカーで15万円?!」と驚くことがあります。
そのあと会社や近所の知り合いと「車検っていくらかかるの?」といったユーザー同士の情報交換をしたりネットで検索しながら「どうやらディーラーは高いらしい」とディーラーから離れることもあります。
ほかにも「ネットで買ったこの部品、車検と一緒に取り付けして」といった、ユーザーからの要望にはディーラーよりも町工場が柔軟に対応することが多いです。
「ディーラーの対応は事務的」という声も
ディーラーにはディーラーの言い分というか、それなりの理由があるのですが、昔ながらのモータース屋さんを利用するユーザーはディーラーの対応に満足しないことが多いです。
主な理由としては、「世間話のひとつも気軽にできない雰囲気」「馴染みのスタッフがいない」「スタッフの顔ぶれが変わるのが早い」「すぐに車を買い替えさそうとしてくる」などなど。
とくに、一人のお客様にかける接客時間を短くしようとするのもディーラーの特徴で、なにかしらの提案をしたい営業マンは別として、整備スタッフもフロントも接客に時間をかけたがりません。
一日の業務内容もほぼ決まっていてスケジュールもぎっしり詰まっている状態ではなかなか難しいのですが、気軽に相談や質問を整備士にすることは難しいです。
ディーラーってさ、用が済んだら早く帰って欲しそうじゃん
↑
こんなことを言うお客様もおられましたが、なかなか難しいところです。一般整備工場の整備士もホントはやること満載なんですけどね。
ディーラーは異音診断などのトラブルシュートは受けたがらない
ディーラーだからとか、地元のアットホームな整備工場とかは関係なく、エンジン不調や異音診断などのトラブルシュートは整備士にとってかなりハードルが高く、経験やスキルの差が出ます。
基本的にはどこのディーラーも整備工場も車のトラブルシュートに関しては正直いうとあまりやりたくない作業といえます。
作業時間が読めず、症状が確認できないこともあり、やたらと時間と手間がかかるうえにあまり売上につながらなかったり、解決できないこともあるからです。
そのため、普段から付き合いがあり車検なども依頼してくれる「お客様」からの依頼だけに限定したいのが、「トラブルシュート」というやっかいな作業です。
とくにディーラーでは、時間と人的リソースを奪われる診断系の作業の受注にはかなり慎重で、サービスフロントも受けたがりません。
いっぽう、町の整備工場では、お客様との関係性を深めながら利用頻度を増やしてもらいたいという思惑もあり、判断が難しい診断も引き受けることもあります。
そういえば、昼間の仕事が終わったあとの整備工場で、夜な夜なやっかいな診断をしたこともありましたね。
ディーラーよりも整備工場が勝るポイントは?
ディーラーには超がつくベテラン整備士がいない?
新車の販売をメインしているディーラーでは、販売した車のサポートをするために整備士がいるというニュアンスが強く、できれば安い人件費でマニュアル通りの作業をさせたいと考えているようです。
そのため、ディーラーでは決められた特定の車種に対するリコールやサービスキャンペーン、販売した新車へのオプション品の取り付けやアフターフォローがメインの業務です。
同じ車種への同じような作業を毎日こなしながら、大量のリコールが出た場合は残業に追われ、やはり同じ作業をやり続けることになります。
ボーナスはともかく月給はそれほど多くなく、新車を販売する花形ともいえる営業スタッフとの関係性も悪くなりがちで、理不尽な扱いを受けているケースも少なくありません。
大好きな車に関わりたいと就職はずのカーディーラーでの業務は、思い描いていたものとは大きな開きがあり、いつの間にか車を触ることも嫌いになっている整備士もいます。
営業マンへとジョブチェンジして会社に残る場合もあれば、整備業務のマネジメントをまかされる「工場長」「サービスフロント」として独自のポジションを勝ち取ることもあります。
いずれにせよ、現場で整備士として業務をやり続けていきながら40才台を迎えるというパターンは少なく、他社に再就職したり全く別の業種に転職することが多いです。
結果的に、ディーラーには整備士歴が20年以上という整備スタッフが少ない傾向にあります。
「今のオレの給料では結婚して家庭を持つこともできない」とボヤいていたディーラー整備士もいました。
ディーラーの整備士が整備工場に移る理由
ディーラーから一般整備工場へ移る整備士も一定数いますが、その理由はいくつかあって、給料面で優遇されているとか、いろんな車に触れるのでやり甲斐があるなどいろいろです。
なかには、「今さら別の職種に移るのも面倒くさい」というネガティブな理由で業界に居続ける整備士もいます。
どちらにせよ、ディーラーから整備工場に移るケースはよくありますが、整備工場からディーラーに移ることは非常に稀で、ディーラー側もあまり望んでいない節があります。
ディーラーでの専門的な経験にプラスして、整備工場で幅広い経験をしていきながら、「広く深く」スキルや経験を身に付けた整備士がひっそりと仕事をしている整備工場もあるのです。
ただし、彼らは非常にプライドが高かったり自分のスタイルを変えないという、頑固さや融通のきかない癖の強いことが多く、経営者や上長も手を焼く「困ったちゃん」が多かったりします。
ハマれば最高のパフォーマンスを発揮し、扱いを間違うと老害に豹変することもある彼らは、自動車整備業界では「最後の職人」なのかもしれません。
【まとめ】ディーラーと整備工場のどっちがおすすめ?
今回はカーディーラーと一般整備工場の違いについてのお話をしました。
まとめると
・ディーラーは新車の販売を最優先するための整備工場で特定のメーカーに特化している
・整備工場は自動車整備と販売の両方で収益を上げメーカーを問わず扱っている
・ディーラーはメーカー保証の対象となるかどうかの判断をメーカーから任されている
・整備工場はユーザーからの要望に対して柔軟に対応してくれることが多い
・ディーラーはマニュアル通りの作業を好みイレギュラーな診断などは受けたがらない
・整備工場はディーラーとの差別化のために割に合わない診断を受けることもある
上記のような内容のお話でしたが、結局のところ、ディーラーと整備工場のどちらを利用するのがいいのかについてお話します。
スムーズな保証を受けるためにもディーラーとの付き合いを持っておく
メーカー保証としての一般保証や特別保証は最終的にはディーラーで判断されるため、ディーラーとの付き合いを保っておくこともおすすめです。
とはいえ、販売台数が多い整備工場から新車を購入している場合は、その整備工場が強力にバックアップしてくれるので心配はありません。
初回の車検をディーラーに依頼するのもあり
乗用車や軽自動車の場合は、新車から初めての車検は新車登録から3年後となり、メーカーからの一般保証がちょうど切れる時期でもあります。
パワーウィンドウの調子がおかしいとかブレーキからのブレーキ鳴きがひどいなど、大きな問題はなくても、少し気になる不具合や不満点もあるかもしれません。
そんなときに、ディーラーに車検を依頼するときに、「ダメ元」な部分もありますが、上記のようなことについて相談をすると、意外にも保証扱いで対応してくれることが多いです。
5年以上、10万キロ走行などは整備工場がいいのかも
ある程度の走行距離や低年式車になると、ディーラーに車を持ち込むと、かなりの確率で車の買い替えを薦められディーラーによってはしつこくセールスされることがあります。
なかには「ごってり」と整備内容を盛り込んだ車検見積もりが出てきて「買い替えしかないでしょう」と仕掛けられることも。
それに対して、整備をなりわいとしている整備工場の場合、もちろん買い替えの提案もされるケースもありますが、整備に対していろんな相談に乗ってくれることが多いです。
ディーラーと整備工場を使い分けるのがおすすめ
整備工場にもディーラーにもそれぞれの強みがあり、得意分野がはっきりと分かれている部分もあります。
車が新しい時期はディーラーにしか頼れないことが多く、故障に関する情報のネットワークもディーラーでしか得られません。
とはいえ、販売台数が多い整備工場であればディーラーと親密なやり取りをしているのでディーラーに近いサービスを受けることもできます。
ディーラーと整備工場の両方に馴染みのお店を作っておくことをおすすめで、もしもディーラーの対応に不満があるときなどは整備工場に相談することもできます。
『人間力』を持ったスタッフを探そう
ひとつ言えるのが、どちらも整備士という「人」が修理や点検を行っているということで、どの店舗にどんなキャリアを持った整備士がいるのかはわかりません。
5年未満のキャリアの整備士しかいないディーラーもあれば、ベテランだけで構成されている整備工場もあります。
キャリアだけでなく、お客様の話をしっかりと聞きながら修理を進めてくれる『人間力』を持ったスタッフを見つけることができれば名刺をもらっておくといいでしょう。
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