ダイハツ車の異音は停車中に笛のような音するのが定番中の定番!

ダイハツ ウォーターポンプ 車の異音

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今回はダイハツ車の軽自動車でよく起きる異音についてのお話です。

決して大げさに言うつもりはないのですが、ホントに多いトラブルなので、

ダイハツ車に携わったことのある整備士なら、「ああ、例のあれね。」となってしまうケースです。

ただし、危険であるとか、リコールの対象になるといったことではありませんのでご安心を。

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ダイハツ車の異音でもメジャーなケース

ダイハツの軽自動車のエンジン型式で「KF」と言われるエンジンがあります。

今回の異音も、このエンジンよくあることなのですが、実はKF型エンジンの前の型になる「EF」と呼ばれるエンジンにもこのトラブルがあります。

 

原因はエンジンにくっついたウォーターポンプ

あんまり話を先延ばしにしてもったいぶるのもアレなんで、先に原因を言えば、ダイハツ車の軽自動車の中では「EF」と「KF」の型式のエンジンが、実に二十年くらいの間、ほぼすべてのダイハツ製の軽自動車に搭載されてきました。

ダイハツ エンジン ウォーターポンプ

どちらも基本的な設計は近いため、トラブルも同じようなことになりやすく、冷却水をエンジンに送り込むためのウォーターポンプという部品が原因で異音がすることが非常に多いのです。

音が鳴る原因は、ウォーターポンプの軸の部分に「ベアリング」と「シール」と呼ばれる部分があります。ベアリングは回転部分の中心にある滑らかに回転させるための部品です。

シールは冷却水がエンジンの外側に漏れないように密閉するためのものです。

ではどんな時に異音がするのかを具体的にお話していきます。

 

 

車の異音としては多い停車中だけ発生する

今回のダイハツ車の異音で多いのが停車中に運転席のちょうど真正面の当たりから音がします。

とくにオートマチック車で、ドライブレンジにシフトを入れたままでブレーキを踏んで信号待ちをしているときなんかはかなり異音がしやすいです。

 

 

車の前側から笛のような音がすることが多い

音の質としては

 

「ヒューーーーーン」とか

 

「ピューーーーーーー」などの甲高い音がします。

ところがエンジンの回転が上がったとたん、ピタリと音が鳴らなくなることも多いので、運転手さんはあまり気にせずに放置したままで車を使い続けることも多いのです。

 

 

わざと音を鳴らせることもできる

このウォーターポンプからの笛を吹くような異音は、エンジンの回転が低いときのほうが発生しやすいです。

なかには、エンジンを止めるときに最後に少しだけ「キュっ・・」とエンジンの回転が止まる瞬間にすることもあります。

また、アイドリングの状態でドライブレジに入れたままブレーキを踏んでみてください。

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そのままヘッドライトを点灯させたり、少しハンドルを切ったりしても笛を吹くような音がすることがあります。

連続した音ではなく「ヒュヒュ」みたいな少しだけすることも多いです。

 

 

そのまま放置しておくとどうなるのか

ウォーターポンプの役割は、エンジンがかかっている間は常に回転していて、冷却水をポンプの軸の部分にある「インペラ」と呼ばれる羽で送り続けています。このインペラの回転こそがウォーターポンプの役割なのです。

笛を吹くような異音がして、さらにそのまま放置して走り続けると

「ピー―――――――」といった音が

「キーーーーーーン」とか

「ヒャーーーーーーー」といった、

笛吹音よりもさらに大きな音に変化していきます。

それでも放置していると、最終的にはウォーターポンプの軸の部分から水が漏れだし、さらには回転する軸にガタができます。

ガタができたときの水漏れはまさに「じゃじゃ漏れ」といえる状態です。

あっと言う間に冷却水が抜けてしまい、エンジンが冷却できなくなり、オーバーヒートをしてしまいます。
 

 

笛を吹くような音がしたらまず整備工場へ

異音がし始めたときは、常に音が出ることがないケースもあります。

そのため、整備工場に車を持ち込んでも、たまたま音がせず、点検をした整備士からは「確認できないので原因の特定ができません」などと言われるケースが多いです。

それでも一度は整備工場で点検してもらう必要があります。

点検を依頼する時には、なるべく異音がしていた時の状況を伝えることで診断の絞り込みがしやすい時があります。

具体的には

「異音がするのは車の前側からする」

「異音は走行中よりも停車中にすることがおおい」

「異音の音の質は、笛を吹くような音」

こんな感じで整備士に伝えてもらえれば、ある程度の経験を積んでいる整備士なら「ウォーターポンプかな・・・・?」

とめぼしをつけることができやすくなります。

 

ウォーターポンプの異音はどれくらいの時期から出る?

これはいろいろあるのですが、割と多いのが走行距離が六万キロ以上走ったあたりから少しずつ音が出始めます。
 

 

まとめ

今回はピンポイントで「ダイハツ車のエンジンの笛を吹くような音はウォーターポンプからの音だ!」みたいな内容でした。

ですがこのことだけで一つの記事にしてもいいと思えるくらい、この異音はよくあるのです。

以前はウォーターポンプからの異音はメーカーの特別保証として十万キロは無償で修理してくれていた時期もありました。

最近のKFエンジンの場合はウォーターポンプの異音に関しては保証期間は一般保証までと、短くなってしまってます。

それだけ頻度が多いのだと考えられますが、そもそもダイハツ車はウォーターポンプからの異音や水漏れが多いメーカーと言えます。

異音や臭い、振動などは故障の予兆であることも多いので、普段から車内のオーディオなどの音を消して、エンジンの音を聞く時間をとっていただくと、小さなトラブルの元に気づくことができるのでお勧めです。

 

 

 

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