フロントガラスに小石などが当たることで、ガラスの表面がかけたりヒビが入ったりすることがあります。
ちょうど自分の目線の当たりにあると、ものすごく気になってしまいますが、
この飛び石のあとの修理は金額にものすごく幅があります。
場合によってはすぐにでも修理をしないと
高速道路を走ることもできなくなる場合もあります。
車のフロントガラスは硬い!飛び石でも修理代はいろいろ
ダメージの大きい飛び石とは
飛び石と言っても大きさやフロントガラスへの当たり方でもダメージが全く違ってきます。
たとえば、全く同じ大きさの小石の場合だと、最も被害が大きくなるのは、前方を走る車からよりも、対向車から飛散したものがすれ違いざまにフロントガラスに当たる場合です。
なぜなら、対向車の車速と自分の車の車速の両方のスピードが上乗せされているので、時速五十キロの自車と、時速五十キロの対向車から落ちた小石、単純に両方のスピード同士がぶつかり合うことになります。
こういうぶつかり方をすると、かなり小さな砂粒でも「バチッ!!」という、ものすごい音がします。
こういう場合はまず何かしらのダメージがフロントガラスに残っています。
ガラスの「割れ」なのか「欠け」なのかが重要
フロントガラスへの飛び石でも、修理費が大きくなる可能性が高いのは、ガラスにヒビが入ってしまうことです。
どんなに小さくても、ヒビという状態になってしまうと少しずつヒビが伸びていく可能性があります。
ガラスリペアで済む場合
ガラスリペアとは、フロントガラスのヒビに専用の接着剤を流し込み、ヒビが伸びるのを止めるという修理のやり方です。
ガラスリペアが可能なヒビの大きさは、ガラス業者さんによって多少言い方が違いますが、「五百円玉で隠れるくらいのヒビならリペアできる可能性が高い」と説明を受けたことがあります。
ただし、車検の合否を決定する僕のような自動車検査員の立場から言わせてもらえば、1cm以上のヒビなど、そもそもリペアしてもダメと言いたくなります。
車検に合格するしないに関しては、非常にあいまいで、検査員が100人いれば100通りの解釈があるのでは、と思ってしまいます。
かなりあいまいですが、リペアをしているのがわかると車検に合格できるケースも多いです。
ということで、リペアができれば車検にはたいてい合格、リペアできる大きさは五百円玉で隠れるくらいの大きさと考えています。
ただし、リペアをすることでヒビがさらに伸びることがあります。
というのも、ガラスリペアとは、吸盤のような道具でヒビの周辺を真空状態にして、そこへ液状の接着剤を流し込む方法が多いのですが、
真空にしていくことでガラスに力が加わり、その時点でガラスのヒビが伸びていくことがあるのです。
その場合はリペアの費用はそのまま請求されることもありますし、されないことも多いです。ガラス屋さんもお客様ともめたくないですから。
たいていはその場合、フロントガラスの交換を依頼されることになるので、失敗したリペアの費用は相殺ということが多いです。
フロントガラスの交換になる場合
フロントガラスのリペアができないケースとは、線状に長く伸びている場合のヒビの場合です。
もちろん、拳くらいの石が落ちてきて蜘蛛の巣状になった場合などは言うまでもないですね。
フロントガラスの交換をする場合、ガラスをいくつか選択することができます。
まずは純正のフロントガラスで、品質は言うまでもなくガラスの湾曲具合も元通りになりますので、
車両保険や事故で保険を使う場合などは純正を選択することになるでしょう。
つぎに純正相当の社外品です。
メーカーのロゴや表示はありませんが、ガラスの強度も問題ないので、自費でフロントガラスの交換をする場合は修理費の圧縮のために、このタイプを選択するお客様も多いです。
ネックとしては、車の買い取り査定の時に、査定士にガラス交換歴があることを見抜かれてしまうことでしょうか。
査定額を下げられることもありますが、人気車種などですぐに転売できそうな場合は、わかっていてもそのまま買い取ってしまうこともあります。
最後に、海外で製造されたフロントガラスがあります。
安いコストと製造技術のバラつきから、当たり外れがあります。
色が純正のフロントガラスと微妙に違っていたり、少しの飛び石でも高速道路を走っていると風圧でヒビが伸びていった、なんて話も聞きました。
必要最低限というか、車検に合格しないから仕方なく交換する場合などはこのタイプを選択するお客様もおられます。
まとめ
フロントガラスへの飛び石は、修理をする段階で万単位のお金がかかります。
たんなる欠けで気にならなければそのまま乗っていても問題ありませんが、ヒビというレベルになってしまうと、放置しているとヒビが伸びていくこともあります。
まずは整備工場に相談にいくといいでしょう。
ヒビの大きさによってはフロントガラスはリペアをすることでヒビの進行を抑えることができます。
もしもヒビが伸びていくならフロントガラスの交換となります。
軽自動車でも最低50,000円~70,000円くらい、
普通車クラスだと60,000円から100,000円くらい
これくらいの交換費用が発生してしまいます。
ただしガラスの種類も純正タイプや外国製などで価格が
純正100%に対して純正相当で80%、外国製で60%くらいの価格の差が出てきます。
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