フロントガラスに飛び石で小さい傷ができてしまったら車検はどうなの?

ガラスの飛び石  ガラスや窓のトラブル

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たかが飛び石ですが、

フロントガラスに入ったひび割れによっては車検に合格しないケースがあります。

しかも車検に合格するかしないかの基準が非常にあいまいで、

ディーラーで不合格と言われたのにユーザー車検に出すとあっさりと合格になってくることもあります。

今回はこの飛び石に関する基準について検査員としての見解を述べてみようと思います。

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フロントガラスに飛び石が当たっただけの小さい傷でも車検はアウト?

あいまいだった基準が徐々に統一されていく背景

今や誰でもネットで情報を発信することができる時代ですから、自分の車検の判定が気に入らないとすぐにネットに投稿するようになっています。

すると、

「その程度の傷なんて自分の車検ではなにも言われなかったけど」

とか、

「前回の車検はディーラーだけどそのままで車検に合格したけど」

などなど、様々な矛盾もネットで知らしめていまいます。

世間一般の流れよりも順応するのが遅い役所仕事の方々も、「これはまずい。地方ルールの垣根がなくなってきている」ということに気づいてきています。

以前は、そうとうひどい状態のガラスの飛び石でも、「まぁいいんじゃないの・・・?」みたいな鶴の一声で車検に合格になっていた時代もありました。

ですが、ネット情報で物事を判断することが当たり前で、しかもスマートフォンですぐさま検索できる環境ができあがると、もはや地方ルールなどはあってないようなものになってしまいます。

 

具体的にはどんな飛び石は車検に合格しないの?

基本的に絶対に合格しないのが長く伸びたヒビです。二センチくらいはほぼアウトだと思っていただいたほうがいいです。

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ただし、ユーザー車検で、しかも忙しい日を狙っていくと、検査官も内心「微妙だけどな」とおもいながらも気づかないフリをして合格させてくれるパターンもあります。

そのため、飛び石でガラスの表面が欠けたような状態のものだと、たいていは問題なく合格します。

また、衝撃がガラスの反対側にまで抜けているような状態でも、「点」ではなく「線」と判断されなければ合格になる可能性が高いです。

そもそも、ガラスの飛び石に関して車検に合格できるラインが、非常にあいまいな理由として、ガラスの傷は一つとして同じものがないということが言えます。

理屈を言うユーザーの常套手段は、

「なんでアレがいいのに、コレはダメなの?」

「オレのガラスの傷よりも大きな傷が車検に合格してるの」

「前回の車検がこのままで合格したのになんで?基準が変わったの?」

などなど、判定する側にとっては非常に耳の痛いことで突っ込まれてしまうのです。

 

リペアの後がわかりにくい場合

フロントガラスの小さな傷はガラスリペアをしていることがあります。リペアをしていても、リペアしている前とあまり区別がつかないこともあり、そのまま見落とされてしまうこともあります。

そのため、車検でフロントガラスのリペアをしているような傷にはあまり触れないという整備工場もあります。

とくに陸運支局に持ち込みで検査を受ける場合などは、よほど大きな傷でないかぎりは、あまり触れることなくユーザー車検だと合格になることもあるのです。

 

 

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