別の記事で書いていますが、ハイブリッド車のバッテリーが上がってしまった場合は、
通常のエンジン車よりも少し厄介なことがあります。
基本的には通常の車とやり方は一緒なのですが、
補機バッテリーが完全に寿命を迎えてしまった場合は整備工場に依頼したほうがいいかもしれません。
場合によっては助手が必要なケースもあります。
今回も僕の得意な(?)プリウス・アクアを例にしてご説明していきます。
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ハイブリッド車のバッテリーあがりで気を付けること
とくにセキュリティ機能がある場合は気を付けないといけません。
というのもバッテリーが上がっているのでキーレスエントリーは機能していませんので、リモコンでドアロックを解除することができません。
そのため、運転席側の鍵穴に直接キーを差し込んでドアロックを開けるわけですが、この段階ではまだ大丈夫です。
大丈夫ですが、気を付けないといけないのが、バッテリーをブースターケーブルで接続したとたん、セキュリティーアラームが鳴りだすことがあります。
さらに、SAIでありましたが、いきなりドアロックがすべて閉じてしまい、危うくキーを閉め込むところでした。
そのため、念のためというか、ドアは開けたままにしておいたほうがいいでしょう。
また、ブースターケーブルは長めのものが間違いないでです。
バッテリーとは関係ないですがそのまま自走をする予定なら、タイヤの空気圧も充填できるように、電動ポンプ式のエアポンプのあると便利です。
バッテリー上がり=長期で放置した状態、ということはタイヤの空気圧もかなり下がっている可能性が高いです。
ハイブリッド車もブースターケーブルはつなげます
それでは、実際に30系プリウスのブースターケーブルの接続のやり方ですが、エンジンルームのリレーボックスからプラス端子が接続することができます。
あとはメインキーをすぐ近くに用意しておいて、無事を接続した瞬間にセキュリティアラームが鳴る前にスタートボタンを押してセキュリティを解除するようにしましょう。
ハイブリッド車の補機バッテリーの充電方法
残念ながら、補機バッテリーは急速充電には向きません。できれば車両に搭載されたままで少しづつ充電するほうがいいでしょう。
もしも充電器を用意しているなら、かなりゆっくり充電することをお勧めします。
急速充電をすることでバッテリーの寿命を縮めてしまいます。
また、補器バッテリーを外すときはガスを排出するゴムのホースのようなものがあるので、取り付けするときはしっかりと元に戻しておきましょう。
アクアの補器バッテリーの場所
アクアの場合は右の後席の下に配置されています。取り外すときは細いドライバーのようなものや内張を外すクリップ外しのようなものがないとやりづらいですね。
外す場合に必要な工具は10ミリのレンチやボックスレンチのいずれかがあれば外すことができます。
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