軽自動車のエンジン耐久性と寿命|走行距離は何キロまで乗れる?

軽自動車のエンジンの寿命 軽自動車の選び方

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軽自動車のエンジンって弱く作ってるんでしょ?

車体が安いから、軽自動車のエンジンも安いんですよね?

サボカジ
サボカジ

自動車整備士として車検や修理をしていると

お客様からは上記のような質問を受けることが多いです。

車そのものの寿命の目安として、「エンジンがダメになったら乗り換え」と考えているユーザーさんも多いはずですが、はたして軽自動車のエンジンの寿命はどれくらいでしょうか。

かつては税金で優遇されていることが最大のメリットのように言われ、『安かろう悪かろう』のイメージだった軽自動車でしたが、

今やファーストカーにもなりうるほど、室内は広く安全装備や便利装備も充実し、そのぶん軽自動車の価格も上がりました。

今回は、整備士として25年勤務してきた経験をもとに

・今の軽自動車のエンジンの寿命はどれくらい?

・軽のエンジンの耐久性を上げるにはどうすればいい?

・トータルで軽自動車って何キロまで乗れる?

こんなテーマでお話をしていきます。

軽自動車を新車や中古車として購入しようとお考えの方や、

「ウチの軽自動車、あとどれくらい乗ろうかな?」

と考えている方のお役に立てれば幸いです。

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軽自動車のエンジンの寿命はどれくらい?

K6Aエンジン載せ替え

一定の条件を満たせば20万キロは余裕

軽自動車のエンジンは排気量が大きなものよりも寿命は短くなることが多いですが、それでも20万キロは走行することができます。

僕自身、整備士としての経験で20万キロをオーバーしている軽自動車の整備をしてきましたが、問題なく車検にも合格できるレベルでバリバリの現役で走っている軽自動車もいます。

ただし、20万キロを走り切るにはいくつかの条件があり、

・エンジンオイルの交換は新車時から3000km~4000kmごとで交換している

・「急アクセル」を避けて丁寧なアクセルワークを意識して走らせる

・重い荷物や急な上り坂など、高負荷の使用を控える

整備士としてほかにもいくつか説明しておきたいこともありますが、とりあえず上記の3点を守っていれば20万キロ以内でエンジンが寿命を迎えることは少ないと思います。

できれば15年20万キロが望ましい

エブリイワゴン エンジンルーム

上述の3点を守れば20万キロは走れると述べましたが「部品の経年劣化」という、車のコンディション維持に避けて通れない要素もあります。

いくらエンジンオイルの管理がよくて、丁寧に扱ってきたとしても、例えば20年以上経過したエンジンなら、走行距離が10万キロに満たない場合でも厳しいかもしれません。

時間の経過とともにエンジン内部のパーツは劣化したり腐食していきますが、とくにゴム製のシールなどが劣化しオイル漏れがひどくなっていきます。

むしろ年間走行距離が少ないような使用条件のほうが、走行距離が少なくてもオイル漏れが起きやすくなり、20万キロを走りきろうとすると、なんども修理をすることになります。

サボカジ
サボカジ

ようするに、軽自動車でも新車から15年以内に20万キロを走るくらいのペースならメンテナンスさえちゃんとしていればエンジン載せ替えは必要ないということです。

短期間で長距離を走るメリット

軽自動車 上り坂走行

たとえば15年間で20万キロを走行するとしたら、年間走行距離は約13,300kmほどとなり、平均的と言われる年間走行10,000kmの1.3倍以上のペースということになります。

整備士としていろんなユーザーさんの軽自動車を整備、修理をしてきましたが、走行距離が多くても状態がいい車は短期間に距離を稼ぐ走り方のほうが故障リスクが低いことに気付かされます。

一度エンジンを始動したらそのまま止めることなく50km以上の距離を一気に走行してしまうような使用条件のユーザーさんもけっこういます。

宅配業者さんだったり、営業職として外回りをメインに使用している車などは1日の走行距離が一般的なユーザーよりははるかに多く、かえってエンジンへの負担が少ない場合もあります。

冷間時の走行がエンジンの寿命を縮める

始動して暖まったエンジンを止めてしまうと、エンジン内部やその周辺は少しづつ冷えていき、金属部品も樹脂やゴムの部品も熱膨張と熱収縮を繰り返すことになります。

この「エンジンを暖めたり冷やしたりする」という行為が、エンジンの寿命に少なからず関係していて、年間走行距離が多い使用条件ならその回数も少なくなります。

「走らなさすぎ」はシビアコンディションにあたる

車の使用条件として「シビアコンディション」というものがあり、これだけ聞くと過酷な使用条件とか高負荷な運転と感じるかもしれませんが、それだけではありません。

年間走行距離が短すぎたり(7000km未満)、一度の運転時間や距離が短い場合もシビアコンディションになります。

エンジンの寿命を予測するときに、シビアコンディションかどうかはかなり重要な要素となり、「20万キロを走るには条件がある」ということは、どの整備士も思っているはずです。

サボカジ
サボカジ

子供の送り迎えや買い物にしか使わない

「ちょい乗り仕様」の軽自動車って、

わりと故障するリスクが高いんですよね。

エンジンによって「丈夫」「丈夫じゃない」の違いはある


軽自動車のエンジンにもいろんなタイプのものがあり、どのエンジンでも同じくらいの耐久性とはいえず、比較的に丈夫なエンジンとそうでないエンジンがあることは確かです。

丈夫なエンジンの特徴

アルミよりも鋳鉄製のシリンダーブロックが強い

丈夫なエンジンと呼ばれるもの中には比較的に設計の古いエンジンもあり、特徴としては鋳鉄製のエンジンブロックのものが多いです。

現在のほとんどのエンジンはシリンダーブロックもシリンダーヘッドもアルミ製で作られていて軽量化には寄与していますが、耐久性に関しては鋳鉄製に分があります。

アルミの特徴として高温になるほど強度が低下し、オーバーヒートなどでシリンダーヘッドやブロック周辺が歪んでしまうリスクが高く、水漏れのままで走行すればエンジンブローとなりやすいです。

とはいえ、アルミ製だから弱くて鋳鉄製は強いとも言い切れず、排熱性の良さやブロックの構造で高い剛性を出せているか、なども大事な要素です。

シリンダーブロックはクローズドデッキと呼ばれるブロック上部が繋がって開口部を少なくしているほうが剛性が高く熱による歪みにも強いです。

エンジンオイルの通路が詰まりにくい

エンジンオイル交換をサボってしまうと、エンジンオイルの通路が詰まってしまうことがありますが、設計上でオイルラインが細いものもあります。

エンジンオイルの管理が多少悪くてもどうにかエンジン内の潤滑が確保できればメタルなどの損傷に至らないこともあり、オイルラインが複雑だったり細いものは「強くないエンジン」といえます。

設計段階での想定距離が違っている?

あとで紹介しますが、スバルサンバーの「赤帽仕様」と呼ばれるエンジンは、メタルやウォーターポンプなどが通常のサンバーのエンジンとは強度が違います。

まさに「赤帽さん」が乗るための専用設計で、年間走行距離が5万キロ以上などザラで走るプロの運送業者のために設計されたエンジンで、別格の耐久性を誇ります。

赤帽仕様のエンジンは特殊かもしれませんが、それぞれの自動車メーカーもどれくらいの走行距離を寿命と想定しているのかは違うように感じます。

そのため、どんな車種に載せるのか、どんな使用条件が主なのか、などもエンジンにかけるコストに違いがでていることがあります。

各メーカー史上最強?名機と呼ばれた軽のエンジンはどれ?

660cc ツインカムエンジン

ここ10年くらいを「まだ現役で走っている」軽自動車のエンジンのなかでも特に丈夫だと感じたエンジンを整備士として紹介していきます。

10年落ちの軽自動車となると格安で購入することができることも多く、走行距離の少ないものを選べばまだまだ現役で走ることができるお得な買い物になります。

ただ、ここで紹介されなかったエンジンに対して「強くないエンジン=欠陥がある?」というふうには思わないでください。

[EN07]スバル|サンバー赤帽仕様エンジン

スバルエンジン EN07 赤帽仕様

整備士の同僚が「農道のポルシェ」などと呼んでいましたが、スバルサンバーのリアに搭載されていたEN07エンジンは4気筒で滑らかに回るいいエンジンでした。

トヨタとの資本提携などの関係でスバル独自の軽自動車は消えてしまいましたが、このエンジンは「よく回る」「壊れにくい」「オイル漏れは当たり前」という、個性のあるエンジンです。

オイル漏れに関してはタペットカバーから漏れることが多いのですが、修理はやりやすいので定期的に交換するというノリでよく交換作業をしていました。

とくに上述したようにEN07型エンジンのなかでも「赤帽仕様」と呼ばれるエンジンは、シリンダーヘッドカバーも赤く塗られた特別なエンジンで、僕の知る限りですが『軽自動車最強のエンジン』だと思います。

[3G83]三菱|EKワゴン・ミニキャブなど

三菱 3G83型エンジン

EKワゴンのコスパを上げてくれたエンジン

三菱製の3G83型エンジンもかなり丈夫で、「なんでもいいから壊れにくい軽自動車を探してよ」とお客様から依頼されれば、このエンジンを搭載するEKワゴンを中古車として販売していました。

このエンジンの特徴を整備士的に言えば『設計は古いけど強いエンジン』という感じで、燃費がいいわけでもなく高回転まで気持ちよく回るわけでもないですが、なにせ丈夫なエンジンです。

タイミングベルトが付いているエンジンなので10万キロ毎に交換をする必要がありますが、作業自体も比較的にやりやすく、「タイベル換えときゃしばらく大丈夫」みたいな感じです。

今でも走行距離が少ない個体が手に入るのなら、乗り潰すつもりで免許取り立ての初心者さんやちょい乗り仕様のセカンドカーにもおすすめです。

ミニキャブはひそかに人気が高い

3G83型エンジンを搭載するミニキャブシリーズは、燃費はよくないものの、丈夫なエンジンのおかげでトラブルの少ない軽自動車です。

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自動車の整備に詳しい人なら3G83エンジンの丈夫さを知っているので軽トラックなどは根強い人気だったりします。

残念ながら三菱の軽自動車は今ではスズキ車のOEMや日産との共同開発車に変わっていっていますが、古くても長く乗れる良いエンジンが3G83でした。

最強じゃないけど、かなり良かったエンジン

ターボエンジン ムーヴ

[JB-DET]ダイハツ|コペン・ムーブなど

初代のダイハツ|コペンに搭載されていたJB-DET型エンジンもタイミングチェーンを採用し、当時としてはコストのかかったエンジンでした。

4気筒エンジンで耐久性も高く、基本的なメンテナンスさえしておけば20万キロは問題なく走れる強心臓のエンジンです。

ただし、プラグ交換やオイル漏れ修理に関しては、やや整備性が悪く修理に出すとそれなりに費用がかかってしまう面はあります。

ダイハツ最後の4気筒エンジン

初代コペン(L880K)の生産終了とともにダイハツでは4気筒の製造も終了、バブリーな趣をもそなえたJB-DETエンジンは幕を閉じました。

この記事を書いている2022年12月現在でも初代コペンは一部のユーザーに大事にされながら元気に走っていて、つい数ヶ月前も車検を担当しました。

中古車としての相場はかなり高値となり、マニアックなモデルとなってしまいましたが、ガソリンエンジンそのものが無くなるかもしれない今となっては「乗れるのは今のうち」なのかもしれません。

[K6A]スズキ|アルト・ワゴンR・ジムニーなど

エブリィワゴン エンジンルーム 左側

軽自動車としてはオールアルミ製で、4バルブDOHCのエンジンとして登場し、多くのスズキ軽自動車に搭載されてきたのがK6A型のエンジンです。

現在では主流となるロングストロークなエンジンとは違い、ショートストロークで高回転域までしっかりと回るなかなか乗っていて楽しいエンジンでした。

アルトワークスなどのスポーツモデルにも搭載されていましたが、個人的にはアルトラパンSSのマニュアル車を所有してライトチューンしてみたかったです。

オイル管理が悪いとオイル下がりが始まるのがネック

ひとことでK6Aとはいっても、年次改良やヘッド周りの違いなどもあり、自然吸気のK 6A型エンジンのなかには古くなるとエンジンをかけるたびにガラガラと異音を発生するタイプもあります。

シリンダヘッド周りにいろんなタイプがあり、エンジンオイルの消費が早いものもあり、すべてのK6Aがよかったとは言えませんでした。

また、エンジンブロックが鋳鉄製でないことに一部のジムニーファンなどから「弱くなった」とか「F6Aの方が気持ちよく回る」などと言われることもあります。

たしかにエンジンオイルの管理が悪いとバルブステムシールなどからの「オイル下がり」がひどくなりやすいというネックもありますが、長く作られてきた分、後期型のK6Aはオススメです。

 

軽自動車のエンジンの耐久性を伸ばす方法

オイル交換は3000km前半での交換が理想的

エンジンとレベルゲージ

5000kmごとの交換はおすすめじゃない

軽自動車を販売しているディーラーでオイル交換を依頼すると、「次回のオイル交換距離はこちら」みたいな交換の目安をステッカーなどで教えてくれます。

ディーラーや大手の中古車販売店などでは5000km毎の交換距離で案内されていますが、軽自動車に関しては5000kmでのオイル交換はやや遅いと感じています。

僕自身も軽自動車を何台か乗り継いできて、抜き取ったオイルの汚れ具合を見て思うところがありました。

お客様の軽自動車も同様でしたが、5000kmを超えて走行したエンジンからオイルを抜き取ると、焦げ臭いニオイと真っ黒で粘度も低下してしまったオイルが出てきます。

ここまで劣化してしまったエンジンオイルではエンジン内部の摩耗を早めてしまい、10万キロなら問題ありませんが20万キロを大きなトラブルなく走り切ることは難しいと感じました。

それに対して、3000kmを超えたすぐのエンジンオイルを抜き取ってみると、エンジンオイル本来の粘り気を残した状態なのがわかりました。

ただし、すべての軽自動車に当てはまるわけではなく、上述したように重い荷物を常に載せて走行する貨物車と一人しか乗らない軽量の乗用タイプの車種ではエンジンオイルの汚れ方も違っていました。

1度の走行距離が極端に短い「ちょい乗り仕様」の軽自動車のエンジンオイルも水分が混ざりあったような状態になっていて、こちらも早めの交換が良さそうです。

「距離」ではなく「劣化具合」でオイル交換をしてほしい

抜き取ったエンジンオイルの汚れ具合で、そのエンジンがどれくらいの負荷で走ってきたのかわかることがあり、軽自動車のエンジンは「つねに無理をして走っている」という印象を受けます。

「軽自動車のオイル交換も普通車と同じでいいよね」という感覚でいるユーザーさんの軽自動車のエンジンはヘタってしまうのが早いという印象です。

ただ、とうのご本人は「やっぱり軽自動車のエンジンって弱いよねー」という感想をおっしゃられることもあり、整備士としては内心「ちょっと違うけどな・・・。」と思ってしまいます。

軽自動車の寿命は何年くらい?

バモス・エンジンルーム

軽自動車のエンジンは短命ではない

これまでたくさんの車のエンジンオイル交換を経験してきましたが、僕の体感としては軽自動車の3000kmは、2000ccクラスの5000km以上のオイルの劣化具合でした。

高回転型エンジンの宿命

もちろん使用条件などでもオイルの汚れ方は違ってきますが、排気量が660ccしかないエンジンでは高回転域で出力を出すため、エンジンオイルも汚れるのが早いです。

つまり、つねに無理をしている軽自動車のエンジンは排気量の大きなエンジンよりも寿命が短いということになり、長持ちさせるにはそのことを理解しておく必要があります。

エンジンを長持ちさせるためには、オイル交換の交換サイクルを「汚れたから交換する」ではなく「少し早いけど交換してしまう」くらいで考えてみてください。

サボカジ
サボカジ

具体的には3000kmから4000kmくらいで

走行条件に合わせて決めるのがいいでしょう。
僕の場合はK6Aターボエンジンなので

3500km未満で交換するようにしています。

部品の耐久性は向上している

軽自動車のエンジンの耐久性はかなり高くなってきていて、エンジン内部の主要な構成部品にも手抜きはありません。

『軽自動車のエンジンだから車両価格に合わせてコストを落として作っている』という考えはかなり古く、税制のすき間をつくような安くて経済的な位置付けだったころの軽自動車の話です。

今では自動車メーカー各社がファーストカーにもなりうる軽自動車の開発を意識していますし、車両本体価格もそれにともない上昇しています。

自動車メーカーがお互いをライバルとして意識し、耐久性にも考慮した設計をすることで軽自動車のエンジンの寿命も向上していきます。

軽自動車って何キロまで乗れる?

軽自動車 車検

エンジンの寿命を基準にした場合

エンジンオイルレベルゲージのスラッジ

車の構成部品の中でも壊れたときの修理費が高いのがエンジン本体とオートマチック本体です。

どちらが先に壊れるのかは車種によって違いますが、仮にエンジンの寿命を基準にするなら15万キロから20万キロくらいが一つの目安と言えます。

新車からのメンテナンスや扱い方で15万キロが限界ということもありますし、マニュアル・トランスミッションの軽自動車なら20万キロをオーバーしても走れることもあります。

オートマチック本体を基準にした場合

CVTイラスト2

軽自動車に搭載されるオートマチックはCVTが主流になってきていますが、耐久性もかなり向上してきています。

とはいえ、CVTフルードの交換をまったくやらなかったり、乱暴なアクセルワークでCVTに負担をかけていると12万キロも走れば限界が近いケースもあります。

結果的には、丁寧な運転をすればエンジンもオートマチックもいたわることになり長持ちさせることができるため、メンテナンスと運転方法を適切にすればどちらも15万キロは問題ないと思います。

現実的には15年、15万キロくらいでの乗り換えがおすすめ

そもそものお話に戻りますが、車の寿命を一般的なユーザーさんとして考えると

・高額な修理が発生した(交通事故は除く)

・走行距離が増え複数の修理が多発してきた

・低年式のため部品の供給が止まってしまった

・車検に合格するために高額な修理が必要になった

おおよそで、こんな感じになるのではないでしょうか。

とはいえ、軽自動車の新車価格とエンジン本体が壊れたときの修理費を考慮すれば、やはりエンジンが寿命を迎えたら軽自動車の場合は「寿命を迎えた」と考えてもいいのかもしれません。

中古エンジンなどを使えば載せ替えの作業料金と含めて20万円未満くらいでエンジン載せ替えができる場合もありますが、そのころには別の部分もガタが増えていることが多いです。

結論として、軽自動車を生活の足と考え、コスパの良さを最大のメリットと考えているならエンジン載せ替えはおすすめしません。

そのためにも軽自動車の寿命はエンジンの寿命と重なると考え、エンジンをいたわる運転やメンテナンスを心がけてほしいです。

最後に

ダイハツ コペン 魅力的な軽自動車

普通車から軽自動車へシフトしていく方も多く、「車なんてこれくらいでいいよね」という、クルマそのものに関心のないユーザーでも軽自動車には購買意欲を持っています。

とくに地方部では軽自動車は生活必需品といえるくらいの「一人に一台」という使われ方をしていることもあり、複数台を所有している家庭も多いです。

そのため中古車としての軽自動車の需要も高く、低年式車や過走行車でさえも「ちょい乗り車としてなら欲しい」というユーザーは多くいます。

同年式で同じくらいの走行距離でも軽自動車なら商品価値が残っていて、普通車なら評価は0円というケースもあるため、軽自動車はとくにディーラーに下取りに出すのはもったいないです。

まだまだ走れそうな年式、走行距離なら、たくさんの買取業者にアプローチして愛車の買取額を確認してみることをおすすめします。

軽自動車はカーオークションでも人気が高い

一括査定サイトでは営業電話の多さに疲れてしまいますし、買取店に持ち込むのもめんどくさい。

そんな方には、自宅まで出張査定に来てくれるネットオークションがおすすめです。

オークションをしている間、通勤に使っても問題ないので「この価格なら売りたい」という売り切り価格を設定してあとは全国の買取業者が入札するのをスマホで確認するだけです。

おすすめするのはオークション代行サービスのユーカーパックですが、「よくわからない」という方は別の記事を読んでみてください。

【関連記事】オークション代行サービスとは?メリットやデメリットは?

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コメント

  1. メカオンチ より:

    記事しっかり読まさせて頂きました。非常に参考になりました。が購入を考えてたジムニーをどうしようか悩んじゃいました。11年落ち18万Kmでツーオーナーの様です。
    こちらの記事だと全オーナー丁寧乗られてたとしてもあと約2万キロで何からのエンジン故障を覚悟しないといけないことになりますよね。

    • サボカジ サボカジ より:

      メカオンチ様

      コメントをありがとうございます。

      >購入を考えてたジムニーをどうしようか悩んじゃいました。
      >11年落ち18万Kmでツーオーナーの様です。


      確かにこの条件のジムニーとなると、いつどの部分が壊れるのか予想することは難しいですね。

      ですが、軽自動車の寿命というテーマで述べさせていただいた記事ではありますが、寿命と使用限度は違います。

      お金はかかるかもしれませんが、エンジンの載せ替えなどを行えば車を新しくリニューアルすることはできます。

      部品さえ入手することができればまだ乗ることはできますので、気に入って乗られるのであればそれでいいと思います。

      いずれはエンジン搭載の車に乗れなくなる世の中になってしまうかもしれませんしね。

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