車の異音について原因と修理費、修理期間について

自動車整備士 作業車の異音

車の異音について原因と修理費、修理期間について

車は何万パーツもの集合体なので、様々なメカニカルな動きをしています。

正常な状態でも機会としての作動音はしているのですが、故障の前触れとしての異音がするときもあります。

今回は車の故障の前触れとしての異音について実例を紹介していきます。

今回は具体的な修理の金額や時間を記述していますが、これらは当工場のものですので、他の整備工場やディーラーとは違うこともあります。

また作業時間に関しても、店内で待った状態で作業を引き受けてくれないこともあります。

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走行中にカチカチと下のほうから音がする

当工場に来店された若い女性は、こんなことをフロントへ伝えてきます。今も音が出ているとのことなので早速お客様の車に乗り込み試乗をすることに。

すると、確かに右の前のあたりから「カチカチ」と音がしています。音がするのはタイヤのあたりからなのですが、どうやらタイヤの回転速度と同期しています。

スピードが出てくると「カチカチ」も早まり、速度が落ちるとそれにともなってカチカチもゆっくりになるようです。

さっそくピットに車を入れて車体をリフトアップ、右前のタイヤの周囲を点検してみると、はたして、大きなビスがタイヤに突き刺さっていました。

すでに少しづつ空気も漏れ始めていたようで、そのまま放置していれば完全にタイヤがつぶれてしまい、正常な走行ができなくなっていたことでしょう。

●修理費 パンク修理 税別¥2000
●作業時間 30分ほど
 

エアコンを入れるとキュルキュルと甲高い音がする(ワゴンR)

まず、エアコンを入れると音がするということに気付いたユーザーさんの一言がミソです。

運転手さんがこのことに気づいただけで診断をするヒントになりました。

ただ、エアコンを入れると音がするからエアコンのトラブル?と決めつけることはできません。

なぜなら、エアコンは非常に電気を消費するので、エアコンのスイッチを入れたことで発電機のベルトが滑り出すこともあるのです。

基本的にはキュルキュルという異音はベルトが滑っていることが多いことは確かですね。

このお客様の場合、発電機のベルトが緩くなっていて、エアコンを入れたことで発電機への負荷が上がったことでベルトから異音がしていました。

ベルトが滑り始めたすぐの状態だとベルトの張り(テンション)を調整してあげることで異音も消えてそのまま使用できます。

残念ながらこのお客様の場合はベルトが滑った状態でしばらく車を使用していたので、ベルトが削れてしまって再使用できなくなっていました。

発電機のベルトを交換するには手前のエアコンベルトを外す必要があるので、

この場合は、発電機(オルタネーター)のベルトと、エアコンベルトを交換することになりました。

●修理費 交換作業料金と二本のベルト部品代 税別 ¥14000
●作業時間 一時間ほど
 

走行中に段差をこえるとガタガタと異音がする

通常だと段差をこえると足回りやタイヤのあたりから

「トン」とか「ダンッ」みたいな音がすると思います。
(人によって音のニュアンスが違いますかねw)

今回のお客様の場合、段差をこえた時の音が大きくて気になったとのことでした。

早速試乗をしてみると、確かに異音がするのですが、異音の発生条件を確かめてみるとハンドルを切りながら段差をこえると、特に大きな音がしていました。

車をリフトアップしていろいろ調べてみると「スタビライザーリンク」という部品に大きなガタがありました。

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スタビライザーとは、走行中にハンドルを切って車体が左右に傾いたとき(ロールするともいいます)大きく車体が傾き過ぎないように揺れをマイルドにしてくれる部品です。

このまま走り続けていれば、最終的にはスタビライザーリンクのジョイント部分、これは人の体でいえば関節みたいなところです。ここが破断してしまうのです。外れても意外と普通に走れるケースもありますが。

●作業内容 |スタビライザーリンク交換(左右)
●作業時間 |一時間~三時間ほど
●修理費用 |交換作業料 八千円~二万円ほど
●部品代金 |一本五千円ほど
 

エンジンからカタカタと音がするときがある

この異音は、カタカタからときにはカンカンというさらに大きな音になるときもありました。

お客様自身はあまり気にしていなく、当工場には車検でご来店いただいていました。

エンジンをかけ、軽く試運転をしようと走り出したところ、軽くアクセルを踏むと「カタカタ」と大きめな音がします。

「まさかな〜」と独り言を言いながらさらにアクセルを踏むと「カンカンカンッ」と耳障りな音が運転席にもメチャクチャ響いてきました。

しかも運転席のメーターの中にあるエンジンオイルの警告灯がチラチラとついたり消えたりと点灯しています。

「ああ・・・終わってる・・・」

ボソリとつぶやきながら車をピットに入れ、すぐさまエンジンルームでエンジンオイルの量を確認します。

もちろん、レベルゲージにエンジンオイルは全く付着していません。つまりエンジンオイルが全然足りていないということです。

今回のカンカンという異音の原因はエンジンオイルを長期間も交換していないことによる、エンジンの焼き付きの音でした。

正確にはカムシャフトのメタルあたりからだと思いますが、後少しこのまま走行して入れば、エンジンが完全に焼き付き、走行中にエンジンが止まってしまいます。

こうなると、エンジンを再始動しようとセルモーターを回してもエンジンが回転することすらしません。まるでバッテリーが上がったときのような音なのです。

修理の方法はいくつかありますが、ほとんどの整備工場では「エンジン載せ替え」を勧めてくるはずです。

●作業内容 エンジン載せ替え
●作業時間 3日から一週間くらい
●修理費用

この場合、中古のエンジンを使うのか、新品やリビルトのエンジンを使うのかで随分変わってきます。安く上げたいのなら中古エンジンを使うことになりますが、それでも作業料金と合わせて20万くらいはかかるでしょうか。

車種によっては四十万円くらい・・・・・

 

まとめ

いかがでしょうか?

今回は異音ということで「音」に関する故障の予兆のお話ですが、故障の前触れは音だけではありません。

「振動」「臭い」などの「あれ?なんかヘンだな」というドライバーの違和感で気づくこともあります。

予兆としての異音であれば、事なきをえるケースもありますが、

エンジンの焼き付きの初期段階の異音などは、お気の毒ですが「ほぼ手遅れ」な異音もあるのです。

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この記事を書いた人
サボカジ

当ブログの管理人です。

キャリアは、自動車整備士として20年以上

カーライフアドバイザーとして5年以上です。

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