ミライースの整備をしていると、よくあるトラブルがいくつかあります。
その中でもウォーターポンプからの水漏れや異音がするなどのトラブルは
ダイハツのディーラーのメカニックの間でも定番のトラブルのようです。
かくいう僕もミライースを新車で販売したこともありますが、
ウォーターポンプのトラブルはありました。
ところが、ディーラーと町工場では
ウォーターポンプの交換費用にずいぶんと開きがあるのです。
ミライースの定番トラブル!ウォーターポンプの異音
ミライースには、ダイハツの軽自動車に定番の「KF」と言うエンジンが搭載されています。
このエンジンの弱点とも言える部分がウォーターポンプからの異音は、または水漏れです。
特に異音に関しては別の記事をご覧いただくといいのですがKF型のエンジンを搭載するほぼすべてのダイハツ車に発生する異音です。
このトラブルは放っておくと最終的には激しい水漏れとなり、オーバーヒートの原因になってしまいます。
だからといってリコールになるような内容でもなく、サービスキャンペーンの対象になることもありません。
つまり問題ない程度の強度や耐久性は満たされていることになります。
ちなみにですがミライースのウォーターポンプの保証期間は新車から3年または60,000キロとなっています。
本来ならウォーターポンプの保証期間は100,000キロが日本車では多いのですが、タイミングベルトが廃止されています。
また、ウォーターポンプの交換頻度が下がったあたりからウォーターポンプの保証期間も特別保証ではなく一般保証の方へと変更されていきました。
同時に勧められる作業
ミライースはウォーターポンプを交換する際に補器類のベルトを外します。
ミライースには補器類にベルトは二本ついていて、手前にエアコンベルト、奥にオルタネーターベルトが付いています。
ウォーターポンプは奥にあるほうのオルタネーターベルトで回されています。
そのため、手前のエアコンベルトとオルタネーターベルトの両方を外さないといけません。
どのみち外すのであればこのベルトも一緒に交換しておきませんかと勧めれることが多いです。
追加の部品を告げられるとセールスされていると感じるかもしれませんが、この場合は親切心で言っていることが多いです。
ミライースのウォーターポンプ交換費用はいくら?
さて、気になるダイハツミライースのウォーターポンプ交換費用は、いくら位になるのでしょうか。
この場合ざっくりですが僕の整備工場で見積もりを出した場合に当てはめてみると、ウォーターポンプの部品代がおよそ9000円ほどです。
後は部品代にプラスして交換工賃と、抜き取った冷却水の補充でおおよそのウォーターポンプの交換費用がわかるでしょう。
交換の費用に関しては街工場のようにそれぞれの基準で工賃を決める場合はかなり工賃にバラつきがあります。
どの整備工場のほうがお得かどうかは金額とはあまり関係はないかもしれません。
ウォーターポンプ交換工賃 8000円~12000円
純正のウォーターポンプ 9000円ほど
抜けたクーラントの補充 1500円くらい
合計 18500円~22500円
ディーラーと町工場で交換費用が違う理由
一般的には、ディーラーは「最も交換工賃が高い整備工場」となります。
メーカーの名前を冠することのブランドの力も乗っかっていますので、致し方ないのかもしれません。
ただ、作業の内容のクオリティーが町工場よりも確実に高い次元のものかどうかとなると話は別かもしれません。
値段とクオリティーは関係ない?
値段が高いから丁寧な仕事をしてくれるかといえばそうでもありませんし、信頼できるかどうかはその整備工場を使ってみないとわからないことは多いです。
また、毎回同じ整備士が担当してくれるとは限りません。言葉は悪いですが「あたり外れ」があることも確かなのです。
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