買い物帰りに助手席に重めの荷物を置いて車をスタートさせると、
センターパネルの辺のシートベルト警告灯がチカチカと点滅しています。
もちろん車の持ち主さんならそれが助手席のシートベルトが着用されていない警告灯だということがわかります。
ただ単なる荷物に対して、いちいち反応されるとめんどくさく思ってしまいます。
安全に関する装備なので機能しないようにすると車検に合格するのかも気になりますね。
実はわりと簡単にできるキャンセル機能と法令上は問題ないのかもチェックしておきましょう。
助手席のシートベルトの警告は荷物にも反応
小さな子供にも対応しているため割と敏感
助手席のシートベルトが着用されていないと言う警告灯は、やはり警告灯なので赤色で点滅しています。
気にならない人は全く気にしないのだと思いますが、どうしても視界に入ってきて鬱陶しいと感じてしまう場合もあります。
スーパーの買物袋くらいで反応すると言うのは敏感すぎるように感じるかもしれませんが体重が20キロにも満たない子供さんが乗っても反応しないといけないので
人ではなく荷物でもシートの中央付近だとセンサーが反応してしまうようになっています。
仕組みはシートの座面の少し下側にスイッチが埋め込まれていて、一定の重量(約20㎏)の重みがかかることでスイッチがオンになり、警告灯への信号が入力されます。
シートベルトの警告を解除する方法
運転席も助手席を解除方法は同じ
やり方は車種によって様々ですが基本的には助手席の、下側に小さな接続カプラーが見えます。
たいていは白い色をしたカプラなのですがこれをつ目のところを押さえて抜いてしまえば、センサーからの信号はいかなくなります。
基本的には単純に線を抜いてしまうのが最も簡単なやり方なのですが、警告ランプではなく警告音を消したい場合は外部診断金を接続して警告音のキャンセルをすることができる車種もあります。
またトリップメーターのボタンを使って一切道具を必要としないシートベルト警告音のキャンセルの仕方もあります。
簡単に説明するとイグニッションキーをオンの状態にして、積算計(オドメーター)のボタンを十秒ほど押し続け、表示が変わったらそこでOFFにできる設定があります。
助手席のシートベルトの警告を消すと車検は合格しない?
助手席の警告灯に関しては問題なし
2019年現在では助手席のシートベルトの警告灯は保安基準の中には含まれていません。そのため助手席のシートベルトに関しては蛍光灯がつかないような設定にしても車検には問題なく合格になります。
ただし安心安全が叫ばれる昨今の風潮からすればシートベルトは助手席を含む全席の着用が義務となってますので、今後は高級車を皮切りにすべての座席のシートベルトの警告灯が運転手に表示されるようになり、それに伴い保安基準でも警告灯がすべて機能することが確認されるようになると思います。
ただシートベルトの警告等と言うのは日本の腕基準の内容に従っていますので例えば、海外にも輸出するような車だとその国の保安基準になり法令に沿った仕様に変更されるはずなので、外部診断機などを接続することで簡単に警告灯をキャンセルする方法も用意されているかもしれません。
まとめ
今回、シートベルトの警告等や警告音のキャンセルの仕方と言う、本来なら望ましくない状態のお話ですが、先にお断りするとシートベルトは必ず着用するべき事ですので推奨しているわけではありません。
ただ法令上問題がない範囲で運転手が快適に走行できるための設定と言うことで紹介させていただきました。
またシートベルトに関する法令はこれからどんどん厳しくなるはずなので、安易に車の配線を加工したりすることはおすすめできません。
基本的にはノーマルの状態が快適に走行できるための設定と言うことで紹介させていただきました。
またシートベルトに関する法令はこれからどんどん厳しくなるはずなので、安易に車の配線を加工したりする事はお勧めできません。
基本的にはノーマルの状態で使用することが望ましいと、長年整備士をしている僕自身も思っています。
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