ハイブリッド車が登場してはや20年以上経ちました。
これからもハイブリッド車の市場は伸びていくことでしょう。
それに伴い、代替えも始まっていきますので、中古車もかなり出回るようになりました。
また、個性的なハイブリッド車も登場し、お得に低燃費な車を探すことができます。
ハイブリッド車と言えど、部品の寿命もあります。
メーカーからの保証期間も過ぎている場合、壊れても自分で修理費を出さなくてはなりません。
今回は、壊れにくい、かっこいい、そして中古車としてのお得度も高いハイブリッド車の探し方をお話していきます。
ちなみにですが、自動車整備士もハイブリッド車に乗っている人もたくさんいます。
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ハイブリッド車でおすすめな中古車のタイプは?
ハイブリッド車の中でも主流なのが、ガソリンエンジンとモーターの組み合わせで走るタイプです。
これは「電気式ハイブリッド車」と呼ばれ、プリウスやアクア、フィットハイブリッドなど、国内で最もよく見かけるタイプのものです。
整備士としていろんなハイブリッド車を触ってきましたが、僕のおすすめのハイブリッド車もまさにこのタイプの車です。
HEVは優れたレイアウトで居住空間を確保
巨大なバッテリーだけで走行する電気自動車(EV)と比べると、
電気式ハイブリッド車(hybrid electric vehicle)(以下HEV)はメインバッテリーに頼り切らなくても
エンジンを搭載しているので室内をバッテリーで狭くしてしまうことがありません。
この広さという利点は、日常での使い勝手の良さにかかわってくる重要な部分です。
手軽なインフラ、ガソリンスタンドでいつもの給油
エンジンとモーターで走行するHEVは、航続距離が長いです。
バッテリーだけで走るEVでは、充電ステーションでしか充電をしなければならず、インフラが整っていないとエネルギーの補充(充電)が手軽にできません。
その点で、HEVではガソリンスタンドで給油し、あとはエンジンとモーターがうまく調和しながら走行できます。
驚異的な航続距離と、全国どこでも補給することができるガソリンで、いつでも燃料を調達できる安心感があります。
具体的におすすめな中古車は?
ハイブリッド車の中でもとくにおすすめしたいのが初代アクアです。
もちろんホンダのハイブリッド車もデザインなどで周りとの差をつける分にはいいのですが、
ハイブリッド車としての総合的な完成度ではやっぱりアクアですね。
ハイブリッド車だけで比べるのではなくて、
国産車のコンパクトカーの中で、こんなにコストパフォーマンスが高いはないと思います。
僕の会社では、「会社の営業車はアクアにするべき」という、サービス側の意見で、アクアがどんどん増えていきました。
売れている!だから豊富な在庫と安定した価格帯
トヨタとしてもハイブリッド車を普及させ、低価格層なユーザーも取り込む戦略として、アクアは非常に重要な役目を持って世に出ました。
結果的には、車に興味を持たない若者層にも受け、一時期はプリウスとアクアが売り上げ台数のトップを占めたときもあるほどです。
結果的には中古車としてもさまざまなグレードや色などを見つけることができ選択肢が広がります。
カスタムパーツも豊富にあって個性的に仕上げることもできる
普及しているということはメーカーもさまざまな実走したデータを回収できたわけで、様々な故障事例も把握していますから、さらに完成度も上がっています。
中古のパーツも手に入りやすいですし、カーショップでカーナビやバックカメラなどの取り付けも盛んにおこなわれてきていますから、アフターパーツも非常にたくさん出回っています。
つまり、購入したあとも、自分に合わせた好みの仕様にカスタムすることも簡単にできてしまうのです。
デザイン面でもそつない仕上がりですので、男女問わず、また、レジャーやフォーマルなど、いかなるシーンでも違和感なく溶け込んでくれることでしょう。
アイドルストップ中の快適さも秀逸
トヨタのハイブリッド車の特徴は、使い勝手の良さと完成度の高さです。
例えば他社のハイブリッド車(どこの車とは言いませんが)だと、エアコンを入れてクーラーを効かそうとすると、エンジンがアイドルストップしません。
また、軽くエアコンを効かせて渋滞にはまると、アイドルストップと同時にエアコンのコンプレッサーも止まってしまうモデルもあります。
その点、プリウスやアクアのエアコンコンプレッサーは電動モーターで駆動しているので、
アイドルストップしていてもエアコンのクーラーもしっかりと効いてくれます。
まとめ
初代のプリウスから始まり、トヨタは、車の新しいスタンダードを模索しながら巨額の投資をしてハイブリッドカーを開発してきました。
そして、プリウスで得たデータをもとに、よりハイブリッドカーユーザーのすそ野を広げるべくアクアを投入しました。
いかに安価にハイブリッド車を提供できるか、ハイブリッド車のイメージアップができるか。
開発費を回収できるギリギリの価格でリリースしたという、その意図を考えても「なんてお得なんだろう」と思ってしまいます。
なんだかトヨタのイメージアップのためのような記事ですが、
ちなにみ僕はトヨタ車を所有したことがありません。わりと「アンチ」なところもあるくらいです。
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