車のエアコンの風が出ない! 弱い! 出たり出なかったりの原因

エアコン 風出ないエアコン

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車のエアコンを使っていて、突然風がでなくなってしまうトラブル。

経験したことがない方もおられるかもしれませんが、

それは突然起きるトラブルで、前触れはないです。

ですが、全く風が出なくなる前に予兆というか前触れがあるケースもあります。

今回はエアコンの風がでないトラブルについてのお話です。

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車のエアコンの風が全く出ないケース

風を出すモーターが壊れることがほとんど

エアコンの風を作っているのは「ブロアファンモーター」という、扇風機のモーターとまったく同じ役割を果たしているモーターです。
ブロアファンモーターによくあるトラブルとして、突然動かなくなるというケースです。

ブロアファンモーターは、大小問わず基本的な構造はほぼ同じで、比較的シンプルで構造も大きく変化せずに普及しています。

そのぶん、ブロアファンモーターの壊れ方も昔と変わらなくて、ブラシと呼ばれる接点部分の消耗品がすり減ってくると、回転しなくなります。

ところが、軽く衝撃を与えてやると、いきなり何事もなかったように動き出すのです。

エアコンのブロアファンモーターも同じで、風がでないな、とおもったら、

助手席の足元付近を足で蹴とばしてみると突然風が出始めることも多いのです。

原因の確認方法は原始的?

ブロアファンモーター
ある程度の経験を積んでいる整備士なら、お客様から「エアコンの風が全く出ない」と相談を受けると、

お客様の見えないところで「バンバンっ」とグローブボックス周りを叩いたりしていることも多いのです。

そこでいきなりブロアファンモーターが元気よく回りだすと、ほぼ間違いなくブロアファンモーター自体の不良だとわかるのです。

 

 

車のエアコンの風が弱いというケース

原因は大きくわけると二つ考えられる

エアコンの風が弱いという場合は、先ほどのブロアファンモーターの故障ではないと考えやすいですが、

実はこれもモーターが壊れかけている場合に、ブロアファンモーターの回転が低回転になってしまうこともあります。

この場合だと、ブロアファンモーター内部が大きく振れていることが多く、ブロアファンモーターの音が明らかに大きな音を発しています。

「ガラガラ」とか「ギュルギュル」といった、濁った音がします。

まずはフィルターを疑うべき

エアコンフィルター
その一方でエアコンの風が弱いというケースで最も多いのは、エアコンフィルターが目詰まりしてしまっていることです。

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エアコンフィルターは、ブロアファンモーターが風を送っているすぐ近くにあります。

そのため、エアコンフィルターが詰まっていると、いくらブロアファンモーターが風を送っていても、

フィルターが風を塞いでしまっているので、エアコンの吹き出し口から出てくる風が弱いのです。

この場合の特徴は、ブロアファンモーターは正常なので、ダッシュボードの奥のブロアファンが元気に回転している音は聞こえてきますので、

「ゴーーッ」と大きな音がしているのに風が弱いという特徴があります。

この場合はエアコンフィルターを交換してあげると、風の量が劇的に回復します。

また、余談ですが、エアコンフィルターが目詰まりしたままで使用を続けるとブロアファンモーターが壊れやすくなります。

たとえると、家庭用の掃除機の紙パックを交換しないままで無理に使っていると掃除機が壊れるのが早まってしまうのと同じ理屈ですね。

 

 

車のエアコンの風が出たり出なかったり

気まぐれな故障はやはりモーターかも

エアコンの風が時々出たり出なかったりするのもブロアファンモーターが原因であることが多いです。

上述したように、モーターは突然動かなくなったり、ちょっとした衝撃で一時的に正常になったりすることが多い部品です。

走行中にエアコンの風が出ないまま、「あれ?」と思いながら車を走らせているとがたがた道を走っていると、

気が付くと風が出ていたりで、最初はあまり気にならないことも多いのです。

そのうち動かなくなる頻度が多くなり、足元についている部品なので足でそこらへんを蹴とばすと動き出すレベルになれば、もうほとんど最終段階といえます。

ですが、この場合も100%の確率でブロアファンモーターとは限らないのも整備士泣かせなトラブルです。

なぜなら、ごくまれにモーター以外の原因でブロアファンモーターが動いたり動かなかったりすることがあるのです。

たとえば「エアコンアンプ」という、エアコンの制御だけを司っているコンピューターがあるのですが、

十年以上使っている車なら、このコンピューターが時々ご機嫌が悪くなり、エアコンの制御がうまくいかないことがあります。

 

 

まとめ

基本的にはエアコンの風が出ないという症状は、ブロアファンモーターが悪いことがほとんどです。

モーターのたぐいの部品は寿命を迎えるとこれらのような不具合を起こします。

もちろんブロアファンモーターを交換してあげると元気よく回転し始め、風もしっかりと出るようになります。

ブロアファンモーターの交換の費用は、

軽自動車クラスでトータルで20000円くらいの部品と交換作業料金

小型車クラスで25000円ほど

ミドルクラスだと30000円以上、車種によっては40000円を超えることもあります。

部品の値段よりも、車のどの部分にあるのかで、交換作業料金がぜんぜん違ってきます。

 

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コメント

  1. バーン より:

    エアコンの風が出なくなりコチラに行きつきました。

    そして書かれている様に叩いたところ、ブォーと風が出てきました。
    やはりモーターかもしれないですね。

    もう少し様子見てみます。

    この度は大変ありがとうございました!
    とりあえずですが助かりました。

    • サボカジサボカジ より:

      バーン様

      コメントをありがとうございます。

      ブロアモーターを叩いたことで風が出たとのこと、

      やはりモーターが怪しいですね。

      当面は叩きながら様子を見ることができますが

      モーターが原因なら、じょじょに異音がしますので

      判断基準にしてくださいね。

  2. もちもち より:

    全く風が出なくなり絶望してたんですが、書いてある通りぶっ叩いたらなおりました!
    ありがとうございます!

    • サボカジサボカジ より:

      もちもち様

      コメントをありがとうございます。

      ブロアモーターの不良のようですが、とりあえず風が出るようになってよかったです。

      ですが、いつ風が出なくなるかわからない状態ですので、早めに修理することをお勧めします。

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