ホンダNBOXのプラグ交換時期や費用は?DIYで交換する方法とは?

NBOX プラグ交換6DIYでメンテナンス

今回はホンダの軽自動車、NBOXのプラグ交換についてのお話です。

整備士としてお客様からよく受ける質問として

「プラグ交換っていくらかかるの?」

「プラグ交換の時期はいつ?」

なかには

「プラグ交換って、自分でできないかな?」

というDIYの相談をされることもあります。

そこで今回は、

NBOXのプラグ交換についての記事を書いてみることにしました。

スポンサーリンク

NBOXのプラグ交換の時期はどのタイミング?

NBOX プラグ交換10

まず、NBOXには長寿命タイプのスパークプラグが全車とも新車装着されています。

ホンダの公式サイトやNBOXの整備手帳などには、スパークプラグの交換時期に関しては「長寿命」とだけ明記していて、具体的な交換距離などは明記していません。

整備士としての見解としては、NBOXのスパークプラグの交換は50,000km~70,000kmぐらいで点検し、その状態で判断して交換するのがおすすめです。

つまり、交換するかどうかは点検したときに決めるというやり方ですが、万全を期するなら50,000kmでいきなり交換もありです。

JF1・JF2のS07A型エンジンのプラグについて

NBOXの型式でJF1・JF2には「S07A型」と呼ばれるエンジンが搭載されていますが、このエンジンには新車から長寿命タイプのスパークプラグが装着されています。

ILZKR7B8Sは長寿命タイプのイリジウムプラグ

イリジウムプラグには高性能でも長寿命ではないタイプのものもありますが、NBOXに新車装着されているいイリジウムプラグ(ILZKR7B8S)は中心電極がイリジウムで外側電極には白金が溶着されています。

長寿命タイプのスパークプラグは車検の分解点検でも取り外してチェックしなくてもいいことになっています。

サボカジ  @整備士
サボカジ  @整備士

整備工場によっては燃焼室の状態を知るためにスパークプラグを外す場合もあります。
スパークプラグの焼け具合をチェックすることでエンジンの健康状態を確認することができます。

JF3・JF4のS07B型エンジンのプラグについて

NBOXの場合、初期から搭載されていた「S07A型」エンジンが一部仕様変更され「S07B型」エンジンになりました。

ただし、かなり大掛かりな仕様変更で、それにともなってスパークプラグも新しいタイプのより細いものになりました。

この記事を書いている現在では、より高性能タイプの社外品プラグはリリースされていませんので、ホンダ純正部品として購入するか、NGKの品番で探すしかありません。

また、スパークプラグのネジ径が10㎜と更に細くなり、それに合ったプラグレンチを用意しないと交換することができません。

ノンターボDILMAR7A11S  ネジ径 直径10㎜
ターボ車ILMAR8D8S ネジ径 直径10㎜

メーカーではプラグ交換距離を明記しない?

スパークプラグのトップシェアメーカー、NGK(日本特殊陶業)のホームページでも、長寿命タイプのスパークプラグの交換目安については明確にしていません。

NBOXのスパークプラグの交換距離に関しても同様で、両貴金属プラグ(長寿命タイプ)についての交換距離は明確にしていません。

NGKは様々な自動車メーカーに新車装着用のスパークプラグを納品していて、長寿命タイプのプラグもありますが、

ホンダの公式サイトでも、イリジウムプラグの寿命に関しては「長寿命」とだけうたっています。

プラグメーカーは自動車メーカーに忖度している?

プラグメーカーのNGKにとっては自動車メーカーは大事なお客さまですから、自動車メーカーが長寿命プラグの交換距離を曖昧にしていることに合わせているのかもしれません。

自動車メーカーの考えでは、車は新車から100,000kmも走行すれば問題なく走れる期間は過ぎていて、あとはゆるやかにユーザーに乗り換えを検討してもらいたいと考えています。

言い換えれば、100,000km以降もトラブルなく走れるような整備はしなくてもいいというか、想定していないように感じてます。

だからこそ、なんとか100,000km走れるならプラグ交換に関しては交換の目安も表示しないのではないでしょうか。

サボカジ  @整備士
サボカジ  @整備士

これは僕の個人的な感想なのですが、プラグメーカーと自動車メーカーでは長寿命タイプのプラグの交換距離に対して見解の違いがあるように感じます。プラグメーカーはもっと早めの交換を推奨したいのかもしれませんね。

・NBOXのスパークプラグはすべてのモデルに長寿命のスパークプラグが新車装着されている

・プラグの交換に関しては50,000km~70,000kmで点検してみるのがおすすめで、状態がいいならそのまま使用しても可

・新車で購入して100,000kmも乗らないまま乗り換えをするならスパークプラグの交換はしなくても問題なく走れてしまう

 

NBOXのプラグ交換にかかる費用は?

ターボモデルとNAモデルで交換工賃が違う

NBOXだけではありませんが、ターボ付きのモデルの場合、エンジンの上側にアクセスしてプラグ交換するので、インタークーラーやパイピングなどを取り外す必要があります。

そのためターボ付き車のほうが、余分な部品を脱着する作業をすることで作業工賃も割高になります。

NBOXの場合、ディーラーでも一般整備工場でも作業料金はターボ付きモデルはNAモデルの1.5倍から2倍ほど工賃が上がる傾向にあります。

◇NAモデルの場合
【ディーラー】
・作業工賃   ¥4,000 ~ ¥6,000
・プラグ価格  ¥2,000/本 × 3本
合計10,000円~12,000円ほど
【一般整備工場】
・作業工賃   ¥3,000 ~ ¥4,000
・プラグ価格  ¥2,000/本 × 3本
合計9,000円~10,000円ほど

 

◇ターボモデルの場合
【ディーラー】
・作業工賃   ¥6,000 ~ ¥8,000
・プラグ価格  ¥2,000/本 × 3本
合計12,000円~14,000円ほど
【一般整備工場】
・作業工賃   ¥2,000 ~ ¥3,000
・プラグ価格  ¥2,000/本 × 3本
合計8,000円~9,000円ほど

 

NBOXのプラグ交換をDIYでする方法は?

プラグ交換に必要な工具

プラグ交換にはあまり特殊な工具は必要ありませんし、さまざまな工具の組み合わせで交換作業をすることができますが、
ここでは、普段から整備士として使っている工具を紹介します。

【プラグレンチ】

スパークプラグレンチ

NBOXに使われているプラグの太さに合ったサイズのプラグレンチを選ぶ必要があり、JF1・JF2に搭載されているS07A型のエンジンには16mmのプラグレンチを使用します。

T字型のプラグレンチは安価でいいのですが、プラグを緩めるときに力を入れづらくかなり苦戦すると思います。
本来のプラグの締め付けトルクはそれほど高くないのですが、数万キロ走行してあとにはかなり固く締まっていることが多いです。
しかも安価なプラグレンチはマグネットが付いていないので、緩んだプラグをプラグホールから取り出すのに少し苦労するはずです。

できれば、マグネット付きのプラグレンチ単体のタイプのものを用意するのがおすすめです。

スポンサーリンク

【ラチェットハンドル9.5sq】

ラチェットハンドル

しっかりと力を加えることができれば値段の安いものでもかまいませんが、DIYを定期的にする方であればコスパを重視しながらも長く使えるものを選ぶのがおすすめです。

【エクステンションバー9.5sq】

エクステンションバー

150mm(15センチ)ほどのものと、75mm(7.5センチ)のものが一本ずつあればNBOXのプラグ交換の場合は快適に作業できるでしょう。最小限で抑えたい場合は150mmの差込口が9.5sqのものを用意しましょう。

【10mmソケット9.5sq】

10ミリソケット

NBOXの場合は、エアクリーナーダクトやイグニッションコイルを外すときに頭が10mmのボルトを緩める必要があります。

【ミニドライバー】

KTC ミニドライバー

ミニドライバーは、なくてもなんとかなりますがイグニッションコイルのカプラーを取り外すときにあれば便利です。

【トルクレンチ】

トルクレンチはスパークプラグを締め付けるときに、メーカーから指定されている規定の力(トルク)で締め付けられているかを確認することができます。

なくてもかまいませんが、あればより安心して作業をすることができます。

JF1型のNBOXのプラグ交換方法

まずはエンジンを上側から見てみます。

↑ ノンターボ車(NA)の場合はエンジン上部はスッキリしていて、大きなダクトを取り外せばシリンダーヘッドカバー(タペットカバー)が丸見えになります。

 

エアクリーナーダクト裏側

↑ ダクトはエンジン側に差し込んであるだけなので、丁寧に引っ張り上げるように取り外します。

 

NBOX エンジン1

↑ エアクリーナーダクトは無理に外さなくてもプラグ交換はできそうです。

 

NBOX プラグ交換1

↑ 丸見えになったイグニッションコイルを固定しているボルトを10㎜ボックスレンチで外していきます。

NBOX プラグ交換2

↑ イグニッションコイルに接続されているカプラーを引き抜いていきますが、少しイグニッションコイルを浮かせた状態にするとやりやすいです。

 

NBOX プラグ交換4

↑ イグニッションコイルは衝撃に弱いので地面に落とさないように慎重に扱いましょう。

 

NBOX プラグ交換7

↑ プラグホールが丸見えになるのでプラグレンチをセットしたラチェットハンドルでスパークプラグを緩めていきます。

NBOX プラグ交換5

 

NBOX プラグ交換6

↑ 取り外したプラグの先端をよく観察することで燃焼室の状態を把握することもできます。

NBOX プラグ交換10

↑ 新しいプラグを組み込んでいく工程はこれまでの逆をしていくだけです。
ただし、新品のスパークプラグはガスケットが潰れながら締まっていくので、トルク管理は気をつける必要があります。

 

NBOXターボエンジン

↑ ちなみにターボ仕様のNBOXのエンジンはこんな感じのレイアウトですが、基本的には作業工程に大きな違いはありません。

最後に

お客さまからのよくある質問として、

「10万キロ走行のNBOXってどんな整備が必要なの?」

「このNBOXって寿命はどれくらい?いつまで走れるの?」

「NBOXって、タイミングベルトの交換はしなくていいの?」

「今までCVTフルードの交換をしないままで走ってきたけど大丈夫?」

こんな質問をいただくことがよくあります。

そこで、別の記事でNBOXが10万キロ走行したときのメンテナンスや、実際に必要な交換部品などについてお話しています。

トータルでのメンテナンスや費用について知っておきたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。

 

スポンサーリンク

DIYでメンテナンス
この記事を書いた人
サボカジ

当ブログの管理人です。

キャリアは、自動車整備士として20年以上

カーライフアドバイザーとして5年以上です。

プロフィールの詳細は上の「サボカジ」をクリックしてください。

サボカジをフォローする
サボカジをフォローする
車の維持費の節約とマイカーの安心安全について考えるブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました