車からのオイル漏れを放置したままでいると、
駐車場にオイルのシミができてしまうのは時間の問題です。
賃貸の駐車場なら、あまりにひどいオイル漏れのシミなら
清掃費を請求されてしまうのでは、と心配になってきます。
とくにアスファルトでもかなり粗いタイプだと汚れが取れません。
今回は駐車場のアスファルトにできてしまったオイルのシミを
少しでもキレイにする方法をご紹介します。
駐車場にオイル漏れの跡がアスファルトの中に入り込んだ場合
油性のシミは簡単には取り除けない
アスファルトは凸凹しているため、エンジンオイル等が染み込んでしまうとなかなか洗浄することができません。
そのうえエンジンオイルは油性であるため、中性洗剤や家庭用の食器洗い洗剤ではなかなか落とすことができません。
しかも車から漏れているのはエンジンオイルだけとは限らず、オートマチックオイルやギアオイル、パワーステアリングのフルードなどが漏れてシミになることもあります。
これらの油脂類はどれも油性なので、表面がでこぼこしたアスファルトに染み込んでしまうと簡単には取り除くことができません。
整備工場で使われるケミカル剤
自動車整備工場などではエンジンオイルなどが床にこぼれた場合どのようにして汚れを落としているのでしょうか。
例えば最も簡単の落とし方では、布ウエスなどで拭き取った後、パーツクリーナーと呼ばれるスプレー状の洗浄剤でオイルを直接洗い流します。
また、大量のオイルが床にこぼれてしまった場合は、オイルを染み込ませるようなケミカル剤もありますので、まずは粉末状のものをオイルの上にふりかけてある程度のオイルをそこに含ませてしまいます。
代用品を使うやり方もアリ
代用品としては、米ぬかなどを床にふりかけて、こぼれたオイルを吸い取ってしまうと言うやり方もあります。
このやり方のいいところは、オイルを吸った米ぬかをホウキで掃きとってしまって、ゴミ袋に入れれば燃えるゴミの日に出すことができます。
同様に、おがくずなどの燃えるゴミに出せる粉末状のものを使ってオイルを吸い取ってしまうやり方があります。
よほど大量のエンジンオイルでない限り、燃えるゴミに出せてしまうのであとの処理も楽です。
油汚れマジックリンがかなり便利
家庭の台所などでしつこい油汚れを落とすならマジックリンなどの油汚れに対応した洗剤がよく使われています。
特にガスコンロなどのねばねばとしたしつこい油汚れにはこのマジックリンを吹き付けておくことで油分を分解してくれます。
後は分解してオイルをペーパータオルなどで拭き取ってしまうことで、かなりの油汚れは取り除くことができます。
この油汚れマジックリンは、アスファルトに染み込んだオイル漏れのシミにも有効ですが、1つ違うところは家庭用のガスコンロなどのように、つるつるとした金属製ではないので、奥に染み込んだ油分は直接ゴシゴシとこすることができないことです。
オイルのシミ落としの本命は「ディグリーザー」
オイル漏れのシミをキレイにするケミカル剤として使えるのが自転車のチェーンなどのメンテナンスに使用するディグリーザーがおすすめです。
強力に脱脂できてしかも水性なので、使った後は水で流すだけ。
使い方も簡単で、駐車場にできたシミにディグリーザーをかけておいて、少し時間をおいてからゴシゴシとやります。
オイル漏れのシミの大きさによって、デッキブラシ、古い歯ブラシを使ってもいいでしょう。
100円ショップのグッズとの「あわせ技」
アスファルトの表面をゴシゴシと擦るなら使い捨てのものを使うほうがコスパがいいです。
おそらく一度きりの作業になるので、なるべく安く終わらせたい。
そこで100円ショップで、靴を洗うブラシやキッチン用品、旅行用の簡易的な歯ブラシなどを使うといいでしょう。
また、霧吹きも用意して、ディグリーザーや詰替え用の油落としマジックリンを入れるのもあり。
あとは洗い流すためのペットボトルがあれば小さなシミなら効率よく作業ができます。
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