車の中にいてもくしゃみや鼻水が出てきてしまう。
アレルギーをお持ちの方にはつらい季節があります。
なかでも人工の有害物も含まれている黄砂は多くのアレルギー反応を誘発してしまいます。
それでは車の中で少しも黄砂の侵入を抑えるには
エアコンフィルターを交換してみるのも簡単ですが効果的です。
黄砂の季節とは?なぜアレルギーのもとになるの?
黄砂の季節といえば二月から三月になりますが、
黄砂って、人体にどんな影響があるのかご存知でしょうか。
黄砂は中国の黄河流域の砂が小さな粒子となって偏西風に乗って日本に飛来してきます。
粒子の大きさは花粉より一回り小さく、役十分の一ほどです。
スギ花粉が40㎛(マイクロメートル)ほどなのに対して、黄砂の粒子は4㎛と言われています。
もとは砂粒なのですが。花粉よりも比重は重いのですが粒子が小さいため、偏西風などに乗って日本に飛来してきます。
ところが、この黄砂、たんなる細かい砂ではなくて、飛来してくる途中で大気汚染物質や微生物などが付着しています。
これらが付いた黄砂が体内に入ることによって「黄砂アレルギー」引き起こすことになります。
黄砂アレルギーとはどんな症状
じつはアレルギーと言われていますが、刺激物質が原因でくしゃみや鼻水、目がかゆくなったり咳き込んだりします。
ほかにも別の植物などの花粉が原因であることもありますので、黄砂が原因では無いケースもあります。病院でアレルギーの検査をしてみるといいでしょう。
黄砂がよく飛来する季節は?
昔は春の季語として「春霞」などと言われ、当時の人々の四季を感じる風物詩でしたが、今は黄砂やPM2.5のせいで春はそらが霞んでいます。
つまり偏西風が強くなる一月から二月に始まり、三月も比較的黄砂が多く飛来してきますがピークは四月です。
この時期はスギ花粉の季節と重複するため、花粉症と間違ってしまうケースもあるくらいです。
車にもマスクが必要?エアコンフィルターを高機能に交換
黄砂アレルギーを少しでも予防するにはマスクの着用は必須ですが、車に乗る頻度が高いなら、
車のフィルターも黄砂をフィルタリングしてくれる、少し高機能なものに交換してあげることがお薦めです。
一時期、中国から飛来してくるPM2.5が随分話題になり、今ではPM2.5対策のエアコンフィルターも市場に出回るようになっています。
PM2.5の粒子の大きさは、もちろん2.5㎛以下のものを指しますが、PM2.5をフィルターで除去できるなら、黄砂もばっちり濾してくれます。
もちろん、窓を開けて車を走らせるなんてもってのほかですが、エアコンフィルターも、
より濾過機能の高いものに交換してあげることで車内にPM2.5や黄砂の粒子が入り込んでくることも防ぐことができます。
エアコンや暖房の風にも黄砂が混じってしまう
車のエアコンには外気導入をするのか内気循環なのかを操作パネルですることができますよね。
ところが、オートエアコンの車の場合、
「AUTO」のボタンを押すことで、自動的にエアコンの風の出口を制御してくれるのですが、これが余計なお世話というか、勝手に「外気導入」にしてしまっていることがあります。
とくにデフロスターをオンにしてAUTOモードにすることで、フロントガラスの曇り取りを始めます。
多くの車の場合、このモードにすると自動的に外気導入に切り替わってしまうのです。
詰まったエアコンフィルターはとくに注意
エアコンフィルターを装着している車でもフィルターの濾過機能が違います。
しかも詰まった状態のエアコンだとフィルターに空気が通らないくらいだと、フィルターの横の小さな隙間を直接に通っていくようになります。
これではフィルターの意味がないですし、細かい粒子の黄砂なんかはやすやすと車内に入り込んでしまいます。
エアコンフィルターの交換目安は一年となっています。ここは少し早いと感じる場合でも、グレードアップさせる意味も含めて高機能なエアコンフィルターに交換してみるといいでしょう。
黄砂を除去してくれる車用のエアコンフィルターの選び方
「黄砂を除去します!」みたいなうたい文句のエアコンフィルターはたぶんないかもしれません。
ですが、「PM2.5を除去する!」といったことが明記されているフィルターなら黄砂も除去してくれます。
なぜなら黄砂よりもPM2.5のほうが粒子が小さいですから、PM2.5が除去できるなら黄砂も除去できるのです。
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