バッテリーの製造年月日で寿命は変わる?まずはコードで確認してみよう!

DIYでメンテナンス

別の記事で、バッテリーの平均的な寿命は「三年ほど」と説明しました。

ところが、「ん?自分の車のバッテリーっていつ交換したのかな??」

となってしまう方も割とおられるのではないでしょうか。

丁寧な整備工場だと、バッテリーを交換した際に交換したときの年月日や走行距離をバッテリーに記載してくれるところもあります。

もしもそれがない場合は、バッテリーのラベルにあるバッテリーの製造年月日を確認するといいでしょう。

ただし、それはあくまで「製造した日」であって「使用を開始した日」ではありません。この違いがバッテリーにどんな影響を与えるのかはあとでお話しますね。

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バッテリーのラベルにあるコードを確認

まずはこの画像をご覧ください

バッテリーのラベルの黄色い部分になにやら数字がふってあります

「18101402」

これは
2014年の10月18日に製造したバッテリーであること記しています。

「18101402」を二桁ずつ分解すると

「18」「10」「14」「02」となりますが、

基本的にはどのメーカーのバッテリーもコードの左から六桁の数字で判別することができます。

一番左端の「18」は日

その右のが「10」月

さらにその右「14」が西暦の下二桁

一番右端の「02」は製造場所などで、アルファベットになっていることもあります。

 

バッテリーは製造日と使用開始日の違いでどう変わる?

この記事の冒頭でも少しふれましたが、バッテリーの製造年月日はあくまで「作った日」で「使い始めた日」ではないよ、とご説明しました。

ネットでバッテリーを購入すると、古い在庫品が送られてくることもあります。

Amazonなんかのレビューでも「古いヤツ掴まされた!!」とか書き込んでいることありますよね。で、「バッテリーの寿命は平均で三年ほど」という言葉だけを頼れば、

「じゃあ半年まえに製造したバッテリーは残り二年半しか使えないの? やられた!!」

となってしまいます。

が、そこはちょっと待ってください。自動車整備士として二十年以上やってきた僕としては
「それ、ちょっと誤解してるかな?」と思ってしまいます。

 

バッテリーの保証期間は購入日から

バッテリー保証書 全体
たとえば、単純にバッテリーが食品と同じように製造年月日から賞味期限が明確に決まるのなら、製造から半年経過したバッテリーを購入してしまうと「半年分も損した」ってなります。

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ですが、バッテリーの保証書をみても、使用開始の年月日を必ず記入するようになってますね。
製造年月日からじゃなく。保証期間も使用開始日から起算する、と記載されています。

バッテリー保証書 拡大

もしも製造年月日からバッテリーの寿命が消費されるとしたら、こんな書き方しませんよね。別の記事で書きましたが、

バッテリーは100%の充電状態がもっとも長持ちするのですが、他にも「温度変化」や「過放電を繰り返した回数」でも寿命は変わってきます。

そのため新品のバッテリーは、フル充電された状態で出荷されて納品されています。

 

保管期間中はバッテリーはそれほど痛まない?

つまり、未使用のままでお店や整備工場の部品庫などにある状態は、バッテリーの寿命を多少は短くはしますが、車に組み込んだ状態よりもはるかに痛まないのです。

ですので、ちょっと神経質な方だと、「一日でも製造年月日が若いほうがいい」とおっしゃるかもしれませんが、それはちょっと気にしすぎかな、と思ってしまいます。

僕自身、個人的にネットでバッテリーを購入することもよくしますが、かなり割安で購入できるなら、少々製造年月日が古くても、僕はあまり気にしません。

大事なのは、「バッテリーは車に組み込まれてから本格的に寿命が縮み始める」ということ。もちろん極端に古いのはダメですけど。

バッテリーは製造して半年くらいなら健康な状態の車に搭載されればすぐに満充電になりますしね。

 

 

まとめ

バッテリーの製造年月日を知ることは、バッテリーの寿命をある程度推測することに役立ちます。

別の記事でも書いたように、バッテリーの平均寿命は軽自動車クラスだと二年から三年、普通車クラスだと三年から四年ほどです。

あとは車の使用条件によって寿命は変わってきますので、一概には決められません。

また、バッテリーは車に装着されてから本格的に消耗し始めるので、製造年月日よりも使用年月日のほうが寿命を予測する目安になるのです。

ですので、いつバッテリーを交換したのかがわからない状態に製造年月日で寿命を推測する、

いわば判断基準のひとつにしかすぎません。

バッテリー早見表

 

▼ 関連記事▼
車のバッテリーの寿命はどれくらい?維持費の節約にできることは?

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コメント

  1. taka より:

    とても参考になりました。
    掲載して頂き有難うございました。

    質問です。
    製造年月日が1年前の物が販売されており、購入すべきか悩んでいます。
    「バッテリーは製造して半年くらいなら健康な状態の車に搭載されればすぐに満充電になります」との事ですが、1年前ですと、どの様に考えられますか。

    また、購入の是非をご回答頂けると非常に助かりますので、ご教示願います。

    • サボカジサボカジ より:

      taka様

      コメントをありがとうございます。

      この記事が参考になったとのことで、嬉しい限りです。

      ご質問へのご回答ですが、


      >製造年月日が1年前の物が販売されており、
      >購入すべきか悩んでいます。
      >「バッテリーは製造して半年くらいなら
      >健康な状態の車に搭載されればすぐに満充電になります」
      >との事ですが、1年前ですと、どの様に考えられますか。


      一年となると、やはり多少の劣化はあるのかもしれません。

      バッテリーの内部構造の関係上、

      すこしづつ電気を貯める機能が劣化していきますので

      製造したてのものよりも劣ると思います。

      また、バッテリーのサイズでも劣化のスピードが違うと感じています。

      たとえば、軽自動車によく使われる「40B19L」というバッテリーと

      ハイエースなどに使われる「105D31R」というバッテリーでは

      後者のハイエース用のほうが劣化は緩やかだと思います。


      >また、購入の是非をご回答頂けると
      >非常に助かりますので、ご教示願います。


      かなりディスカウントな価格に落ちているのならいいかもしれませんが、

      価格が同じなら積極的に購入する理由はないと思います。

      つまり、大きなサイズのバッテリーで、値段も安くなっているなら買い、

      軽自動車や小型サイズのもので安くもなっていないならやめておく、

      僕ならそう考えますね。

      以上、ご参考になれば。

      • taka より:

        サボカジ様

        早速のご回答有難うございます。
        とても参考になり、助かります。

        検討中のバッテリーは「S65D26L/HV」です。
        1年前製造品は約20,000円で、製造年月日が新しい物は約22,000円です。
        差額は約2,000円になります。
        バッテリーとしては、かなり高価な物だと思っており、出来れば安く購入したいのですが、
        費用対効果で購入すべきと考えており、微妙な差額だと思っています。

        ご説明頂いた内容の、「かなりディスカウント」でも無く、
        「40B19L」よりは、バッテリーが大きいので劣化は多少緩やかだと思われますが
        「105D31R」に比べれば小さいです。

        どちらを購入すべきか、ご意見をお聞かせ下さい。

        宜しくお願い致します。

        • サボカジサボカジ より:

          taka様

          >検討中のバッテリーは「S65D26L/HV」です。

          検索してみると、パナソニックのカオスのようですね。

          その価格なら僕なら迷わず2000円高くても新しいものを選びますね。

          ふだん、お客様にも同じようにお話をしているのですが、

          車の部品のなかでもバッテリーは非常に大事です。

          バッテリーが上がってしまえばエンジンはかからず、

          たちまち不動車になってしまいます。

          僕自身もバッテリーにはコストをかけるほうですし、

          家族の車にもバッテリーだけは少しでもいいものを付けていますよ。

          以上、ご参考になれば。

  2. taka より:

    サボカジ 様
    いつも迅速なご回答を頂き有難う御座います。

    やはり、新しい方を購入した方が良いですか。

    現在も同じバッテリーを付けていますが、あと3ヶ月で5年経ちます。
    現在の車に、更に5年乗る可能性はかなり低く、良いところ
    2年半くらいだと思います。
    それもあって、1年前製造品も悩んでいました。

    ですが、お陰様で踏ん切りがつきました。

    何度も迅速にご回答頂き有難うございました。

    • サボカジサボカジ より:

      taka様

      >現在の車に、更に5年乗る可能性はかなり低く、良いところ
      >2年半くらいだと思います。

      なるほどです。

      たしかにその条件なら一年落ちもアリかもしれません。

      ですが、その2000円を二年半で日割り計算すると

      一日で2円ということで、ぜんぜん高くないですよね。

      古い車になるほど、発電機の不具合が起きやすいですが、

      バッテリーが高性能だと、そのリスクを下げることができます。

      taka様、コメントありがとうございました。

  3. てん より:

    こんばんは。
    ホームセンターでバイク用バッテリーを購入しましたが、電解液が別になっていて、購入時に注入してからの販売となっていました。
    レジで精算後、電解液を注入しすぐに密閉栓をされましたが帰宅後取扱説明書を読むと20分以上経ってから栓をするようにかかれていました。
    今回の様に直ぐに栓をすると、どのようなことがあるのかご教示いただけないでしょうか。宜しくお願いします。

    • サボカジサボカジ より:

      てん様

      コメントをありがとうございます。

      バイクのバッテリーに関してはあまり取り扱いの経験がありませんので、

      僕が分かる範囲でお答えさせていただきますね。

      まず、電解液をバッテリーに注入してすぐに栓をしてはいけない理由にですが、

      新しく電解液を注入すると内部に水素ガスが普段よりも多めに発生します。

      このときに液栓口を締めて密閉させてしまうと、バッテリー上部に希硫酸が噴き出したり、

      気温が高いときや急速充電をしてしまうと、ケースが破裂する危険性があります。

      そのため、新しく購入したバッテリーに電解液を注入したすぐは、

      栓をしっかり閉めないように説明されているのです。

      ケースが膨張したりしていない場合でしたら、

      そのまま使用しても問題ないと思います。

      • てん より:

        サボカジさま
        ご教示ありがとうございます。
        自分の充電器で補充電もしましたが、やはり怖くなり店に連絡して返品させてもらいました。
        購入時は、レジの方ではなくカー用品担当の方が来ての対応(直ぐに栓をする)だったので、その場では取扱説明書などを見ずに持ち帰ったのですが。今度からはホームセンターでの購入はやめます。
        返信ありがとうございました。

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