車から変な音がする!その異音の原因と特定の方法とは

車の異音のまとめまとめ

「車からヘンな音がするんです・・なんていうか・・・その・・・」

そのお客様は、そのあとの言葉がうまく言えずに困っています。

二十年以上も自動車整備士をしていると、

いろんなトラブルシュート(診断)をすることがありますが、

その中でも多いのが、「異音」についてです。

今回は、車から変な音がするというお客様の声から、

どんな表現の異音で、どんな故障やトラブルが考えられるのかを考えてみます。

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まずは異音の種類と場所を特定しよう

異音の原因を特定しようとすると

「どこから」(場所)

「どんな音が」(音の種類)

という、二つの要素から異音の原因を絞り込んでいきます。

音の質というか、ユーザーさんの個々の音の表現でも違ってきますが、

よくある異音の事例を紹介していきます。

【走行中にエンジンまわりから】

ウィーン

エンジンのまわりからする場合は補器類と呼ばれる、発電機、パワーステアリングの油圧ポンプなどからウィーンという音がすることが多いです。

ウィーンという音で特に多いのが、油圧のパワーステアリングのポンプからこんな感じの音がするときです。

特に走行距離が増えて、パワステポンプから異音がするときは、だいたいこのような異音がすることが多いです。

「ウィーン」とか「キーン」という感じに聞こえることが多いです。この音が非常に大きくなってきたときは、パワステポンプが焼き付きかけている可能性があります。

原因はパワステのフルードがパイプやホースから漏れていて、パワステポンプの中にあるべきパワステフルードが少なくなってしまっていることです。

この状態だと、パワステポンプの中に空気が混ざり始めることで、フルードに「キャビテーション」という現象が起きることでこのような音がパワステポンプの中からします。

基本的にはこの場合はパワステポンプそのものを交換することになることが多いです。

発電機の中から

「ウィーン」という表現はモーターのような音を表現するする方が多いですが、まさにこのような音はパワステポンプのほかには発電機(オルタネーター)からすることが多いです。

音の原因はオルタネーターの回転部分に組み込前ているベアリングという、部品の劣化が原因になることが多いです。この場合はオルタネーターそのものを交換することが多いです。

エアコンのコンプレッサー周りから

エアコンのスイッチを入れてエアコンコンプレッサーを回し始めるとウィーンといった異音がすることも多いです。

この場合の原因としては、エアコンコンプレッサーの前側にあるマグネットクラッチという部品のベアリングが音の原因になることが多いです。

これもエアコンを使いすぎたり、たんに車の走行距離が増えてベアリングが劣化したことなどによる部品の寿命であることが多いです。

この場合だと、コンプレッサーは交換せずに前側にあるマグネットクラッチだけを交換することも多いです。

ただし車種によってはマグネットクラッチだけの部品の設定がないこともあります。その場合は残念ながらコンプレッサーとセットで交換することが多いです。

エンジンルームの左側から

日本車でもエンジンを横置きにするレイアウトを採用している車種は非常に多いです。

最近は燃費の向上を目的としてCVT(無段階変速機)を搭載している車種が多いですが、エンジンを横置きにしている場合はエンジンルームの左側にCVTがあります。

CVTはかなりうるさいミッションですが、故障して不具合が出るとさらにうるさくなります。

 

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ウォーン

ウィーンの場合と音が酷似している

この「ウォーン」「ウィーン」はお客様によっての表現の違いがおおく、僕ら整備士が「ウィーン」と感じていてもお客様からは「ウォーン」という音がするといわれることもあります。

そのため、このウォーンに関しては上述の「ウィーン」の内容を参照してみてください。
もしかすると実際には「ウォーン」なのかもしれませんので。

エンジンルームの吸気ダクトからするケース

ウォーンという表現をする場合、さきほどのウィーンよりも、もう少し低音が効いている異音であることが多いです。

ウィーンがモーターのような音だとするとウォーンは空気が太いパイプの中を通過するような場合に使われる表現のしかたが多いです。

管楽器でいえばトランペットよりももっと低い音を出すトロンボーンのような場合だと、ウォーンと聞こえることがあるかもしれません。

原因はエアクリーナーのパイプが外れていたり、エアクリーナーそのものがきちんと装着されていないときに、エンジンに吸気する空気が発することあります。

カタカタ

エンジン内部のメカニカルノイズが多い

エンジンの周りからカタカタと異音がする場合は、エンジンの内部に原因があり、音がすることがあります。

原因として考えられるのは「タペット音」がわりと多いです。

タペット音とは、カムシャフトというエンジンの一番上側にある部品が、排気バルブや吸気バルブを押しているときにカタカタという音がすることがあります。

この音はエンジンの種類によって音が大きめのものもあるので故障とか異音とか決めつけにくいのですが、

エンジンオイルの管理があまりキチンとされていないユーザーさんの車からは、大きな音でタペット音がすることがあります。

エンジンオイルの交換をしてあげないことでメカニカルノイズという、部品同士のぶつかる時の打音が大きくなるのです。

カラカラ

エアクリーナーのダクトなどが干渉する音?

上記の「カタカタ」と同じケースが多いですが、カタカタよりもやや音が軽いというか、プラスチックなどの軽い部品がエンジンからの振動で他の部品や車体の一部に当たるに使われることがあります。

たとえば、同じようにエンジンの振動でなにかに干渉していても、重くて大きな部品だと、「カラカラ」や「カタカタ」ではなく「ゴトゴト」といった表現になります。

カラカラという表現は、すこし乾いた感じがしますので、軽くて大きめの樹脂の部品が車体などに干渉する音として使われます。

もっとも多いのはエアクリーナーケースやその周辺のパイプ状のダクトなどがエンジンの振動で揺れて音を出しているようなケースです。

車の走行距離がある程度増えてきて、エンジンの振動をエンジンマウントが吸収しきれなくなった場合に異音として聞こえることがあります。

この場合、外れかけていた部品をもとの位置の付けなおすと異音が消えることもありますが、劣化したエンジンマウントを交換してあげることでアイドリング中のエンジンの揺れを小さくして異音が解消されることもあります。

ガラガラ

エンジン内部からの打音の音の場合

エンジンオイル不足が原因の場合でほぼエンジンが焼き付きそうな状態だと、ガラガラと大きな音がすることがあります。

エンジンオイルが少しずつ燃えてなくなっていく現象を「オイル消費」といいますが、エンジンオイルの交換を何万キロもしないままでいると、最終的にエンジンオイルの量がエンジンを正常に潤滑できないくりまで減ります。

するとエンジンの内部からガラガラという異音がすることがあります。これはカムシャフトやクランクシャフトの軸受けのメタルという部品が焼き付きかけていることでガラガラという音がします。

ブーン

タイヤの回転と同期して聞こえる場合

タイヤと路面との接地面から聞こえてくる音を「ロードノイズ」といいます。

ロードノイズがどのような音をどれくらいの音のボリュームで聞こえてくるかどうかは、タイヤの状態によってさまざまです。

タイヤの中でももっともロードノイズがうるさいのがスペアタイヤです。

スペアタイヤのタイヤパターンはかなり粗く、走行すると驚くほどの音のボリュームで室内にも聞こえてきます。

同様に、ハイグリップタイヤのようにタイヤの溝のパターンがかなり広いブロックで設計されている場合もかなりうるさいです。

また、製造から何年も経過して硬くなったタイヤもかなりうるさく、まるでベアリングが壊れているのかと思うほどの音のボリュームになっていくこともあります。

走行中にタイヤのあたりからする場合

タイヤのあたりから「ブーン」という音がする場合では、車の速度が上がるにつれて音もさらに大きくなる場合は、ハブと言われる車軸部分のベアリングが劣化している可能性があります。

この異音の特徴は、タイヤの回転とともにハブベアリングも一緒に回転しているので、車が停車すると全くしません。

ハブベアリングはすべてのタイヤの付け根部分にあるため、車の前方からすることもありますが、後方からの場合は、運転手には意外と聞こえにくい時があります。

【アイドリング中にエンジンまわりから】

カタカタ

エンジンマウントのヘタリが原因の場合

シフトをDレンジに入れたままで信号待ちをしていると、エンジンルームのあたりからカタカタという音がすることがあります。

音の質としては、軽いプラスチックのようなものが、振動で揺れてなにかに当たっているような音として聞こえることがあります。

わりと多いのが、エアクリーナーの周りのプラスチック製の部品がアイドリング中の振動で周りにカタカタと当たっている音です。

特に車が古くなってくると「エンジンマウント」という、エンジンと車体を連結させているゴムでできた部品がヘタってしまうことで振動が大きくなり、エンジンルームのパーツが大きく揺れたりするのです。

エンジンマウントが原因の場合だと、車が走り出すと音がしなくなることが多く、エンジンの回転数があがると振動も消えるのが特徴です。

カチカチ

リズミカルにする場合は異音ではない?

「インジェクター」という、ガソリンを噴射するノズルからカチカチと音がします。この音がやたら大きく耳障りに感じることもあります。

四気筒エンジンなら四本ついていますのでそれぞれが交互に音を発していますので、音の大きさが四本ともそろっている場合は異音ではないです。

キュルキュル

エンジンが冷えているときに特に音が大きくなることも

キュルキュルという音の質はベルトの張りが不足していることが原因の場合が多いです。プーリーと言われる部品とベルトが直接触っている部分が滑るとキュルキュルという異音がします。

これはベルトの滑りの初期段階で、アイドリング中に鳴ったり、朝にエンジンを始動したすぐにキュルキュルと音がすることが多いです。

キュー

アクセルを踏んだ時エンジンの近くから

アクセルを踏んだときにエンジンのあたりからキューという異音がする場合は、音の質からするとベルトの滑りが連続して発生していると考えられます。

上述した「キュルキュル」よりもさらにベルトの滑りがひどくなると、キュルキュルというムラになって滑る段階から、連続してキューと滑りっぱなしになった状態に悪化したといえます。

とくにエアコンの「ACボタン」を押すとさらに音がひどくなる場合も多いです。

この場合、滑っているのはエアコンベルトか、発電機(オルタネーター)のベルトのどちらかとなします。

エアコンを作動させるとなぜ発電機のベルトがすべるのかというと、エアコンのコンプレッサーを作動させるには、かなりの電力を必要とするので、発電機のベルトの負担が増えるからです。

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シュルシュル

アイドリング中に出やすい異音

このシュルシュルという異音もベルトが原因であることが多いです。

異音の原因は、ベルトが古くなることでゴムの部分が硬くなってしまい、プーリーに接触している部分と擦れる時にシュルシュルという音がすることが多いです。

また別のケースとして、ベルトの劣化がかなり進んでいることで、ベルトが縦に裂けてしまっていることがあります。

この場合、運転手はこの異音にはなんとなく気が付いていてもことの重大さに気が付かないままでそのまま走行していることがあります。

もしもそのベルトが発電機のベルトだと、ベルトがきれた瞬間に発電がされなくなります。

ヒュー

補器類などからの異音

発電機(オルタネーター)の内部に組み込まれているベアリングなどが劣化してくると、初期段階では「ヒュー」という高い周波数の音として聞こえることがあります。

この場合、大きな音でない場合は異常ではないケースも多く、正常なメカノイズであることもあります。

ユーザーさんが「異音」だと相談にきていただける場合、別の車との比較で「こんな音はおかしい」という判断基準にしています。

ところが、車種によって発電機の音ひとつをとりあげても、かなり音の質やボリュームが違うこともあります。

異音かどうか判断しにくいといは、全く同じ車種をたくさん扱ったことがあるディーラーに相談にいくのも一つの選択肢といえます。

ピー

特定の車種では非常に多い異音

ダイハツの軽自動車でとくに多いのが、ウォーターポンプからの異音です。

その音を、ほとんどの運転手は「ピー」とか「ヒーン」などの笛吹き音のような音で表現をしています。

この異音の特徴は、アイドリング中に聞こえてくることが多く、たとえば信号待ちでドライブレンジに入れたままで止まっていると音が鳴りやすいです。

 

 

【走行中にタイヤや下回りから】

カチカチ

タイヤの回転と同期してする場合

走行中に「カチカチ」という音の表現で多かったのがタイヤのパンクなどでした。

タイヤの溝にビスなどが刺さっていて、その部分が地面にあたるときにカチカチという音がします。

ただ単に小石が挟まっているだけのこともありますが、タイヤの回転に同期するようなカチカチという音がする場合はタイヤに異物が刺さっていることが多いです。

ポコポコ

車が凹凸を超えるときにする場合

この場合は、ショックアブソーバーという部品が原因でポコポコという音がすることが多いです。

ショックアブソーバーとは、車が凹凸を超えるときにスプリング(バネ)が衝撃を吸収したあと、車の揺れが収まりやすいようにするための部品です。

構造はわりとシンプルで、注射器のような筒状の部品が組み合わさっていて、内部にショック用のオイルが入っていて、そのオイルが筒の中をゆっくりと流れるようになっています。

その抵抗を利用して車の上下の揺れを素早くいなしてくれていますが、オイルが通過する「オリフィス」といわれる部分が抜けてしまうとショックアブソーバーに伸び縮する時の抵抗がなくなってしまいます。

この状態を整備士たちは「ショックが抜けた」という言い方をしますが、ショックが抜けると「ポコポコ」といった異音がすることがあります。

【ブレーキ周りから】

キー

ブレーキの異音の典型例?

「キー」という表現する異音で最もおおいのがブレーキを踏んだ時の異音です。

とくに多いのが、ブレーキを軽く踏んだままで長めの距離で止まろうとすると、ブレーキの周辺の温度が上がり、甲高い「キー」という音がすることが多いです。

これを自動車整備士たちは「ブレーキ鳴き」などと呼ぶことが多いです。

ブレーキ鳴きに関しては、異音とは呼べないケースもあり、なにかの故障の前触れになっているわけではありません。

車からなっているブレーキ鳴きも自転車のブレーキを効かせたときの「キー」も基本的には同じ理屈で鳴っています。

物と物をこすり合わせながら摩擦力で車を止めようとすると、摩擦部分の高周波な振動が音を出しているため、どんな車にもおこりうる現象なのです。

グググ

雨降りの動き出しなどの場合

とくにオートマチック車に多い異音で、ブレーキを踏んだままで少しづつ車を進ませようとブレーキペダルから少し足を離すと「グググ」といった音がすることがあります。

とくに雨が降っていてタイヤ周りが濡れている時や、水たまりの中を通過した直後などのディスクブレーキの周辺が濡れていると発生しやすい異音です。

ただ、異音と言われることが多いですが、異常なことではなく、ごく自然に発生する音なので問題はないことがほとんどです。

この場合、気を付けなければいけないのは、音が次第に大きくなっていく場合や、音のボリュームが大きくなってきている場合は、何らかの不具合の可能性がありますので、整備工場での点検が望ましいでしょう。

ゴー

走行中に足回りから異音

ハブベアリングという、車軸にあたる部分の中心にある部品が劣化すると「ゴー」とか「ゴーゴー」といった異音として相談を受けます。

ブレーキパッドの限界を迎えた音

この「ゴー」という音は上述しているハブベアリングの異音とよく間違われることがあります。

ただ、ベアリングからの異音はつねに同じ音が同じボリュームで聞こえるのに対し、ブレーキからの「ゴー」という異音は、ブレーキを踏んだ時に音が大きくなることがほとんどです。

この場合の音の原因は、ブレーキパッドという、ブレーキの消耗部品が限界を超えるほどすり減ってしまったことで発生します。

ディスクパッドの使用できる部分がすり減りきってしまうと、ディスクパッドの裏金の部分がディスクに触ってしまい、ブレーキを踏むとディスクローターが削れていってしまうときの音が「ゴー」という音です。

ゴゴゴ

ブレーキの摩耗限界をさらに超えた場合

上述した「ゴー」というブレーキパッドの摩耗限界を超えてしまったときの音がさらにひどくなってしまうと、ディスクの両面でディスクが削れていく音がするようになります。

その場合はゴーよりもひどいゴゴゴといった音や「ゴリゴリ」という音に聞こえることがあります。

ブレーキが引きずりを起こした場合

過走行の車や、ほとんど走らせることがない車など、極端に使用頻度が高い車と低い車に、たまに起きるのが「ブレーキの引きずり」と言われる現象です。

その時にする異音が「ゴゴゴ」といった表現をすることが多いです。

引きずりとは、運転手がブレーキペダルを離していてもブレーキがきいたままになってしまっている状態をいいます。

ブレーキの引きずりは、ほとんど車を走らせることがない状態で野外に保管されているようなケースで起きやすいです。

つまり、機械として、あまりにも使わなさすぎることで動きが悪くなってしまう状態の一つとして、ピストンの固着、摺動部分の固着などが原因として多いです。

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★その他の異音

後ろ側からカタカタなど

エンジンの振動が大きくなるのは上述したようにエンジンマウントのへたりなのですが、これが原因で車の後ろのほうから、マフラーが揺れてバンパーなどに当たってカタカタとした音がすることもあります。

また、バックや車庫入れをしていて、マフラーを障害物にぶつけてしまったことがきっかけでマフラーが変形してしまって、車体に干渉することもあります。

サイドミラーからカタカタ

電動格納ミラーの場合、格納ボタンを押すことでミラーが倒れていきますが、いたずらや事故、駐車中に通行人の肩や腕が当たった場合などで、内部が壊れることがあります。

 

プロが実践する異音の原因の探し方

異音診断の基本は問診から

まず異音の原因を探すとき、僕も含めて整備士がまずするのが「問診」です。

問診というと、一対一でお医者さんと会話するようなイメージになりますが、自分の頭の中ですることもあります。

自問自答というか、頭の中で「YESかNO」でフローチャートを作って、その中で異音の原因を絞り込んでいきます。

難しそうに感じるかもしれませんが、消去法なので落ち着いてやれば誰でもできると思います。

実際に現場で僕がやっている問診の方法だと、お客様と直接お話ができる場合だとこんな感じです。

まずはお客様と話すときに、

その変な音は

①今もしていますか?

②止まっている時?走っている時?

③その音がしているとき、車のどんな操作をしていますか?

④どのあたりからしていますか?

 

といった順番に質問をしていきながら、頭の中で異音の原因を絞り込んでいきます。

①「今もしていますか?」
※整備士がすぐに確認できるかどうか

②「止まっている時?走っている時?」
※走行中に作動する部位かどうかの確認
※止まっている時にしかおきない場合はハブやミッションは故障診断の対象からいったん除外します。

③「その音がしているとき、車のどんな操作をしていますか?」
※ハンドルを切っているときならステリング周り
※アクセルを踏んでいるならエンジンや駆動関係
※ハンドルを切りながらアクセルならドライブシャフトなど
※エアコンを入れているときはエアコンコンプレッサーまわりなど
※走行中に段差を超えたときならショックなどの足回り

④「どのあたりからしていますか?」
※ざっくりとした音の発生場所の絞り込み(前か後か、右か左か)
※エンジンと離れた場所からしている異音ならエンジンの診断はとりあえず除外

こんな感じで「消去法」をよく使います。

まとめ

異音が確認できないとき

よくある話ですが、整備工場に車を見せに行ったら変な音がしなくなってしまったという話。

まるで病院に連れて行った子供が

「別に痛くないよ」

と言い出したみたいなことが、車にもあるのです(笑)

すると、

「今は変な音はしていない」

とお客様から聞かされると、

経験の浅い整備士だと、

「今は音がしない?そんなの無理じゃん・・・。特定できないよ!」

と考えることが多いです。

ですが、問診を丁寧にしていくことで、お客様から異音を特定する重要なヒントをもらうこともできます。

そのためには上記のような流れで、「音の場所」と「音の質」を整理しながら異音の原因を絞り込んでいき、ヒントを見つけることができます。

場合によってはそのヒントだけで異音の場所やおおよその原因を見つけることもできます。

あとはそれを裏付けるものを実際に点検や分解をしていきながら発見するだけですが、

うまく絞り込めず、隘路にハマるケースもあります。

それでも電話のやり取りだけで、異音の原因と修理方法もほぼわかることもありますのでなかなか侮れない手法です。

今回、もっとも僕がお伝えしたかったことは、車に関するプロでなくても、プロの整備士の故障診断を手伝うことができる、ということです。

結果的には、

「早く」

「正確に」

「安く」

異音の原因を見つけてくれることにもつながるのです。

 

 

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まとめ 車の異音
この記事を書いた人
サボカジ

当ブログの管理人です。

キャリアは、自動車整備士として20年以上

カーライフアドバイザーとして5年以上です。

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車の維持費の節約とマイカーの安心安全について考えるブログ

コメント

  1. ハチ子 より:

    はじめまして。車のことで困っていて、このブログを見つけました。一昨日雨が降ってて、ブレーキを踏んだらグワングワンと、車輪が回る音に合わせてすごい異音がしたんですが、走っている間に鳴らなくなり、今日車屋さんに行ったんですが、音が鳴らないので、修理しようがないと言われて落ち込んでいました。車を停車させて何時間も経った後、車を走らせブレーキを踏むとグワングワン鳴ります。走ってる間に音は聞こえなくなります。Twitterって使ってますか?さっきサボカジさんを見つけてフォローしたので、もし良ければ相談を聞いて欲しいのでよろしくお願いします!

    • サボカジサボカジ より:

      ハチ子様

      コメントをありがとうございます。

      ブレーキの異音ということで、ご回答させていただきますね。

      >雨が降ってて、ブレーキを踏んだらグワングワンと、
      >車輪が回る音に合わせてすごい異音


      まず、ブレーキ周辺が濡れているときにだけ発生する異音だと考えられます。

      じつは、ブレーキのディスクローターが濡れているとこのような異音がすることが多いです。

      たとえば、洗車をして車を動かすときにブレーキを踏むと今まで聞いたことのないような

      「ググググ」とか「グギグギ」といった音質です。

      結論から申し上げますと、走っていてディスク周辺が乾くと異音がしなくなる場合は、

      ブレーキの異常ではないかもしれません。

      ただ、このような大きな音がするのはとても気持ちが悪いですし、不安にもなりますね。

      お乗りの車の車種が分からないのでなんとも言えませんが、

      ・年式が十年以上経っている

      ・走行距離が80,000㎞以上走行している

      ・または走行距離が極端に少ない

      などの条件に当てはまるなら、一度ブレーキまわりのオーバーホールをしてみるといいかもしれません。

      具体的には、ディスクブレーキならキャリパーのオーバーホールですね。

      その際に、現在使っているブレーキパッドとは違うメーカーのものを使用すると改善されるケースもあります。

      また、ブレーキの構造やタイプによっても異音の出やすさも違います。

      対抗型のキャリパーと片持ち型でも違ってきますし、

      ドラムブレーキだと水分が入ると異音が出やすいケースもあります。

      以上、ご参考になれば幸いです。

      >Twitterって使ってますか?
      >さっきサボカジさんを見つけてフォローしたので、
      >もし良ければ相談を聞いて欲しいのでよろしくお願いします!

      Twitterでも見つけていただいてありがとうございます ^^

      今のところ、ご質問に対するご回答は、他の訪問者様にも共有したいと考えておりますので、

      このように、このブログの各記事のコメント欄でさせていただこうと考えております。

      よろしくお願いします。

  2. ハチ子 より:

    遅くなってすみません!お返事ありがとうございます!‍♀️
    車はディスクブレーキで、車屋さんに診てもらった時もブレーキのパッドとかは異常ないと言われたんですが、まだ雨の日や、雨の日じゃなくても車を走らせて最初うちはブレーキを踏んで、スピードが落ちて停止しそうな時にタイヤの回転と共にグワングワンと鳴ってます。雨の日じゃなくても走らせて最初うち鳴るのはブレーキディスクが湿っているからでしょうか?
    もし、それが原因で鳴っているのなら、ブレーキに異常をきたしてなければ、鳴ってても問題ないってことでしょうか?
    確かにグワングワンの異音は怖いですが、ブレーキに異常が無いのだと分かっていれば鳴ってても安心できます。

    • サボカジサボカジ より:

      ハチ子様

      お返事が遅くなり申し訳ございません。

      >雨の日や、雨の日じゃなくても車を走らせて
      >最初うちはブレーキを踏んで、
      >スピードが落ちて停止しそうな時に
      >タイヤの回転と共にグワングワンと鳴ってます。

      やはりディスクブレーキからのブレーキ鳴きの可能性が高いと思われます。

      ただし、ハブベアリングにガタがある場合、ブレーキングの際に

      ディスクパッドとローターのあたりが変わってしまってブレーキの鳴きが発生しやすくなるケースもあります。

      このような場合は、いちどディスクローターの表面の荒れ具合などをチェックしてみて、

      段付き摩耗や、表面が荒れているようなら交換してみるのもいいと思います。

      また、ハブのガタを点検してもらって、ガタもないようでしたら、そのまま乗っていても問題はないとおもいますよ。

      心配でしたら、ブレーキテスターで制動力を測定してもらうのもいいでしょうね。

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