カーエアコンのACボタンを入れると異音がキュルキュルしてゴム臭い!!

エアコンコンプレッサーエアコン

暑い季節になって久しぶりに車のエアコンを使おうとACボタンを押しました。

すると突然エンジンの方から

キュルキュルキュルキュルキュルキュル

と甲高い音が・・・!

これはエアコンのベルトが滑っている音なのですが、この後そのまま車を使っていると最終的にはどうなるのでしょうか?

今回はエアコンに関わるトラブルの中でも比較的高額な修理になりそうなお話です。

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カーエアコンのACボタンの意味

エアコンとクーラーの違い

一般的にエアコンとは正確にはエアコンディショナーといいます。つまり室内の温度や湿度を快適に保つために暖房や冷房を作動させます。

つまり総合的な温度調整等の意味合いと考えてください。

 

それに対してクーラーとは冷房のことを指し、フロンガスをコンプレッサーで圧縮し、圧縮されたフロンガスが気化する際の「気化熱」という現象を利用して冷たい風を作っています。

車の場合ACボタンを押すと、そこで初めてコンプレッサーの電源がオンされます。このボタンを押すまではエアコンではなく単なる送風になっているだけです。

エアコンスイッチ

ただし暖房は車の冷却水を利用して温めていますので、ACボタンは関係ありません。

エアコンコンプレッサーはベルトで回転している

カーエアコンの場合、送風をしながらACボタンを押すと、エンジンルームのエアコンコンプレッサーに付属しているマグネットクラッチと呼ばれる部分に電源が入ります。

それまではマグネットクラッチは空転していますが、電源が入ると同時にエンジンの動力をコンプレッサー内部に伝えます。

そこでエアコンベルトに大きな負荷がかかり始めます。

 

 

カーエアコンの異音でキュルキュル音はベルトから

エアコンベルトの張り不足の場合

一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、車のエンジンに組み付けられているベルトは定期的に張りの調整をしてあげる必要があります。

ベルトの張り、テンションがゆるすぎると普段は異音は出ませんがエアコンを入れた瞬間ベルトが滑りだします。このときの音がキュルキュルとかキューーッと言った音となります。

この場合だとベルトが滑っているだけなのでベルトの張り調整をしてあげると音は消えますが、一定期間以上エアコンベルトが滑ったままで走行していると、ベルト自体がすり減ってしまっていることがあります。

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その場合はエアコンベルトを交換する必要があります。

 

 

カーエアコンを入れるとゴム臭い

ベルトの焦げるニオイ

もしもゴムの焦げるような匂いがする場合はベルトが滑って摩擦熱で焦げている可能性もあります。

その場合ベルトに問題があるのではなく、またベルトの張りにも問題がない場合は、エアコンのコンプレッサーが故障している可能性があります。

つまりコンプレッサーの内部が機械的に破壊されていて、コンプレッサーがほとんど回らない状態になっている可能性があります。

エアコンのACボタンを押した瞬間にベルトがエンジンの力で強引に回されるのでエアコンコンプレッサーのプーリーとベルトが強烈な力で滑ることで、ものすごい異音とともにベルトが焦げていくのです。

もしもこのケースだとエアコンのコンプレッサーを丸ごと交換することになります。ただしそれだけでは済まなくてコンプレッサーの内部で破壊した金属片がエアコンの配管の中に流れ込んでいます。

この金属片がエアコンのサイクルをことごとく痛めてしまっていることがあります。

そうなるとエアコン内部の配管周りを全て外して清掃したり、場合によってはパイプ類を全て交換したりコンデンサーと呼ばれる冷媒を冷やす大きな装置も交換する必要があります。

コンプレッサー内部の機械的破壊によってエアコンサイクルがほとんどダメになってしまうのです。

過去にもこのようなトラブルを僕自身も経験しましたが、結局その車の持ち主は、高額なエアコンの修理を聞いて車の乗り換えを決断されました。

意外と多いのですがエアコンの大きなトラブルがきっかけで車の買い替えになることも多いのです。エアコンの調子が悪い場合や、何か大きな音などが見受けられる時は早い段階で整備工場に相談することをお勧めします。

 

 

まとめ

今回はエアコンのトラブルの中でも比較的高額な修理になってしまうケースでした。
ただエアコンのACボタンを押したことで音が大きくなった、または変化したと言うことにご本人が気づいていたケースです。

僕たち整備士も車の異音に関してトラブルシュートをする場合は、

このようにエアコンを作動させたりパワーステアリングを大きく切ってみたりと、何か変化をエンジンに与えたりします。

その時の音の変化で異音の原因を絞り込むと言うこともやります。

何か変な音がする場合は、その音はどんな時になるのかということを運転手さん本人が把握することで後日整備工場で異音診断を依頼するときの、大きなヒントになることがあります。
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エアコン 車の異音
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