軽自動車の故障修理のなかでもかなり高額な修理費がかかるのがエアコンのコンプレッサー修理などが挙げられます。
なかにはエアコンの修理費の見積もりを見て「乗り換えしようかな・・・」
とつぶやく方もおられるくらいです。
また、依頼する整備工場によっても見積額にかなりの差がでることもありますので、どこに修理を依頼したらいいのか悩むところです。
今回は軽自動車のエアコンのコンプレッサー交換という、
エアコン修理の中でもかなり高額な修理のお話です。
軽自動車のエアコンのコンプレッサー交換費用の相場
エアコンのコンプレッサーは高額部品
軽自動車の場合でも、エアコンのコンプレッサーは純正で新品の場合、だいたい70,000円くらいはします。
コンプレッサーの交換に関しては新品を使わずにリビルト品を使うケースもかなり多いです。
リビルト品だと新品の六割から七割くらいの金額になることが多いので、70,000円が新品価格だとすれば、50,000円もかからないことになります。
また、整備工場によっては自社でコンプレッサーのリビルトをやっているところもありますので、さらに安くなるケースもあります。
どちらにせよ、エアコンのコンプレッサーの交換作業のなかで最も高額なのは、コンプレッサー本体ということになります。
リキッドタンクの交換も必要
軽自動車のエアコンコンプレッサーの交換には一緒に交換するべき部品が存在します。
特にリキッドタンクは必ずセットで交換するべき部品といえます。
リキッドタンクはエアコンのガスをゴミ起こしたりするためのフィルターのような役割をしてくれる部品です。
エアコンコンプレッサーが交換が必要になるほど壊れている場合は、コンプレッサ内部の部品が破壊され、金属部品等がエアコン配管内を浮遊している可能性があります。
そのためリキッドタンクを交換してあげないとこの中に含まれる金属片などが同じように新しいエアコンコンプレッサーの中に入り込んでしまうことがあります。
コンプレッサー交換作業の内訳
上記のコンプレサー本体のほか、リキッドタンク、エアコンガス、ゴムパッキン(Оリング)、そして作業料金がプラスされます。
また、エアコンコンプレッサーは車種によって交換の作業料金が変わってきます。
なぜなら脱着しやすいような場所にあるコンプレッサーなら交換作業料は安くなりますし、非常に奥まったところにあるコンプレッサーは交換は大変なことになります。
そのため交換作業量は交換する手間に応じて金額が変わってきますので一概に金額がいくらぐらいとは言えません。
ワゴンRを例にしてみると・・
軽自動車の代表格と言えばスズキのワゴンRが挙げられます。
今回はエアコンコンプレッサーの交換作業料金をワゴンRを例にしてご説明していこうと思います。
同じエンジンを搭載したスズキの軽自動車ならほぼ同じような金額になりますし、ダイハツの軽自動車も同じようなレイアウトをとっている、ムーブやミライースなども大体同じ位の金額になると思ってください。
エアコンコンプレッサー交換作業料金
交換工賃 25,000円前後
部品代金
・コンプレッサー →70,000円
・リキッドタンク →4,000円
・Oリング →300円
・フロンガス(R134a)400g →3,000円
軽自動車のエアコンは修理費用が安いほう?
基本的に部品代が安く設定されている
軽自動車の場合は新車本体価格のコストを落とすため、すべての部品はギリギリまでコストカットされています。
コストカットされていると言う事は部品をなるべく少ない点数で製作されて、シンプルな構造にされていたりすることがあります。
つまりシンプルで、数の少ない部品はアフターパーツとしての部品の金額も安めに設定されているといえます。
その一方でギリギリまでコストカットされている部品と言うのは寿命が短めになっているともいえます。
もともと軽自動車の位置づけは足代わりや近場その一方でギリギリまでコストカットされている部品と言うのは寿命が短めになっているともいえます。
もともと軽自動車の位置づけは、セカンドカーや買い物車と言う使用用途が想定されています。
ちなみにですが、2000 CCクラスのミドル側のエアコンコンプレッサーの交換は軽自動車の場合の1.3倍から1.5倍位の費用がかかると考えておいてください。
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