CVTの修理費用や期間は?ディーラーと整備工場でどれくらいの差?

CVTオーバーホールCVT

CVTもオートマチック・トランスミッションの仲間ですが

CVTを修理するとなると、エンジンや車体から切り離す必要があります。

そのため、かなり大がかかりな作業をすることになり、

作業料金もかなり高額となります。

今回は、CVTの修理費用や、修理の期間にどれくらいかかるのか、

また、ディーラーと一般整備工場ではどらくらいの違いがあるのか

トータルでCVTの修理を依頼するなら

どちらが早くて安いのかについてお話していきます。

※この記事に書かれている整備期間や整備費用はあくまでも僕自身の整備士としての経験から述べているもので、実際と違うケースもあります。

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CVTの修理の費用はどうやって決まる?

CVTオーバーホール
まず、今回のお話のメインは日本車に限った内容になります。

外車の場合、そもそもCVTを搭載する車種が少ないうえに、修理の件数も極端に少ないですので。

CVTはまるごと交換しかできない?

CVTの内部は非常に精密にできていて、基本的には内部を分解して部品を交換するようなことはあまりしません。

ほとんどの場合は、CVTの内部のスチールベルトやベアリングなどを交換する必要がある場合は、他の部品も寿命を迎えていることが多く、

部分的な部品交換よりもCVTを丸ごと交換してしまうほうが、早くて確実です。

もしも部分交換をして、あとになって他の部品が不具合を起こせば、

またCVTを降ろすところから始めなければならず、現実的では無いからです。

CVTの修理費用が安く済むケース

CVTの外側に張り付いているような小さなセンサーやバルブボディ(油圧を制御する部分)などが、車をリフトアップしただけで交換できることがあります。

僕自身が経験したケースではダイハツのミライースのCVTからCVTフルードがオイル漏れをしていたことがありました。

メーカーの特別保証の期間内だったので、ディーラーに預けましたが、一日で修理が完了していました。

説明を受けると、CVTの横に張り付いている油圧制御の部分だけが外れるので、部品単体の交換ができたとのことです。

オイルパンの交換は簡単

CVTフルードがCVTの下側にい入っていますが、これはATとほぼ同じような構造ですので、車体の下側から小さなボルトを20本くらい外してしまえばオイルパンを外すことができます。

オイル漏れや事故で損傷した場合は、CVTフルードを抜いたあと、オイルパンとパッキンの交換をすることがあります。作業の日程は確認も含めて一日くらいでしょうか。

CVTの修理は高額修理になる?

CVT載せ替えエンジン付き

まずCVTとはオートマチックミッションの一種ですから、車の部品の中では、エンジンに匹敵するくらいの重くて大きな部品です。

しかも、CVTの修理をする場合は車体にドッキングされたままでは物理的に修理ができないことが多いです。

そのため、CVTの修理をするには車体からCVTを外してから作業をするケースが多いです。

つまり、CVTを車体から降ろすだけで数万円の作業料金が発生します。

横置きエンジンの場合

エンジンとCVT(ミッション)がくっついたようになっているのがエンジン横置きタイプの車種です。

軽自動車やコンパクトカーのほとんどはこのタイプで、CVTとエンジンは密着したような状態でエンジンルームに押し込まれています。

そのため、CVTとエンジンを一緒に車体から下側にドンとまとめて降ろしてしまうやりかたのほうが結果的に早くCVTを車体から切り離すことができます。

かなり効率のいいやり方をしてもエンジンとCVTが抱き合わせになった状態から、降ろしてしまうまで、だいたい三時間くらいはかかります。

そこから今度はエンジンとCVTを連結しているボルト類を外していき、CVT単体にしてしまいます。

エンジンが縦置きの場合

エンジンの排気量が大きいようなSUVや高級セダン、本格的なFRスポーツなどの車種はエンジンを車体に対して縦に搭載していることが多いです。

CVTを搭載するような大排気量車は比較的に少ないですが、スバルのフォレスターやインプレッサなどはエンジン縦置きでCVT搭載車です。

エンジンが縦置きの場合は、エンジンの後ろ側にCVTがくっついているので、エンジンとの連結ボルトを外せばCVT単体で車体から降ろすことができます。

縦置きも横置きもCVT脱着は大変

整備士として思うのは、基本的には縦置きタイプのミッションのほうが車体から降ろすほうが整備性はいいです。

そのため、CVTもミッションの仲間ですから、CVTもATもMT(マニュアルミッション)も縦置きならエンジンを車体に残したままで単体で降ろすことができます。

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ただし、ターボモデルなどでインタークーラーなどが邪魔をする場合は、まわりの補機類などを外すまでが大変です。

それに対して、エンジンとミッションがくっついて横置きになっているタイプは、ドライブシャフトなどを抜かないといけないうえに、エンジンも車体から切断するので大変です。

結局のところ、縦置きも横置きも作業の内容はだいぶ違ってきますが、作業工程はかなり複雑になることが多く、結果的に作業にかかる料金も高額になります。

CVTの修理費用の大部分は作業工賃?

上記のことをふまえて、CVTの修理は

・CVTの修理は車体から降ろすことが多い

・車体からCVTを外すのは大変

・CVTを外す際にはエンジンも降ろすことがある

・CVTフルードや冷却水も抜いてしまう

という、かなりの「大手術」になることが多いです。

 

CVTの交換費用はどれくらい?

CVTイラスト2

ディーラーでの修理費用

ディーラーにCVTの交換を依頼する場合

◆軽自動車やコンパクトカークラス
作業工賃         5万円~7万円
CVT本体(リビルト品) 20万円~30万円
◆ミドルクラス
作業工賃         6万円~10万円
CVT本体(リビルト品)  25万円~35万円

一般の整備工場での修理費用

ディーラー意外の整備工場の場合、そもそもCVTの脱着修理を受けないこともあり、「ディーラーで作業したほうが・・・・」と作業に関しては消極的なことが多です。

それでも整備工場としての運営期間が長い老舗の工場の場合は作業をすることもあります。

◆一般整備工場でのCVT交換費用は・作業工賃はディーラーの八割ほど

・CVT本体(リビルト品)の販売価格はディーラーとほぼ同じ

といった感じで、わりと高めの設定にすることが多いでしょう。

それだけリスクの大きな作業ですから、時間もかかる上に、作業後にクレームが生じる可能性もあるので、作業にかかる料金もディーラーなみに請求することもあります。

 

CVT修理の期間はどれくらい?

日数 カレンダー

ディーラー

ベテランメカニックが少ない?

ディーラーの場合は整備士が少ないこともあって、CVTを脱着するような作業はベテランクラスの整備士にしか仕事を振りません。
そのため、「人待ち」の状態で作業開始まで待たされることが多く、作業を依頼しても正常に車が走れる状態なら、なかなか車を預かってくれません。

他の作業を優先して手をつけない?

CVT本体の脱着ならベテランメカニックで一日くらいで終わることが多いのですが、リコールや予約のオイル交換、クレーム処理など、他の作業に駆り出されることも多いです。

そのため、工場の奥でリフトアップされたままでしばらくは手がつけられないこともよくある話です。

結局は作業の難易度が高い場合は、その営業所のマンパワーがどれくらいあるかどうかで作業の日数が変わってきます。

◆ディーラーにCVTの交換を依頼すると・・・
作業日程は2日から3日ほどその後、確認作業を1日ほど

トータルで4日前後

ただし、他の作業のたてこみ具合やベテランメカニックがいるかどうかでも作業期間は違ってきます。

一般整備工場

整備工場のスキルにバラつきがある?

ディーラーと比べると一般整備工場の場合は「どんな腕前の整備士がいるか」という部分で随分と作業期間が違ってきます。

ディーラーのように、作業工程に関する資料や専用工具、メーカーからの情報共有もないため、手探りで作業を始めることもあります。

オーソドックスなミッション脱着としてならディーラーと同じくらい、またはもっと素早く終わらせる場合もあります。

整備工場にCVTの交換を依頼すると・・・
作業日程は2日ほど
確認作業で1日トータルで3日前後ただしスキルの高いベテランメカニックがいれば
作業は一日で完了確認作業で半日ほど

 

まとめ

CVTの修理はディーラーと整備工場どちらがお得?

CVTに関しては多少料金が高くても、車が新しいころはディーラーに依頼するほうが無難です。

もちろん、その車種を取り扱っているディーラーに依頼するべきで、特殊工具や専用の外部診断機を接続してエラーコードの履歴の消去などもディーラーでしかできないことが多いからです。

車の年式が古く、大衆的なコンパクトカーや軽自動車の場合なら整備工場も作業に慣れていることが多く、ディーラーよりも作業料金も作業期間も早くて安くなることがあります。

 

 

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この記事を書いた人
サボカジ

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カーライフアドバイザーとして5年以上です。

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