カーエアコンが走行中は冷えるのに止まると暑い原因は?効きが弱いのは故障?

エアコンの効きが悪いエアコン

「走り出したら、そこそこは冷えるんですけど・・・」

お客様からカーエアコンのことでこんな質問を受けることがよくあります。

暑い季節になるとカーエアコンを使う頻度がとても上がりますね。

久しぶりにエアコンを使ったとき、車を停車していると、「あれ、こんなに冷えなかったっけ?」と思うことがあります。

お客様からこのような質問を受けると、整備士としては「いつものヤツかな?」と内心は苦笑いしてしまいます。

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カーエアコンは走行中は冷える理由

エアコン操作

ポイントはコンデンサーの冷え

カーエアコンの冷え方をチェックする時、必ず確認するのがコンデンサーと呼ばれる車体の前側に付いている冷媒を冷やす装置のチェックです。

一般的に車のカーエアコンの場合はコンデンサーに電動ファンが装着されています。これは家庭用のエアコンと全く同じ考え方で、ちょうど室外機にあたるものだと考えてください。

このコンデンサーに電動ファンが装着されていますがそれでも冷却が間に合わないとエアコンの効きが悪くなります。

ところが車が走り出して走行風が車体に当たることでコンデンサーの周りの空気が冷やされ、結果的にはエアコンの効きが良くなるのです。

そのため真夏の炎天下で車が渋滞にはまった時などは、走行風も当たらずなおかつ周りの車の熱気があるため、コンデンサがかなり冷えづらくなります。

このような条件になると、エアコンの効きがかなり悪くなります。

 

カーエアコンとして止まると暑いのは故障?正常?

エンジンの排気量とエアコンの効きの関係

一般的に軽自動車はエアコンの効きが良くないと言われています。なぜなら軽自動車はエンジンの排気量が660 CCしかないのでエンジンにそもそもの力がありません。

そのためエアコンのコンプレッサーを力強く回すだけのキャパがないわけです。

それに対して排気量の大きな2000 CC以上などのミドルクラス以上の車だとアイドリングの状態でもエアコンは結構効きます。

それはコンプレッサーの容量もエンジンの排気量に合わせて設計してありますのでアイドリングの状態でも十分な圧縮ができるようになっています。

どんな車でもアイドリングで冷える設計

もしもアイドリング中のエアコンの効きが悪いのであれば、たとえそれが軽自動車であったとしても正常な状態とは言えません。

なぜなら日本車としては、停車中にエアコンが効かないと言う事は熱中症にも関係してくる非常に重要な要素です。

エアコンの効きなどはその車にメインで乗っている人にとっては意外とその変化に気づきにくいです。

僕たち整備士もエアコンの効きを判断するときは自分の体感をあてにするのではなく温度計をエアコンの噴き出し口にセットし、噴出口温度が何度なのかということを数値で調べて判断しています。

もしもアイドリング状態でエアコンの能力を最大限にセットした状態で噴出口温度が13度を上回るようではエアコンの効としては正常とは言いがたいです。

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停車中だけカーエアコンの効きが弱い典型的なケースとは

どの車も停車中は冷房はあまり効かない

カーエアコンがしっかりと冷える条件として、「コンデンサーが適度に冷却されているか」ということがあげられます。

コンデンサーとは、家庭用のエアコンなら室外機の中に組み込まれていますが、車の場合は、フロントバンパーのすぐ後ろ側、ラジエーターと背中合わせのように付いていることが多いです。

コンデンサーとは?

コンデンサーの役割は、コンプレッサーの中で圧縮されたフロンガスが、このコンデンサーの中を通過することで冷却され、液状になります。

液化したことでフロンガスはエキスパンションバルブという、まるで霧吹きのノズル部分のような絞り弁で一気に気化することで、エバポレーターという、ダッシュボードの奥にある部分を急速に冷やします。

いやゆる「気化熱」という現象を利用しているわけですが、コンデンサーを通過するときに、フロンガスがしっかりと冷却されないと、冷房としての効きがかなり悪くなってしまうのです。

このコンデンサーは電動ファンんなどで強制的に冷却されていますが、それでも真夏の炎天下などでは冷却が間に合わないこともあります。

さらに渋滞にはまったときや停車中などでは、コンデンサーに走行風がほとんど当たらないため、クーラーとして極端に効きが悪くなるのです。

夜になると冷房がよく効く理由

昼間の炎天下ではエアコンの効きが悪いのに、夜になるとかなりよく冷えるということがよくあります。これは、車外の気温も昼間より下がることでコンデンサーも効率よく冷却されるので、結果的に冷房もよく効くのです。

本来の性能が発揮できない理由はガス不足

カーエアコンはガスが不足すると効きが悪くなるだけではなく、聞き方にかなりの村ができ始めます。

今回の記事でお話ししている走行中はそこそこ冷えるのに車が止まると家が悪い、と言う症状もエアコンのガスが不足していることが結構多いです。

あれこれ難しく考えるとトラブルシュートも余計に難しいほうにばかり考えてしまいますが、エアコンの冷えが弱いと言う診断は、まずガスの量を確認するということが大事になってきます。

電動ファンが回っていないケースも割とある

エアコンの効きに大きな影響与えているのかコンデンサーをどれぐらい効率よく冷やせているかも大事な要素です。

コンデンサーを冷やすためのファンモーターが作動しない時はエアコンの効きが一気に悪くなります。

まずコンデンサが冷えないと、圧縮されて液化した状態のフロンガスが冷却されません。

するとフロンガスが異常なまでの高圧になり、配管内の圧力が高圧になることでエアコンのコンプレッサーへの電源をカットしてしまうように保護機能が働くようになっています。

この状態ではいかにフロンガスがしっかりと入っていてもエアコンは全く機能していません。

エアコンのトラブルとしては、ガスが少ないことが原因になることも多いのですが、ガスが入りすぎていたり、電装系のトラブルが原因であることもかなり多いです。

この場合は、ガソリンスタンドよりもエアコンの修理をしているような整備工場でしっかりとした診断をしてもらうことをお薦めします。

 

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    初めまして。
    走行中は冷たい風が出るのに停車中は熱風が出るのは電動ファンの故障でしょうか?
    ほんとに気分が悪くなるくらいの熱風が出ます。

    • サボカジサボカジ より:

      匿名さま

      コメントをありがとうございます。

      おっしゃるように、停車中に熱風が出るということは、電動ファンが動いていないのかもしれません。

      走行風が少しでもコンデンサーに当たると、圧縮されて液化したフロンガスが冷却されます。

      すると高圧側の圧力が下がり、保護機構が一時的に解除され、コンプレッサーが作動し始めるケースが多いです。

      まずはエアコンを作動させている状態で電動ファンが回っているかどうかを確認してみてください。

      もしも電動ファンがラジエーターの冷却も兼ねている場合だと、オーバーヒートになりますので、その場合は車を走らせないほうがいいかと思います。

      また、電動ファン以外が正常かどうかを簡易的に確認する方法として、エアコンを入れたままでコンデンサーに水道水などを直接かけてみることもします。

      そのときに、マグネットクラッチの作動音がしたのなら、エアコンガスの量やコンプレッサーは問題ないと判断できます。

      以上、ご参考になれば。

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