アイドルストップ者は人によってはかなり嫌いと言う方がいます。
車によってアイドルストップの頻度も違うケースがありますが、
基本的にアイドルストップは少しでも燃費を良くするための装置になっています。
そんなアイドルストップ車でも逆に燃費が悪くなるケースもあります。
詳しくはこの記事の中でご説明しようと思います。
アイドリングストップが嫌いなユーザーが多い理由
適切なタイミングでアイドルストップしてくれない
アイドルストップはどんどん進化しています。なるべく長い時間アイドルストップするために、車種によっては減速中にすでにアイドルストップが始まるケースもあります。
時速10キロ未満になったら減速中にでもアイドルストップするような車種もあります。
燃費向上に役に立ってあるようにも思えますが、交通状況によってはすぐにエンジンを再スタートする必要もあります。
例えば、住宅街で一旦停止をする場合左右の安全を確認すればすぐさま発信するわけですが、アイドルストップする必要はほとんどありません。
一旦アイドルストップをすると、一定時間はアイドルストップしないような設定になっていますが、それでもやたらとアイドルストップをするようなことがあるとかなりウザったく感じてしまいます。
再スタートするときの音がうざい
アイドルストップするときは静かにストンとエンジンが止まりますが、エンジンが再度かかるときの音は通常のエンジン車と同じように「きゅるるるる」とセルモーターの回る音がします。
この音は結構うるさくて、静かな住宅地だと周りにかなり聞こえてしまい恥ずかしいです。それに対して、プリウス等のハイブリット車ならエンジンの再スタートの音はそれほど気になりません。
これはクランキングと言うエンジンを再スタートするときの仕組みが、セルモーターを使わないためです。
整備士がアイドルストップはいらないと思う理由
アイドルストップで赤字?
小型車クラスのアイドルストップ車の場合、約10秒以上のアイドルストップの時間がなければ、節約できた燃料と再スタートに使った電気のエネルギー量とが釣り合わないと言われています。
つまり、 10秒未満のアイドルストップだと10分ガソリンを節約できないどころか、バッテリーから消費されてしまう電気の方がマイナスになってしまいます。
そのため再発信が頻繁に繰り返されるような交通状況だと、やたらアイドルストップしても燃料の節約にはならないと言うことになります。
アイドルストップの回数はカウントされている
一般的なユーザの方はご存じないと思いますが、アイドルストップ者はアイドルストップを繰り返した回数を全てカウントしています。
そのため一定数のアイドルストップが行われた時点でスターターの交換を促すような警告ランプが点灯したりすることもあります。
つまりエンジンの始動に重要な役割をするセルモーターがもしも故障した場合はアイドルストップした時点でエンジンがかからなくなってしまいます。
これを防ぐためにセルモーターは消耗品と考えられていて、アイドルストップをした回数の一定数を超えると自動的に交換しないといけなくなってしまうのです。
整備士をしている僕としては、無駄なアイドルストップをするうえに、定期的に行金スターターモーターを交換しなければならないと言うアイドルストップ車は、全然エコじゃないし、経済的でもないと思うわけです。
これを防ぐためにセルモーターは消耗品と考えられていて、アイドルストップをした回数の一定数を超えると自動的に交換しないといけなくなってしまうのです。
整備士をしている僕としては無駄なアイドルストップをした上に、定期的に行金スターターモーターを交換しなければならないと言うアイドルストップ者は、全然エコじゃないし経済的でもないと思うわけです。
アイドルストップ車のバッテリーはかなり高価
僕がアイドルストップ車があまりエコじゃないし、経済的じゃないと思う理由がもう一つあります。
それがアイドルストップ車専用のバッテリーがかなり高額であると言うことです。例えば軽自動車のミライースクラスでもバッテリーは15,000円から20,000円位します。
また日産のマーチ、トヨタのポルテ、などのクラスだと「Q85」と言うタイプのバッテリーが搭載されています。
このバッテリー、カー用品店でも30,000円以上します。ディーラーなどで正規のバッテリーの交換を依頼すると、約38,000円位はします。
しかも、えてして年間走行距離の少ないお客様の車の方がこのバッテリーが早めに寿命迎えてしまいます。
燃費が良いからと購入した車のバッテリーが非常に高額であると言うのは本末転倒だと思いませんか。
アイドルストップの完全な解除はできない?
アイドルストップの解除ボタンを押すお客様
僕の整備工場によく来られる常連の女性のお客様がおられます。
年齢は60歳代、車の運転は得意でドライバー歴も40年近いかなりベテランドライバーといえます。
運転もキビキビとした走りをする元気なおばあちゃんですが、アイドルストップする車が大嫌いでした。
それでも車の寿命として仕方なく乗り換えをしたのですが、新しい車のアイドルストップ機能が非常にストレスなのだそうです。
そのため車に乗り込むとまずすることがアイドルストップをキャンセルするボタンを押す事だそうです。
他にもこのようにアイドルストップをしないような操作をするお客様は結構られます。
そ新しい車のアイドルストップ機能が非常にストレスなのだそうです。
そのため車に乗り込むとまずすることがアイドルストップをキャンセルするボタンを押すことだそうです。
他にもこのようにアイドルストップをしないような操作をするお客様は結構おられます。
中には一切アイドルストップしないような改造してほしいと相談をされたこともありました。
じつはアイドルストップキャンセラーで解除できる
アイドルストップをさせない操作を毎回しなくてもよくしてしまう便利なアイテムもあります。
おそらくこのような本来の機能をキャンセルする商品はカーディーラーでは装着してくれないと思います。
ディーラーは本来の車の性能を否定するような改造は施してくれないものです。
それでは実際にこのアイドルストップ機能をキャンセルする商品はどのようなものがあるのでしょうか。
僕が仕事でお世話になるメーカーが「ビートソニック」というメーカーですが、
純正のナビをカスタマイズしたりと、今まではあきらめるしかないようなこともこちらのメーカーさんの商品なら解決してくれることもあります。
今回は
ビートソニック ISC3(汎用)アイドリングストップコントローラー
をお薦めします。
取り付けは比較的簡単だし、ボタン一つでアイドルストップをずっとしないような設定もできる優れもので、
トヨタ、日産、スズキ、ダイハツ、なぜかルノーとアイドルストップ車ならほとんどカバーしています。
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