水温計がヘン!車のメーターが上がったり下がったり不安定に!ホントの位置は?

水温メーター オーバーヒートオーバーヒート

車の水温計のメーターは、今でもスポーツタイプの車などに採用されています。

このアナログタイプのメーターなら水温の変化をリアルタイムで把握することができます。

もしもこの水温計の針が上がったり下がったりしたらかなり焦ってしまいますよね。

もちろん整備士をしているとこのような症状にでくわしたことも何度かありましたが、原因は様々です。

詳しくは整備工場で点検してもらわないとわかりませんが、だいたいのパターンを紹介しておきます。

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水温計が車のメーター内で上がったり下がったりする原因

非常に多いのが冷却系のトラブル

オーバーヒート 車
水温計の針は、ある程度水温が上がると、同じ位置で安定しています。

レーシングカーの水温計のように完全に水温を把握する必要がないので、80度を超えたあたりからメーターの真ん中から少し下くらいを指しているはずです。

もしもこの位置から上にメーターの針が動くようなら、通常の水温を超えてしまっていることになります。

これは「オーバーヒート」と呼ばれる状態で、エンジンの冷却が追い付いていない状態です。

また、それとは逆に水温計の針がどんどん下がってくる場合もあります。正常な状態のなら一度暖気が終わると冷却水の水温は80度前後で安定しています。

ところが「オーバークール」という状態になってしまうと、必要以上に冷却水が冷やされ、水温が下がっていくのです。

どちらにせよ、水温計の針が高い位置に動いたり、クールの位置に下がっていくという状態は正常な状態ではありません。

水温メーターの針が上がる場合

水温メーター オーバーヒート
冷却水が減っていてオーバーヒートになった場合などはエンジンが焼き付いてしまう原因になります。

この場合は、一度水温計の針が上がれば、そのまま下がらなくなります。エンジンを止めてしばらくエンジンルーム全体を冷やせば水温も下がってくるので、水温計の針の位置はまた下がっています。

このような場合は、冷却水が漏れて無くなっている可能性があるので、エンジンをかけずにレッカーサービスなどを呼んで整備工場まで車を運んでもらうことをお勧めします。

水温メーターの針が下がる場合

水温計の針が下がるというのは比較的に珍しいケースです。

この場合考えられるのは「オーバークール」(過冷却)の場合と、水温メーターそのものが故障しているかです。

オーバークールに関しては次の章で説明しますが、水温メーターそのものの故障も意外とあります。

この場合、水温メーターの針が、完全に落ちていき、エンジンを止めてキーをオフにしているような

「C」の位置よりも低い位置になってしまったり、突然ピクリと動き出して正常な位置に戻ったりします。この場合の正常な位置とは、「C」と「H」の位置の真ん中くらいのことを指します。

他にもエンジンを止めて再度かけなおしたら普通にメーターの針も動き出したりなど、針の動きが安定しないことが多いです。

水温計のメーターそのものが壊れている場合は、車のメーターを全部取り出して、裏側から水温メーターだけを交換することで修理が完了します。

ただし、車種によっては、水温メーターだけを交換することができない場合もあり、その場合はスピードメーターなどを含んだ、メーターを丸ごと交換しないといけないケースもあります。

■参考価格
●水温メーターだけの交換
作業料金 4,000円~8,000円
メーターの部品代 5,000円前後

●メーターを丸ごと交換する場合
・軽自動車クラス
作業料金 4,000円~6,000円
メーターすべての部品代 15,000円~25,000

・コンパクトカークラス
作業料金 4,000円~8,000円
メーターの部品代 20,000円~25,000円

 

 

水温計のメーターが車が走っているときだけ不安定になる場合

冷却装置の不調でおきる

走行中に水温計のメーターが安定しないと言う現象は、水温を冷却するための制御がうまくいっていないケースが多いです。

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その中でも多いのがサーモスタットと呼ばれる冷却水をラジエーター経由で冷却するかどうかを制御している弁のような部品があります。

オーバークールになる場合

このサーモスタットが開いたままになると過冷却、またはオーバークールと言いますが車が走ることで走行風がラジエーターを効率よく冷却し、その結果水温が必要以上に下がってしまうことをいいます。

この場合本来なら過冷却が起きる前にサーモスタットが閉じて冷却水が必要以上に冷却されないようにエンジンの周辺だけを循環するような流れにしてしまいます。

高負荷や登り坂だけオーバーヒートする場合

サーモスタット交換

サーモスタットが常に閉じたままの状態で壊れていると、冷却水はラジエーターを経由することなく常にエンジン周辺と暖房用のヒーターの周りだけを循環するようになります。

この場合通常の走行条件だとほとんどオーバーヒートになる事はありませんが、急な上り坂や荷物をたくさん載せたりした状態での急加速など、エンジンに高い負荷をかけた状態にだけオーバーヒートが起きる現象になります。

これはエンジンの発熱量を冷却水が冷やし切れないから起きる状態で、通常のサーモスタットが開いた状態であれば冷却水がラジエーターでしっかり冷やされるのでここまで水温が上昇する事はありません。

サーモスタット交換費用

サーモスタット単体
■参考価格
サーモスタットと言う部品は車種によって取り付いている部位がかなり違います。
そのためサーモスタットと言う部品そのものの値段は2000円前後なのですが、交換の作業量は非常に大きな開きがあります。

例えば軽自動車クラスであればサーモスタットの交換作業料は6000円から8000円位で安定しています。

ただ普通車クラス以上のモデルだと場合によってはエンジン周りの部品をかなり外さないといけないケースが多く交換作業量もざっくり言いますと8000円から30,000円位と、かなりの開きがあります。

 

 

水温計は正常な車の場合はどの位置?

実は個体差がある?メーターの正常値

アナログタイプの水温計の場合、「H」と「C」の中間あたりが完全暖気が終わった時の基本的な位置です。

ですが、全く同じ車種でも微妙に違う場合があります。

自分が乗っている車の水温計は、完全暖気が終わった状態ではどの位置を指しているのかを把握しておくと異常な水温になっても早く気付くことができます。

 

 

まとめ

水温計のメーターはエンジンの健康状態を確認するための重要なデータです。

ここ最近発売される車はほとんど水温メーターはなく、エンジンが冷えていることを示す青い温度計のマークと、エンジンが既にオーバーヒートをしている赤い水温計のマークしかありません。

もしもアナログタイプの水温メーターがついているのなら、エンジンの暖気の時間などをチェックすることができます。

例えば真夏の朝と真冬の朝ではエンジンの温もり方は全く違います。

水温メーターはこの水温の上昇の仕方をリアルタイムに確認することができる唯一のメーターです。

走行中にもしも水温計が上がったり下がったりする場合は何かしらの異常を拾って言うことになり、車のトラブルの早期発見をすることができます。

せっかく水温メーターがあるのでしたら積極的にメーターの動きを観察してみてください。

 

 

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この記事を書いた人
サボカジ

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