車を所有する維持費の中でもバカにならないのが車のメンテナンスにかかるコストです。
プロに依頼するのが一番楽で確実なのは確かなのですが、中には自分でもできるメンテナンスもあります。
愛車を大事にするという意味でもマイカーに関わりたいですよね。
今回は簡単で、しかも車の維持費の節約につながる車のDIYをご紹介しましょう。
車を洗うことのどこがメンテナンスなの?と思われるかもしれませんが、洗車も立派なメンテナンスなのです。
例えば、車を洗いながら、ボディに付着した鳥の糞や木の樹液を取り除いてあげることで塗装の痛みを防ぐことができます。
また、タイヤを洗っていると、タイヤに刺さった釘なんかを発見することもありますし、
「タイヤの空気圧って最後にチェックしたのっていつだったっけ?」と意識を持つことにもつながります。
洗車をしたらもうひと頑張り!ワックスをかけておけば車への愛着もさらにわいてきます。
ワックスをかけておくと車の塗装を保護することができます。
「さすがにワックスは面倒だな・・」と感じるなら、水垢取りだけをするのでもいいですね。
ドアノブまわりの小傷が取れるとちょっとうれしくなります。
愛車を下取り査定に出すなら洗車とワックスは簡単に査定評価を上げるための必須作業ですよ。
タイヤの空気圧の調整は、誰でも簡単にできるメンテナンスの中でも特にお勧めです。
実はタイヤの空気圧は、パンクしてなくても少しづつ空気が抜けていきます。
3カ月も放置していると、規定値の7割くらいまで下がってしまうことが多いです。
空気圧が低い状態で走行すると、燃費が悪化するだけでなくタイヤが偏摩耗してしまう原因にもなってしまいます。
せっかく新調したタイヤなのに一年もしないうちに片べりしてしまってはもったいないですよね。
空気圧の調整はできれば一カ月に一回、遅くとも二カ月に一回はチェックしてくださいね。
この場合、指定された空気圧よりも10%ほど高めに入れてあげることで燃費がさらによくなります。
ワイパーのゴムは1年に一回の交換が推奨されています。
車検に出すと大抵の場合、ワイパーゴムの交換を薦められますが、ホームセンターやカー用品店のほうが安く購入することができます。
自分で交換してから車検に出せば割高なワイパーゴムを買わなくてすみます。
じつはワイパーゴムがくっついている「ブレード」も数年に一度交換することが必要です。
ワイパーを何度も作動させているうちにブレードにガタができます。
このガタはワイパーのビビりやゴムの劣化を早めてしまうことがあります。
なぜなら、ブレードにガタがあると、ワイパーゴムがかなり倒れてしまった状態で常に保存されているからです。
いわゆる「ガラコ」とか「レインエックス」とかの、フロントガラスに塗る撥水剤です。
梅雨時期に入る前などにこの作業をやっておくと雨の日の視界も良好。安全運転にもつながります。
この場合、できればワイパーゴムも一緒に交換しておくとさらに視界すっきり!できれば「撥水加工対応」の商品がおススメです。
車種によっては大変な作業になることもありますが、工具も必要ないくらい簡単に交換できることが多いのがこのエアコンフィルターの交換です。
車検で交換を薦められることもあり、依頼するとほぼ定価の価格と交換作業料を請求されます。
夏場のエアコンを多用するシーズンに入る前に交換しておくことで、エアコンの異臭を抑えることができます。
※エアコンフィルターの交換についてはこちらの記事を参照ください
普段はほとんど気にすることもないパーツですが、エンジンルームに手を入れる方なら是非ともトライしていただきたい作業です。
「エアエレメント」とか「エアクリーナー」と呼ばれるこの部品は、エンジンに吸い込む空気をろ過する働きをする、紙や布などで作られたフィルターです。
もしも、このエアクリーナーエレメントが詰まった状態だと、エンジンに空気を吸い込む抵抗になってしまい、若干の燃費の悪化につながります。
交換は簡単にできる場合もありますが、車種によってはプロも嫌がるものまでさまざまです。
あなたの愛車のタイプを先に調べてみてはいかがでしょうか。もしも簡単に交換できるタイプならラッキー!節約でいきますね。
「灯台下暗し」自分の車のストップ球が切れていても自分で気づくことができないのが残念なところ。ですが、少しの工夫で自分で確認することもできます。
車の灯火類の中でもけっこう大事なのがこの「ストップランプ」です。
もしも切れたままで走っていると、お巡りさんに止められてしまい、「整備不良」の切符を切られる可能性もあります。(たいていは注意されるだけですが)
安全に関わる部分ですので、もしも球切れしているときは早めに直すようにしましょう。
車種によってはかなり簡単に交換できることもありますので、ご自分でやってみる価値はあります。
これはかなり車が好きな人じゃないとおススメできない作業です。
オイル交換ができる環境と、そこそこの知識が必要になってきますし、オイルエレメント(オイルフィルターともいいます)の交換になると、専用のレンチが必要になってきます。
今回紹介した作業はほんの一例にすぎません。
他にもいろんなメンテナンスをユーザー本人で行うことができるのですが、なるべく工具や知識が必要なくてもできるようなメンテナンスを紹介しました。
とくに
難易度★
難易度★★
この2つの項目の部分を自分でできるようになるだけでもけっこう車の維持費を節約できます。
もちろん体力のないお年寄りや女性でもできる部分ですのでトライしてみていただけるといいですね。
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