エアコンのマグネットクラッチが壊れたら応急処置で二次被害を防ぐ

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車のエアコンの作動にはさまざまな仕掛けが必要になりますが、

マグネットクラッチと呼ばれる部分の役割はかなり重要です。

もしもこの部分が壊れてしまった場合、冷房は全く効かなくなってしまいます。

今回はマグネットクラッチが壊れてしまった場合での応急処置や

その後の修理のプランについてのお話です。

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マグネットクラッチの故障でどうなる?

冷房が効かなくなり異音が発生

この部分が故障してしまうと、エアコンコンプレッサーの内部が回らないので、冷房は全くききません。

これがさらにひどい状態になってしまうとマグネットクラッチの隙間が異常に少なくなってしまうと、

「ガラガラ」とか「キーキー」といった異音の原因になってしまいます。

もしも、エアコンを入れていないのにエアコンマグネットクラッチからこのような音がし始めたら、

応急処置をすることも時には必要になってくることもあります。

もっとも怖いのがロック状態

マグネットクラッチのベアリングの部分が破壊されて、エンジンをかけているだけで、

ベルトがロックして激しい音がすることがあります。

このままではエアコンベルトが切れてしまうことになりかねませんが、

もっとも危険なのが、切れてしまったエアコンベルトの破片が別のベルトの中に巻き込んでしまうことです。

巻き込んだベルトが別のベルトのプーリーに噛みこんでしまうと、さらに別のベルトが外れてしまうこともあります。

もしもそのベルトがパワーステアリングのベルトならパワステが全く効かなくなってしまいますし、

発電機(オルタネーター)のベルトなら発電されなくなるのでバッテリーが上がってしまいます。

マグネットクラッチのトラブルはそのまま放置したままで、さらに別の不具合を起こしてしまう可能性があります。

 

 

マグネットクラッチが壊れた場合の応急処置

すぐに処置すべき状況とは

マグネットクラッチがの故障の中でも二次災害を起こす可能性があるのは上述した切れたベルトによる二次被害です。

エアコンが効かないだけの状態なら車を走行させることはできますので、安全な場所に移動することも可能です。

可能であればそのまま整備工場に車を入れて本来の整備・修理を行うべきなのですが、

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さまざまな状況で、すぐに整備工場に行けなかったり、深夜や僻地でその場で自ら応急処置をせざるを得ないこともあります。

そのままの状態で走っていくことがさらなる不具合になってしまうことがあるからです。

応急処置はベルトの切断しかない

マグネットクラッチがロックしてしまった場合の応急処置は、エアコンベルトが切れてしまう前にエアコンベルトを外してしまうことです。

本来ならベルトを正規の方法で外すべきなのですが、応急処置としてはベルトを切ってしまうことが夫も早くて確実です。

ベルトを切るのはもったいないと思うかもしれませんが、マグネットクラッチがロックした時点で、

エアコンベルトには何らかの損傷がありますので、再使用できない状態になっていることがほとんどです。

エアコンベルトの切断方法

エンジンルームが高温になっている状態ではみだりに手を入れると火傷をします。

また、エンジン周辺は鋭利な部分がむき出しになっていることもあるので、半そでで手を入れることは避けるべきです。

エアコンベルトはゴムと心線と呼ばれるポリエステル製のコードで構成されています。

かなり丈夫に作られているのでカッターナイフなどでは切ることはできませんし、小さなハサミなどで切断は難しいです。

もっとも適しているのはニッパーなどのハサミ系の切断工具ですが、布などを切る大きめの裁断用のハサミでも切断は可能です。

また、小さな糸鋸のようなものでも少し時間はかかりますが切れますが、意外にもかなり便利というか、

コスパが高いのが、百円均一でも購入できる、「段ボールカッター」です。

これをのこぎりのようにして使うと切りやすいです。

まとめ

今回はエアコンのマグネットがロックしてしまった時の応急処置の方法として、エアコンベルトを切断する方法を紹介しました。

ただし、あくまでも応急処置なので、エアコンベルトを切断してそのまましばらく走るということはしないほうがいいです。

エアコンベルトが単体で回っている場合だと、エアコンベルトを切断してしまえば、何事もなくそのまま走ることはできますが、

クランクプーリー側のエアコンベルトがかかっていた部分が錆び始めてしまいます。

長期間その状態で走ると、エアコン修理を本格的にする際にはクランクプーリーも交換することになってしまいます。

 

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