国産普通車のタイヤ・ホイールナット締め付けトルク一覧表

国産普通車 ホイールナット増し締め ホイールナット・ボルト締め付けトルク

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【目次】

【はじめにお読みください】

本記事で記載しているホイールナットの締め付けトルクはあくまでも参考値としていただき、該当する車種かどうかの確認が取れない場合はディーラーに確認するようお願いします。また、メーカーの指定する締め付けトルクで増し締めをした場合でも取り付け強度を確保できないケースもあります。

・ハブボルトを交換した直後
・スペーサーを使用
・ワイドトレッドスペーサーを使用
・純正品以外のハブリングを使用
・モータースポーツでの使用
・ブーストアップなどで出力を大幅に向上させている
・新品の社外品アルミホイールとナットを装着した直後

上記の条件などに該当する場合はトルクレンチによる定期的な緩みチェックをおすすめします。


タイヤ交換時の締め付けトルクとは

トルクレンチ クリック感

タイヤ・ホイールがセットになった状態のものを脱着するとき、一般ユーザーさんは「タイヤを外す」とか「タイヤを付ける」という言い方をします。

車体とホイールを取り付けて固定しているのはホイールナットやホイールボルトと呼ばれるネジですが、これらの締付けには各自動車メーカーから指定された締め付けトルクがあります。

メーカーが決めた締め付けトルクで締付けを行わないと、タイヤが外れたりボルトが折れてしまうことがあります。

これらの締め付けトルクはスペアタイヤとの交換でも同じで、ユーザーさんはその車に指定されている締付けトルクを知っておく必要があります。

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【トヨタ|TOYOTA】

◆トヨタ 軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
トヨタ

ホイールナット締め付けトルク一覧表

トヨタ|取扱説明書ダウンロードはこちら>>
◆ホイールナット二面幅21mm / ハブボルトサイズM12×1.5
車種 締め付けトルク 備考
【英数字】 

bB、C-HR、GRヤリス、i・S・t (イスト)、IQ、JPN TAXI、MR-S、RAV4、RAV4PHV、Rush、SAI、WILL Vi、WILLサイファ

103N·m(10.5kgf·m) ※1

乗用車タイプのハブボルトM12 x 1.5のほぼ全車がこの締付けトルクに該当します

【ア行】

アイシス、アクア、アベンシス、アリオン、アリスト、アルテッツァ、アレックス、イプサム、ヴァンガード、ウィッシュ、ヴィッツ、ウィンダム、ヴェロッサ、ヴォクシー、ヴォルツ、エスクァイア、エスティマ、オーパ、オーリス

103N·m(10.5kgf·m) ※1
アルファード/ヴェルファイア
(10系)
(20系)(30系)
(2015-2017)
(2018-2023/5月)
103N·m(10.5kgf·m) PCD 114.3

M12 x 1.5

アルファード/ヴェルファイア
(40系)(2023/5月~)
140N·m PCD 120
M14x1.5
取り扱い説明書
【カ行】

ガイア、カムリ、カリーナ、カルディナ、カローラ、カローラアクシオ、カローラスポーツ、カローラツーリング、カローラルミオン、キャミ、クイックデリバリー、クラウン、クラウンマジェスタ、クルーガー、クレスタ、コンフォート

103N·m(10.5kgf·m) ※1
【サ行】

サクシード、シエンタ、スパシオ、スパーキー、スプリンターカリブ、スペイド、セリカ、セルシオ、ソアラ

103N·m(10.5kgf·m) ※1
【タ行】

タウンエース、チェイサー、デュエット

103N·m(10.5kgf·m) ※1
【ナ行】

ナディア、ノア

103N·m(10.5kgf·m) ※1
【ハ行】

パッソ、ハリアー、ハリアーハイブリッド、ビスタ、アルデオ、ファンカーゴ、プラッツ、プリウス、ブレイド、ブレビス、プレミオ、プログレ、プロボックス、ベルタ、ポルテ

103N·m(10.5kgf·m) ※1
【マ行】

マークⅡ、マークX、

103N·m(10.5kgf·m) ※1
【ヤ行】

ヤリス、ヤリスクロス、ライズ、ラウム、ラクティス、ラッシュ、ルーミー

103N·m(10.5kgf·m) ※1
その他の車種
ハイエース/レジアスエース
(200系)
100N·m(10.2kgf·m)

P.C.D[6×139.7]

M12×1.5

取扱説明書

オリジン 不明 ベース車はプログレ
センチュリーハイブリッド 140N·m M14 x 1.5
取扱説明書
センチュリー
(2010~)
103N·m M12×1.5
取扱説明書
FJクルーザー 113N·m P.C.D[6×139.7]
タウンエース/ライトエース
(2002~CR42V/CR52V)
103N·m(10.5kgf·m)
ハイラックス
(1998~18系)
110N·m P.C.D[6×139.7]
ハイラックス
(2017~GUN125)
105N·m / 1071kgf・cm P.C.D[6×139.7]
取扱説明書
ミライ

(20系)(JPD20)

140N·m M14 x 1.5

取扱説明書

◆ホイールナット二面幅22mm / ハブボルトサイズM14×1.5
ランドクルーザー
(70系)
アルミホイール
131N·m(13.4kgf·m)
ランドクルーザープラド
(200系)
アルミホイール  131N·m P.C.D[6×139.7]
ランドクルーザープラド
(200系)
スチールホイール 209N·m 取扱説明書
◆ホイールナット二面幅19mm / M12×1.25
86
(ZN6)
120N·m スバルと共同開発
取扱説明書
◆ホイールボルト二面幅17mm / M14×1.5
bZ4X 140N·m 取扱説明書
◆ホイールボルト二面幅17mm / M14×1.25
スープラ
(2019~ DB系)
140N·m ホイールボルト
M14×1.25ベース車はBMW製 Z4
取扱説明書

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※解説と注釈

トヨタ車に関してはホイールナットの規定締め付けトルクは統一されていて、整備士としても判断がしやすく、勘違いなどのヒューマンエラーも少ないです。

10.5kgf·mの規定トルクはかなり昔から決まっていた

小型乗用車から4000CCクラスの大型セダンまで、トヨタ車のホイールナットの規定トルクは10.5kgf·mで統一されていました。

そのため、トルクレンチも10.5kgf·mにセットした状態のままの整備工場も多いようです。
プリセット型のトルクレンチの保管方法としてはどうかと思いますが、リアルな整備工場の風景といえます。

僕が整備士の見習いだった90年代当時、先輩の整備士から
「乗用車は10kgf·mで締めときゃだいたい大丈夫」
とだけ言われていたことを思い出します。

当時はトルクレンチすら使っていない整備工場やタイヤ屋さんもわりと多かったですし。

とはいえ、90年代当時はそのやり方でも問題なくやってこれましたが、タイヤの脱落事故やハブなどに関するリコールなどなど問題や課題もありました。

本格的なクロカンやハイパワー車は注意

トヨタ車のトルク一覧表を見ていただくとわかるように、ランドクルーザーや現行型のスープラなどは他の汎用的なモデルとは規定トルクが違います。

これらのモデルはボルトの直径も14mmなので、それだけ締め付けトルクも高く設定されているということになります。

また、ハイエースのようにホイールナットが6個で締まっている貨物車なども確認が必要です。

逆に言えば、トヨタ車の場合はコンパクトカーやミニバン、ミドルセダンなどのホイールナットが4個、または5個のものは 103N·m/10.5kgf·mで増し締めすればOKと言えます。

PCD120mmの車両が増える?

2023年5月にリリースされた40系アルファード/ヴェルファイアではPCDが120になっていて、ホイールナットの締め付けトルクも140N·mに変更されています。

レクサスでも同じ傾向にありますが、ハイパワー車やEVでは今後140N·mがスタンダードになり、PCDも120のモデルが増えていくかもしれません。

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【レクサス|LEXUS】

レクサス

ホイールナット締め付けトルク一覧表

レクサス公式|取扱説明書はこちら>>
車種 締め付けトルク 備考
レクサス CT200h 103N·m(10.5kgf·m) ハブボルト
M12×1.5
レクサス ES
レクサス GS F
レクサス GS
レクサス GS250
レクサス GS350
レクサス GS430
レクサス GS450h
レクサス GS460
レクサス HS
レクサス IS 
(~2020/10)
レクサス IS 
(2020/11~)
140N·m(14.28kgf·m) ※2021以降モデルはホイールボルトに変更
※ボルトM14×1.5
レクサス IS250 103N·m/10.5kgf·m ハブボルト
M12×1.5
レクサス IS250C
レクサス IS350
レクサス ISF
レクサス LC500/コンバーチブル 140N·m(14.28kgf·m) ハブボルトM14×1.5
レクサス LC500h
レクサス LS460
レクサス LS460L
レクサス LS500
レクサス LS500h
レクサス LS600h
レクサス LS600h L
レクサス LX570 131N·m(13.36kgf·m) ハブボルトM14×1.5
レクサス NX200t
(2014/7~2021/9)
103N·m(10.5kgf·m)
レクサス NX300h
(2014/7~2021/9)
103N·m(10.5kgf·m)
レクサス NX250
(2021/10~)
140N·m(14.28kgf·m) ホイールボルト
M14×1.5
レクサス NX350
(2021/10~)
140N·m(14.28kgf·m) ホイールボルト
M14×1.5
レクサス RC F 103N·m(10.5kgf·m) ハブボルト
M12×1.5
レクサス RC200t
レクサス RC300h 
レクサス RC350
レクサス RX200t
レクサス RX350 
レクサス RX450h
レクサス RX451h
レクサス RX452h
レクサス RX453h
レクサス RX454h
レクサス SC430
レクサス UX
レクサス UX300e

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※解説と注釈

基本はトヨタ車と同じ103N·mでOK

レクサスブランドとはいえトヨタ車であることもあり、ホイールナットの締め付けトルクは103N·mを指定しているモデルが多いです。

ただ、ハイパワーなモデルや、海外での販売戦略を意識したモデルなどは140N·mでの締付けトルクになっているモデルもあります。

見分け方としては、M12のハブボルトを採用しているものは103N·m、M14のハブボルトやホイールボルトでは140N·mになっています。

詳細は上記のレクサスのトルク一覧表を参照ください。

平面座のナットを採用している

平面座ナット

レクサスの場合、ホイールとナットが平面で接触するタイプの「平面座」と呼ばれるタイプのナットが採用されていることが多いです。

ハブからスタッドボルトが出ているという構造に関してはトヨタ車を含む他の国産車と同じですが、取り付ける際に少しだけ注意が必要です。

平面座のナットを使用するアルミホイールの場合、ハブボルトの直径とホイールの穴の内径が違うため、ホイールを取り付ける際にはハブボルトが偏らないようにします。

少しでもハブボルトが左右どちらかにずれているままで強引に取り付けると、本来のトルクでホイールナットを締め付けても正しく装着できていないことがあります。

ラチェットレンチなどを使って丁寧にホイールナットを付けていきながらしっかりとホイールがセンターに合っているか確認します。

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【日産|NISSAN】

◆日産 軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
日産

ホイールナット締め付けトルク一覧表

日産|取扱説明書ダウンロードはこちら>>

◆ホイールナット二面幅21mm/ハブボルトサイズM12×1.25
【英数字】
180SX、ADバン、NV200、NT100クリッパー、
108N·m (11kgf·m)
【ア行】
アベニール、ウィングロード、エクストレイル、エルグランド
108N·m (11kgf·m)
【カ行】
キックス、キャラバン、キュービック、キューブ、クリッパー、クリッパーリオ、クルー、グロリア営業車
108N·m (11kgf·m)
【サ行】
サニー、シーマ、ジューク、シルビア、シルフィ、スカイライン、ステージア、セドリック、セフィーロ、セレナ
108N·m (11kgf·m)
【タ行】
ティアナ、ティーダ、デュアリス、テラノ、ノート
108N·m (11kgf·m)
【ハ行】

バサラ、バネット、フーガ、フェアレディZ、プリメーラ、ブルーバード、プレサージュ、プレセア

108N·m (11kgf·m)
【マ行】

マーチ、ムラーノ、ラティオ、ラフェスタ、リーフ、リバティ、ルネッサ

108N·m (11kgf·m)
その他の車種
GT-R
(R35)
132N·m(13.4kgf·m) P.C.D.: 5×114.3 
GT-R
(R35)NISMO仕様
155N·m(15.8kgf·m)
プレジデント 不明 P.C.D.: 5×114.3

※解説と注釈

ほとんどの日産車は 11kgf·mでOK

日産車のホイールナット規定トルクは大きな変更もなく 108N·m/11kgf·mで統一されて来ました。

例外的にR35のGT-Rの締め付けトルクが特殊で、ニスモ仕様はさらに高い締め付けトルクになっています。

プレジデントに関してはウェブ版の取扱説明書もなく、確認が取れませんでした。

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【ホンダ|HONDA】

◆ホンダ 軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
ホンダ

ホイールナット締め付けトルク一覧表

ホンダ|取扱説明書ダウンロードはこちら>>
◆ホイールナット二面幅19mm/ハブボルトサイズM12×1.5
【英数字】

CR-V、HR-V、S2000、S-MX、ZR-V

108N·m(11kgf·m)
【ア行】

アヴァンシア、アコード、アコードワゴン、インサイト、インスパイア、インテグラ、インクス、ヴェゼル、エアウェイブ、エディックス、エリシオン、エレメント、オデッセイ

108N·m(11kgf·m)
【カ行】

キャパ、グレイス、クロスロード、

108N·m(11kgf·m)
【サ行】
ジェイド、シビック、シビックフェリオ、シャトル、ステップワゴン、ステップワゴンスパーダ、ストリーム、
108N·m(11kgf·m)
シビックtypeR

(FK2)(2015)

(FK8)(2017)

127N·m(13kgf·m) P.C.D.: 5×120

M14×1.5

取扱説明書

【タ行】
ドマーニ
108N·m(11kgf·m)
【ハ行】

パートナー、フィット、フィットアリア、フィットシャトル、フィットハイブリッド、フリード、フリードハイブリッド、プレリュード

ホンダe

108N·m(11kgf·m) 
【マ行】

モビリオ、モビリオスパイク、ラグレイト、ロゴ

108N·m(11kgf·m)
レジェンド
(1999~)
98N·m~118N·m
(10.0kgf·m~120.0kgf·m)中央値は108N·m
取扱説明書
レジェンド
(2008~)
118N·m~147N·m

中央値は133N·m

M14×1.5
取扱説明書
NSX
(1999~)
98N·m~118N·m

中央値は108N·m

P.C.D.: 5×114.3
取扱説明書
NSX
(2004)
98N·m~118N·m

中央値は108N·m

P.C.D.: 5×114.3
取扱説明書
NSX HV
(2020)
170N·m (17.3kgf·m) P.C.D.: 5×120 
取扱説明書

 

※解説と注釈

球面ナットの扱いに注意!

ホンダ車専用 球面ナット

日本車のなかで唯一ホイールとナットの座面が球面になっているのがホンダです。

ハブボルトがM12×1.5なので、トヨタ、マツダ、ミツビシ、ダイハツなどと同じであるため、他のメーカーのホイールを流用するユーザーさんもおられます。

よくあるトラブルとして、ホンダ車だけが球面のホイールやナットを使用しているということに気づかずにナットやホイールを別のメーカーに流用してしまうと大変危険です。

実際にテーパー状の座面のホイールにホンダの球面ナットを使用してしまったことでタイヤが脱落する事故も起きています。

ホンダ車に他のメーカーのホイールや社外品のホイールを装着する際は、必ずそのホイールにマッチしたナットに変更することが重要です。

ちなみに、ホンダ車以外の日本車にはテーパー状の座面のホイールとナットが使用されています。

そのため、ハブボルトのネジピッチを間違わなければ、 M12×1.5のナットが使えます。

締め付けトルクはその車の規定トルクを守り、純正のホイール以外を装着する場合は一度走行して、トルクレンチで確認の増し締めを再度しましょう。

スポーツカーや高出力車は注意

ホンダ シビックタイプR タイヤ脱着作業

一覧表にあるように、シビックタイプRやNSXなどの一部のスポーツカーはホイールナットの規定締め付けトルクが違っています。

ただし、「タイプR」というネームを冠するモデルのなかでも締め付けトルクが違う可能性があり、タイプRに関してはとくに注意してください。

規定トルクの値に幅があるモデルの場合

ホンダ車のなかでも比較的古いモデルに関してはホイールナットの締め付けトルクに幅を持たせた記述をしていることがあります。

たとえば、NSXやレジェンドでは 98N·m~118N·mという感じで締め付けトルクを明確にしていないこともあります。

中央値で締めるのがおすすめ

その場合、おすすめなのは、その値の中間の値での締付けをするのがおすすめです。

たとえば、上記の98N·m~118N·m場合であれば、

98N·m + 118N·m = 216N·m

となり、

216N·m ÷ 2 = 108N·m

つまり108N·mで締め付けしておけば問題ないということになります。

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【三菱|MITSUBISHI】

◆三菱 軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
三菱

ホイールナット締め付けトルク一覧表

三菱|取扱説明書ダウンロードはこちら>>
◆ホイールナット二面幅21mm / ハブボルトサイズM12×1.5
GTO、RVR、

アウトランダー、アウトランダーPHV、アスパイア、エアートレック、エクリプス、

ギャラン、ギャランフォルティス、グランディス、コルト、

シャリオグランディス、

タウンボックス、ディアマンテ、ディオン、デリカスペースギア、

パジェロ、パジェロイオ、プラウディア、

ミラージュ、ミラージュディンゴ、ミラージュ/ランサー、ランサー、ランサーカーゴ、ランサーワゴン、リベロ

108N·m(11kgf·m)
ミニキャブ・ミーブEV
(U68V)(2013~)
90N·m~110N·m

中央値は100N·m

デリカD:5 88N·m ~ 108N·m

中央値は98N·m

パジェロ
(V98W)
105N·m~125N·m

中央値は115N·m

◆ホイールナット二面幅21mm / ハブボルトサイズM12×1.25
アウトランダー(GN0W)(2021/12~) 113N・m 三菱・日産共同開発
デリカD3(BM20) 108N・m(11kgf・m) 日産NV200
ディグニティ・ハイブリッド(BHGY51) 108N・m(11kgf・m) 日産シーマ
プラウディア(Y51) 108N・m(11kgf・m) 日産フーガ
ランサーカーゴ(Y12) 108N・m(11kgf・m) 日産ADバン
 
 
◆ホイールナット二面幅19mm/ハブボルトサイズM12×1.25
デリカD:2 100N·m スズキOEM
タウンボックス
(DS64W)(2014~)
85N·m スズキOEM
ミニキャブトラック 85N·m スズキOEM
ミニキャブバン 85N·m スズキOEM

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※解説と注釈

OEM車に注意

ミツビシ車には三菱自動車が独自開発したモデルと、他のメーカーからのOEM車があり、ホイールナットの締め付けトルクも違います。

上記一覧表にも記載していますが、ホイールナットの二面幅が19mmでハブボルトのネジピッチが 1.25mmになっているモデルはスズキ車のOEMです。

たとえば、デリカ :2はスズキのソリオのOEMで、現行のミニキャブバンもスズキのエブリィバンのOEMです。

それまではミツビシ製のミニキャブも長く作られていましたが、見分け方としてはハブナットの二面幅とハブボルトのネジピッチで判別がつきます。

本家本元のミニキャブのハブナット二面幅は21mm、ハブボルトのネジピッチは1.5mmでした。

日産との共同開発のモデルもある

ミツビシ製の軽自動車として、近年は日産との共同開発のモデルもあり、スズキOEMの軽自動車と混同してしまいがちです。

スズキ系の軽自動車の殆どはホイールナット締め付けトルクは85N·mですが、日産との共同開発車や三菱独自の軽自動車は100N·mが多いので注意が必要です。

詳細は軽自動車のタイヤ・ホイールナット締め付けトルク一覧表を御覧ください。

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【スズキ|SUZUKI】

◆スズキ軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
スズキ

ホイールナット締め付けトルク一覧表

スズキ|取扱説明書ダウンロードはこちら>>
◆ホイールナット二面幅19mm/ハブボルトサイズM12×1.25
SX4
(2006~)
85N·m / 8.7kgf·m
エブリィプラス 85N・m / 8.7kgf・m
エリオ、エリオセダン 85N・m / 8.7kgf・m
イグニス 85N·m / 8.7kgf·m 取扱説明書
エスクード
(YE21S)
(YD21S)
100N·m / 10.2kgf·m ホイールボルト
取扱説明書
クロスビー 85N·m / 8.7kgf·m 取扱説明書
グランドエスクード
(TX92W)
95N·m
ジムニーシエラ
(JB43W)
100N·m / 10.2kgf·m
ジムニーシエラ
(JB74W)
100N·m / 10.2kgf·m 取扱説明書
スイフト
(HT51S)
(ZC11S)
(ZD11S)
(ZD21S)
(ZD53S)
(ZD72S)
(ZD83S)
100N·m / 10.2kgf·m
スイフト・スポーツ

スイフトハイブリッド

100N·m / 10.2kgf·m
ソリオ/ソリオバンディッド
(MA34系)ソリオ
(MA15系)
(MA26系)
(MA36系)
100N·m / 10.2kgf·m 取扱説明書
バレーノ
(WB32S)
(WB42S)
100N·m / 10.2kgf·m
◆ホイールナット二面幅19mm/ハブボルトサイズM12×1.25
ランディ
(SC25)
(SN25)
(SC26)
(SNC26)ランディハイブリッド
(SHC26)
108N·m / 11kgf·m 日産セレナOEM
◆ホイールナット二面幅21mm / ハブボルトサイズM12×1.5
ランディ
(2022年8月~)
(MZRA90C)
(MZRA95C)ランディハイブリッド
(2022年8月~)
(ZWR90C)
(ZWR95C)
103N·m(10.5kgf·m) トヨタ ノア OEM

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※解説と注釈

ホイールナットの締めすぎに注意

スズキの普通車のなかには同じスズキ車の軽自動車の部品を部分的に流用しているような車種もあり、ホイールナットの締め付けトルクが85N·mのものもあります。

おもに普通車を扱っている整備工場やディーラーで、いつものようにインパクトレンチでスズキ車のホイールナットを締め付けているとネジ山を傷めていることもよくあります。

DIYでスズキ車のタイヤ・ホイールの脱着をする際は、慣れないうちは手工具などでナットの締付けをすることをおすすめします。

とはいえ、軽自動車でも本格的なクロカンであるジムニーではホイールナット締め付けトルクは100N·mになっているので、軽自動車はすべて85N·mではありません。

スズキ車の場合、ハブボルトのネジピッチが1.25mmなので、貫通ナットで留まっていた場合はハブボルトの先端部分のサビが原因でハブボルトのネジ山が傷むことがあります。

ホイールナットを緩めるときも無理をせず、潤滑浸透剤などを使いながら慎重に作業をすることもスズキ車はわりと多いです。

また、スズキ車のスチールホイールは、いきなり一か所のホイールナットを強く締めてしまうと、ホイールが歪んでしまうこともあり、ナットの締付けも丁寧に行いましょう。

なるべく複数の箇所のナットをまんべんなく弱めに複数回、対角に締めていきましょう。

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【スバル|SUBARU】

◆スバル軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
スバル

ホイールナット締め付けトルク一覧表

スバル|取扱説明書はこちら>>
◆ホイールナット二面幅19mm/ハブボルトサイズM12×1.25
BRZ
(ZC6)
120N·m / 12.2kgf·m ※注意1
取扱説明書では
100N·mと120N·mの表記が混在しています。
2015年以降に発売されたモデルでも高出力車は120N·mでの締め付けをおすすめします。

WRX S4
(VAG)WRX STI(VAB)(2014/8~)
120N·m / 12.2kgf·m
インプレッサスポーツ
(GT2)
(GT3)
(GT6)
(GT7)
120N·m / 12.2kgf·m
インプレッサスポーツHV
(GPE)(2015~)
120N·m / 12.2kgf·m
インプレッサG4
(GJ2)(2015/10~)
(GJ3)(2015/10~)
(GJ6)(2015/10~)
(GJ7)(2015/10~)
(GK系)(2016~
120N·m / 12.2kgf·m
エクシーガ クロスオーバー
(YAM)(2017~)
120N·m / 12.2kgf·m
フォレスター
(SJ5)(2012~)
(SJG)(2014~)
(SJ5)(2017~)
120N·m / 12.2kgf·m
レヴォーグ
(VMG)(2014~)
(VM4)(2014~)
(VN5)(2020~)
120N·m / 12.2kgf·m
レガシィ/レガシィB4
(BM系)(2009~)
(BR系)(2009~)
(BN系)(2014~)
120N·m / 12.2kgf·m



※注意2
上記備考欄の注意1を参照ください





レガシィ・アウトバック
(BR系)(2012~)
120N·m / 12.2kgf·m
レガシィツーリングワゴン(BT系)

レガシィ・アウトバック
(BRF)(2012~)
(BRM)(2012~)
(BS9)(2014/10~)

100N·m
WRX STI
(GRB)(2013/7~)
(GRF)(2013/7~)
(GVB)(2013/7~)
(GVF)(2013/7~)
100N·m
インプレッサ
(GH系)(2007~2010)
100N·m
インプレッサ
(GH系)(2007~2010)
100N·m
インプレッサスポーツHV
(GPE)
エクシーガ
(YAM)(2013/8~2014/6)
エクシーガクロスオーバー
(YAM)(2014~)
フォレスター
(SH5)(2009~)
(SHS)(2008~)
100N·m
インプレッサG4
(GJ2)(2011/12~2015/9)
(GJ3)(2011/12~2015/9)
(GJ6)(2011/12~2015/9)
(GJ7)(2011/12~2015/9)インプレッサWRX
(GGA)(2004~2007)インプレッサアネシス
(GE系)インプレッサスポーツ
(GP2)(2011/12~2015/9)
(GP3)(2011/12~2015/9)
(GP6)(2011/12~2015/9)
(GP7)(2011/12~2015/9)エクシーガ
(YA4)(2008~)
(YA5)(2008~)
(YAM)2013/8~フォレスター
(SG系)(2002~2007)レガシィ
(BL系)(2008/5~)
(BP系)(2008/5~)レガシィB4
(BL系)(2003-2009)
80N·m~100N·m

中央値は90N·m

※注意3
取扱説明書では①80N·m~100N·m
②100N·m
上記①②の表記が混在しています。
不明な場合は100N·mでの締付けをおすすめします。
また、2015年以降の製作モデルは120N·mの締め付けを指定しているモデルもあります。
インプレッサ
(GC系)(1992~2000)
(GF系)(1993~2000)
(GD系)(2000~2007)
9kgf·m ± 1kgf·m ※2009年以前に製作されたEJ系のエンジンを搭載している車種に関しては
10kgf·mでの締付けをおすすめします
フォレスター
(SG5)(2002~2007)
(SG9)(2004~2007)
(SF5)(1998~2002)
(SF9)(1998~2002)
9kgf·m ± 1kgf·m
レガシィ/ランカスター
(BH系)(1998~2003)
9kgf·m ± 1kgf·m
レガシィ/アウトバック
(BP系)(2003~2009)
9kgf·m ± 1kgf·m
レガシィB4
(BHE)(2002~2003)
(BE系)(2002~)
9kgf·m ± 1kgf·m
レオーネ・バン 108N·m / 11kgf·m 日産OEM
◆ホイールナット二面幅21mm/ハブボルトサイズM12×1.5
デックス
(M401F)トレジア
(NSP120X)
(NCP125X)ジャスティ
(M90系)
103N·m / 10.5kgf·m トヨタOEM
◆ホイールボルト二面幅17mm / M14×1.5
SOLTERRA 140N·m 取扱説明書

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※解説と注釈

締め付けトルクの変化にスバルの歴史を感じる

スバルのホイールナットの締め付けトルクを調べていくと、ほぼ同じモデルにもかかわらず、指定する締め付けトルクに違いがあります。

スバルは乗用タイプの四輪駆動車にアドバンテージのあるメーカーで、積雪地帯での信頼性の高さもあり、スタッドレスタイヤとの入れ替えをユーザーが行うことも多いです。

一部のスバルユーザーとしては「なんでこんなに締め付けトルクが変わるの?」と混乱していたかもしれません。

大きく分けると

①9kgf·m ± 1kgf·m

②80N·m ~ 100N·m

③100N·m

④120N·m

詳細は上記のスバル車一覧表を見ていただくとして、こんな感じで時代とともに変化しているのがわかります。

とくに、2009年以前くらいまでに製作されたモデルに関してはトルクの表記もN·mではなくkgf·mで、9kgf·m ±1kgf·mという比較的低い締め付けトルクになっていました。

ちなみに、僕の愛車だったインプレッサWRX(GC8)の整備書を今でも残していますが、ターボモデルを含む全てのインプレッサに上記の締め付けトルクが指定されていました。

スバルインプレッサ 整備解説書スバルインプレッサ ホイルナット締め付けトルク

日産との業務提携時代が長かった

スバルは日産と資本提携を結んでいた時期があり、たとえば「レオーネ・バン」は日産のADバンのOEM車でした。

この場合、ベースとなるのは日産車なので、ホイールナットの締付けトルクも日産車の基準に準ずることになります。

しかし、当時のスバルのハブボルトは日産と同じM12×1.25を使用していたにもかかわらず、指定する締め付けトルクは9kgf/ ± 1となっていました。

つまり「8kgf·mから10kgf·mの間のトルクで締め付けていればOK」という、わりとアバウトなトルク設定ということになります。

スバル車のハブボルトのサイズは日産車と同じM12×1.25を採用しており、ホイールナットは日産が二面幅21mm、スバルは19mmという違いはあってもハブボルトの強度に違いはなかったはずです。

ホイールのPCDはスバルは100の4穴、日産の小型車は114.3の4穴という違いもありましたが上述したようにレオーネバンがADバンのOEMであったことからも考慮すると同じくらいのトルクで締めていたはずです。

20年以上も前のお話で恐縮ですが、僕が整備士の見習いだった当時は「どのメーカーもだいたい10キロで締めときゃOKだから」と先輩に言われたものです。

当時は少しアバウトに感じていましたが、今になって各メーカーの締め付けトルクの数値をしらべていくと、あながちでたらめではなかったということになります。

ただし、現在の車は性能も大幅に向上していますし、ハイブリッド車やEVのようにモーターでの駆動をするとなると、ホイールナットの締め付けトルクにも厳しい管理が必要になります。

とくにモーターのみで駆動するEVは、いきなり大トルクを発揮することができるため、強力な駆動力がホイールに加わることになります。

トヨタ傘下としてのスバル

スバルは以前からトヨタと業務提携をしていましたが、2012年に販売を開始したBRZ/86の共同開発なども行われており、関係性は強化されていきます。

両社は2019年に資本提携が締結されましたが、それ以前に製作されているモデルにもトヨタ色が見えるように感じます。

それぞれの車に添えられる取扱説明書に記載されているホイールナットの締め付けトルクの表記にも少し変化があります。

2011年くらいまでは締め付けトルクは80N·m~100N·mといった具合に幅を持たせていた表記でした。

その後は「100N·m」「120N·m」といった、締め付けトルクの数値を明確にしているところも「トヨタに寄せたのかな?」と思ってしまいました。

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【マツダ|MAZDA】

◆マツダ軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
マツダ

ホイールナット締め付けトルク一覧表

マツダ|取扱説明書ダウンロードはこちら>>
◆ホイールナット二面幅21mm/ハブボルトサイズM12×1.5
CX-3
CX-5
CX-7
CX-30アクセラ
(BM5AP)アクセラハイブリッド(BYEFP)デミオ
(DJ3FS)
(DJ5AS)
(DJ3AS)MAZDA2
MAZDA3
MAZDA6MX-30
(DREJ3P)MX-30 EV
(DRH3P)ロードスター
(ND5RC)
108N·m~147N·m
(11kgf·m~14kgf·m)中央値は128N·m
RX-8
MPVアクセラ
(BK3P)
(BLFFP)
(BLEFP)アテンザ
(GH5AS)
(GHEFS)
(GH5AW)カペラ
カペラカーゴ
テルスターデミオ
(DY系)
(DW系)
(DE系)センティア
ビアンテ
ファミリア
プレマシー
ベリーサ
ミレーニア
88N·m~118N·m
(9kgf·m~12kgf·m)中央値は103N·m
2013年以前に製作されたモデル
ユーノス・ロードスター 88N·m ~ 118N·m

中央値は103N·m

ウェブマニュアル
トリビュート リサーチ中
プロシード リサーチ中
RX-7(FD3S) 88N·m~118N·m
(9kgf·m~12kgf·m)中央値は103N·m
ボンゴ
※前輪およびシングルタイヤの後輪
89N·m~117N·m
(9kgf·m~12kgf·m)中央値は103N·m
ボンゴ
※ダブルタイヤの後輪
147N·m~167N·m
(15kgf·m~17kgf·m)中央値は157N·m
タイタン 
※前輪およびシングルタイヤの後輪
118N·m ~ 147N·m

中央値は133N·m

タイタン
※ダブルタイヤの後輪
167N·m ~ 186N·m

中央値は177N·m

ウェブマニュアル

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※解説と注釈

2013年よりあとは数値が上がっている

今回のトルク一覧表をまとめていると、マツダ車に関しては2013年あたりからホイールナットの締め付けトルクの基準値も高くなっていることがわかりました。

エンジン性能やトランスミッションの効率化も進化することでホイールとハブの結合強度もより高く設定するのは自然な流れと言えます。

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【ダイハツ|DAIHATSU】

◆ダイハツ軽自動車のホイールナット締め付けトルク表はこちら>>
ダイハツ

ホイールナット締め付けトルク一覧表

ダイハツ|取扱説明書ダウンロードはこちら>>
◆ホイールナット二面幅21mm/ハブボルトサイズM12×1.5
YRV、

アルティス、アルティスハイブリッド、アトレー7、

クー、ストーリア、テリオス、トール、パイザー、ビーゴ、ブーン、メビウス、ロッキー

103N·m / 10.5kgf·m トヨタOEM含む
グランマックスカーゴ
グランマックストラック
103N·m / 10.5kgf·m トヨタOEM

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※解説と注釈

トヨタとの関係は最古参?

ダイハツ車のホイールナット締め付けトルクに関しては10.5kgf·mで統一されたまま数十年経っているように感じています。

ダイハツは1970年代に資本提携を結んで依頼、共同開発で小型車を開発していることもあって、部品の共用化やサービスデータなど、一つの会社の中での部門のようなポジションといえます。

ハブボルトのサイズもトヨタとダイハツは、同じくM12×1.5になっていて、締め付けトルクも同じという、グループ企業のような足並みで進んできました。

両者ともOEM生産の車の販売も行われており、その意味でも締め付けトルクなどのサービスデータも統一されていると考えられます。

軽自動車も普通車も同じトルク

トヨタ車の場合は103N·m(10.5kgf·m)に当てはまらない車種も一部あり、それぞれの車種に要求されるトルクが記載されていました。

それに対してトヨタ傘下のダイハツ車の場合、エンジン排気量が小型車のカテゴリーにおさまるものが多いこともあり、強力なトルクを有するモデルはありませんでした。

そのため、ほぼ全車に対して同じ締め付けトルクを指定しても問題ないと言えます。

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【光岡自動車|MITSUOKA】

光岡自動車

ホイールナット締め付けトルク一覧表

オロチ 不明 キャリパー周りのベースはホンダ・レジェンド
ガリュー

(2015~)(5代目)

不明
(108N·m ?)
ベース車は日産ティアナ
ビュート 不明
(108N·m ?)
ベース車は日産マーチ
ヌエラ(初代) 不明
(108N·m ?)
ベース車はホンダ・アコード
ヌエラ(二代目) 不明
(103N·m ?)
ベース車はトヨタ・カローラフィールダー

 

※解説と注釈

日産車をベースにすることが多いメーカー

光岡自動車は、個性的な外見と独自のコンセプトに重きをおいた日本では最小の自動車メーカーとなります。

とはいえ、エンジン出力向上などのスポーツモデルとしての進化を目指したわけではなく、あくまでも独自のデザインを具現化するためのパートナーとして日産を選んだのではないでしょうか。

エンジン出力に関してはベース車と変わらないことも多く、ホイールナットの締め付けトルクもベース車と同じで問題ないと考えられます。

実際に作業をするユーザーさんは、取扱説明書があればスペアタイヤとの交換要領の記載部分に目を通してみることをおすすめします。

【いすゞ|ISUZU】

ホイールナット締め付けトルク一覧表

◆ホイールナット二面幅21mm/ハブボルトサイズM12×1.5
ビッグホーン(UBS26)

ミュー

ウィザード

103-127N·m / 11-13kgf·m

中央値は118N・m/12kgf·m

 

 

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おすすめトルクレンチ

トルクレンチ 3種類 比較2

スタッドレスタイヤとの入れ替えや、タイヤのローテーションなど、年間に数回のタイヤ交換の作業であれば本格的なトルクレンチを用意しなくても事足ります。

トルクレンチはプリセット型のものが使いやすく、丈夫で価格のやすいものも出回っていますが、トルクレンチとしての精度もホイールナットの締め付けならどれを選んでも問題ないです。

購入の際にはエクステンションバーが付属して国産車のホイールナットの2面幅、21mm、19mm、17mm、のソケットレンチも付属しているものがおすすめです。

価格も安く、上記のレンチやエクステンションバーもセットでハードケースもついているエマーソンのトルクレンチもおすすめです。


【関連記事】アストロプロダクツのプリセット型トルクレンチの精度を比較レビュー

最後に

アストロプロダクツ トルクレンチ

ホイールナットの締め付けトルクに関しては、以前はどのメーカーも「98N·m~118N·m」といった表記する数値に幅を持たせていました。

すべての車にトルクレンチを載せているわけではないので「だいたいこのくらいで締めときゃ大丈夫ですよ」という参考値だったのでしょう。

すべてのタイヤ脱着作業を道具や設備のととのった整備工場でするわけではなく、緊急時の応急処置として専門知識がない一般ユーザーがホイールナットの増し締めをすることもあります。

とはいえ、取扱説明書などに記載されている内容に対しても厳しく責任を問われることが多くなったという時代の流れもあってか、指定するトルク値も明確にしているのかもしれません。

この記事の内容について

本記事に掲載しているトルク値については、かなりの時間をかけて調べていますが、不完全な部分や分かりづらい部分もありますが、なにとぞご容赦のほどをお願いします。

できるだけ見やすいように今後も加筆修正していく予定です。

情報共有のお願い

この記事の最下部にコメントの書き込み欄がありますので、お気づきの点や誤植へのご指摘などあれば教えていただけると助かります。

また、レアな車種の締め付けトルクをご存じの方は、取扱説明書の画像や参考サイトなどを教えていただけるとありがたいです。

それでは皆様、ご安全に。

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関連記事

コメント

  1. タカハシ より:

    久々にコメントします
    SUBARU SOLTERRA 140N・m
      現行レガシィアウトバック BT5 120N・m
      現行WRX S4 VB 120N・m

    TOYOTA bZ-4X 140N・m

    について追記お願いします
    ソルテラはトヨタ準拠なのかEVだからなのか・・・両方ですかね?

    • サボカジ サボカジ より:

      タカハシ様

      情報共有をありがとうございます。

      エビデンスの確認も取れたので早速加筆しておきました!

      トヨタの場合、ランドクルーザーやレクサスでもM14ボルトを採用するようになっていて、
      ホイールボルトの締め付けトルクを140N·mに指定していました。

      今後もM14のハブボルトを採用するモデルにはこのあたりの締め付けトルクを採用しそうですね。

      そういえば、TOYOTA bZ-4Xのハブボルトに関連してリコールが出てましたね。

      【外部リンク】bZ4Xのリコール

      • タカハシ より:

        SUBARU D情報ですが海外で1例?数例?あったようです
        発進停止(急?)を細かく繰り返すと緩んでしまう症状だったようです

        設計見直しで解決した模様
        トヨタ・SUBARUともに初EVで出鼻をくじかれてしまいました
        国内納車は試乗車だけで一般車両が納車されていなかった分、ダメージは少なかったと思いますが

        • サボカジ サボカジ より:

          タカハシ様

          情報をありがとうございます。

          やはりEVということもあって、低速トルクのお化けみたいな車ですから
          もう少し高い締め付けトルクがいいのかもしれませんね。

          テスラなんかは170N・mくらいで締め付けるようになってますし。

          じつは、かなり難航しているのですが、
          輸入車のホイールボルト、ナットの締め付けトルク一覧表を作成しているところです。

          • タカハシ より:

            ソルテラの試乗&簡単見積もりで気づいたのですが
            車側からボルトが出ていてホイールをボルトに通す形が一般的?だと思いますが
            車側が穴?になっていてボルトを挿して回すような感じになっていました
            (買わないので詳細までは聞きませんでしたがDIY交換は可能との返事、慣れないと難しそうな個人の印象ですが)

            アウトバックは130N・mエッセ110N・mで普段締めているので滅多なことはないと思いますが

            輸入車のトルクも気になりますね!
            国やメーカーの考え方で変わるでしょうし

          • サボカジ サボカジ より:

            タカハシ様

            >車側からボルトが出ていて
            >ホイールをボルトに通す形が
            >一般的?だと思いますが
            >車側が穴?になっていて
            >ボルトを挿して回すような
            >感じになっていました

            ↑ そうですね。ドイツ車はほとんどこのタイプで、締め付けトルクは120N・mから140N・mが多いです。

            タイヤを取り付けるときはボルトが出ていないので腰を痛めそうになります(笑)

            ハブにねじ込んでホイールの取り付けを補助するアイテムもあり、これがないとホイールの穴がなかなか合わないときがあります。

            輸入車のホイールボルトのトルク一覧は調べていて面白いです。

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